錬金術が重要
錬金術とは、最も狭義には化学的手段を用いて卑金属から貴金属(特に金)を精錬しようとする試みのことです。また広義では、金属に限らず様々な物質や人間の肉体や魂をも対象として、それらをより完全な存在に錬成する試みを指すのです。
人生においては、この金を創り上げる仕組みや工夫が必要になるのです。
戦国時代の信長、秀吉、家康の三英傑もこの錬金術を持って天下を治めたのです。
その為に個人でやらなければならないことは、
①皆が欲しがるモノを自分自身でも身に付ける
自分が欲し物では無く、多くの人々が欲しいと感じる物を所持することで、格が上がるのです。
三英傑はこぞって肩衝茶入れ等の茶道具を所持し、戦国武将は領土石高よりも、貴重な茶道具を褒美として望み勇敢に戦ったのでした。
②勝負に勝っても試合に負けてはダメ
錬金術で大切なのは成果、アウトプットなのです。いくら過程が正しく、良い戦いをしても勝たなければ意味が有りません。つまりは泥臭い戦いで最期にはギリギリでも勝つ戦い方をしなければ意味が無いのです。
③ここにビジネスチャンスがある筈だ
現代に於いても、メタバースの時代に於いても、ここにビジネスチャンスが有るのです。
激しい戦いの末に勝つ戦い方、勝てる相手と組まなければならないのです。その為の連携の仕方や分析に置いて最も力を入れて行かなければ成果には繋がらないのです。
④イノベーションのジレンマ
イノベーションが市場に広がる過程では、旧利権者があらゆる汚い手を使って足を引っ張ります。
ですから、どんなに優れたイノベーションでもキャズムを越えるのは至難の業ではありません。
しかしながら、それを乗り越える勇気と忍耐力こそが成功に繋がる秘訣となるのです。
⑤会費、給料、家賃等の日銭定期収入
イノベーションジレンマを耐える間を生き延びる蓄えが必要になります。
戦国時代の兵糧攻めに耐える為の工夫と同じように蓄えを持つことが必要です。
加藤清正は熊本城内に食用の樹々を植え、いざとなれば壁まで食べれるように設計していたことを学ばなければなりません。
⑥電気、ガス、水道、携帯等のライフライン
たとえ災害や石油ショックでライフラインがストップしても、しばらくは独力で生きながらえる備えを日頃からしておく必要があるのです。
⑦地下資源の採掘
本当の意味での錬金術になります。
昔は丹や金銀銅等の地下資源が貴重な資源として脚光を浴びて来ました。近年では石炭、石油、
レアアース等が貴重な資源になっています。
実は日本の地下には世界最大の地下資源が眠っていることが近年の調査で明らかになって来ました。第七鉱区には莫大な油田が眠っており、南鳥島沖の排他的経済水域内では、超高濃度レアアース泥が発見されているからなのです。
⑧貴重な収益源の確保
江戸時代の錬金術で言えば養蚕、塩田、茶栽培、藍玉の生産等の高付加価値を産む産業に着手する事でその時代に合った産業で高利益を確保出来るように頭を使わなければなりません。
⑨ 時間の錬金術
メタバース時代に於いては、お金よりも時間が貴重な世界になるようです。その時間を生み出すことこそが錬金術になるのです。
倍速再生、CMカット、待ち時間ゼロ、移動時間ゼロ、24時間365日稼働と言った仕組みが、無駄な時間を排除し、時間を増やす解決策に繋がって来るでしょう。
⑩投資による錬金術
メタバース時代をリードする人材育成、ベンチャー企業、メタバース関連企業、全ての基本材料になる半導体関連企業に投資することが令和時代最高の錬金術となりそうです。