④七つの能力を武器にしろ
七つの能力は、人間力を付けるソフトスキルのことです。
高い偏差値を目指すよりも、こちらの方が人生には大事なのです。
①忍耐力とは?
子ども達に本当に必要な能力の6番目は、忍耐力です。最近の幼稚園児や小学校低学年の生徒達を見ていると、著しく我儘で、我慢が出来ない子ども達が増えて来ているように感じます。
コンピューターも、簡単に壊れてしまっては使い物になりません。故障しない、壊れない、そして耐久性の高いコンピューターであることが必要なのです。人間も基本的には同じなのだと考えます。
子ども達には、嫌いなことでも我慢をさせることはとても大切なのです。
小学校受験の面接で「嫌いなものが給食に出たらどうしますか」の正解は「我慢して食べます」なのです。これは忍耐力を試す質問なのです。
給食を残す、つまり目の前の問題から逃げてしまっては問題は解決しません。
ゲームや競争に負けると、怒ったり、放り投げたりする子ども達が増えていることに驚きます。
嫌な時でも最後までやり抜くことこそが絶対に必要です。
我慢出来ない子ども達は、いつも逃げることばかり考えるので、それではその子の人生自体が不幸になってしまう危険が高いからなのです。
子ども達が将来、立派な社会人となり幸せに暮らす為にも、両親は子ども達に我慢をさせる忍耐力を付けさせてあげなければなりません。
子ども達を甘やかすこと、観て見ぬふりをすることは、絶対に避けて欲しいのです。
忍耐力を身に付けた子ども達は、将来きっと幸せな家庭を築いていける筈だからなのです。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。
②創造力とは?
子ども達はそれぞれが、何らかの使命を持って生れて来たものと信じております。それが何なのかを、子ども達と同じくらいに理解しなければならないのが、親の使命なのではないでしょうか。
子ども達が本当に好きなことは、子ども達の眼の輝きを見ればわかる筈なのです。それらを見極めて、得意な分野や好きなことを伸ばしてあげるのが親の役割なのです。
子ども達の将来についても、親が一方的に決めるのでは無く、子ども達の適正を見極め、環境を選び、子ども達の才能を引き出してあげる支援こそが、親に課せられた役割なのではないでしょうか。
その為には、子ども達が、「ワクワクドキドキ」できるような体験を出来るだけ沢山させてあげられるように、両親には心得て欲しいのです。
「ワクワクドキドキ」しているときの子ども達の眼差しは、まさにギラギラと輝いているはずです。その輝きを拾い上げて、「創造力」を伸ばしてあげることこそが子育ての真骨頂なのです。
「創造力」とは、新しいものを生み出す力なのです。この言葉は創作や発明、あるいは新しい考え方など、オリジナリティの強いものに対し使うことが多いようです。
子ども達に「勉強が嫌いになって欲しくない」からと言って勉強させるのを躊躇し、先取りの勉強は逆効果だと怖がる両親がおられますが、それは全くの間違いなのです。
子ども達が興味を持ったことを見逃さず、それに対しての調べ方、学習の仕方を教えてあげれば、子ども達は自然に勉強好きになるからなのです。
ですから、能書きや言い訳を言う前に子ども達を屋外に連れ出してみましょう。
まずは、子ども達が興味を持つことを「知る」ことから全てが始まります。
子ども達は外で様々な体験をすることで「ワクワクドキドキ」の気持ちがこみ上げ、もっと知りたい、もっとやってみたいという素直な気持ち、「モチベーション」が沸いてきます。そんなときには、目を大きく開きギラギラと輝かせて、満面の笑みを浮かべるのです。それこそが自分の子どもが興味を持っている証拠です。
そして得意なことを見つけるのに繋がるヒントでもあるのです。
それを発見したら、次に両親は、子ども達が興味を持ったことに関して、もっと踏み込んで情報や機会や環境を与えてあげることが大切です。例えば図鑑を買ってあげることが良いのです。そして、子ども達と一緒にそのことに取り組んでいくことが大切なのです。
もしサッカーや野球に興味があるのなら、子ども達と一緒にプレーをすると同時に、本物のプロサッカーの試合を見せてあげることも重要なのです。
プロの試合を観戦する。もっと言えばワールドカップやオリンピックで世界一のプレーを自分の目で見る体験をさせてあげる。メジャーリーグの試合を観戦してその雰囲気や感動を直接体験させてあげる。
そんな経験をさせることで、子ども達には、自分の目標を明確にし、高いレベルで自己実現したいというエネルギーが沸いてくるでしょう。
私の息子の場合は、自分で野球を選んだので私は「一流の選手になりたかったらイチロー選手のように学校でオール5を取れるぐらい勉強ができないといけません。中田英寿選手のように外国語が流暢に話せないと一流の選手にはなれません」と、いつも洗脳していました。
つまり「野球の練習と同様に勉強をやるのは当たり前で、英語は絶対に話なければならない」という意識を植え付けた訳なのです。
結果として、「勉強しなさい」と強制する必要は無く、子どもを育てることができました。言わば、世のお父さんお母さんが悩んでいる子どもとの我慢比べに「戦わずして勝てた」のです。
反対に子どもを医者にさせたいと言って、子どもが医学に全く興味が無いのにもかかわらず、医学部を無理やり受験させるバカな両親が多いことには腹が立ってしまいます。
なぜなら、そこには子ども達に「ワクワクドキドキ」がないからです。
興味がない子ども達に、無理やり強制しても何も良いことはありません。
ただし、子ども達が本当に目をギラギラさせて「お医者さんになりたい」と言った時には、いよいよ両親の出番です。思いっ切り全力で協力をしてあげてください。その場合は、子ども達が医学を学びやすい環境をきちんと整えれば、医師になれる可能性がグンと上がるからなのです。実際にそのような子ども達を沢山見て来たからなのです。
子ども達には、世界に視野を拡げて、異文化交流や異業種交流の環境を与えてあげることが理想です。子ども達を、決して「井の中の蛙」にしてはならないのです。
21世紀に必要とされる能力が、この「創造力」なのですが、日本人にとっては、まだまだ足りない最大の弱点の1つでしょう。
その大きな原因は、日本人の主体性の無さにあるのです。主体性の無さこそが日本人の最大の弱点であり、総合的な人間力を低下させている阻害要因となっているのです。
日本人と主体性について考えるときに、1つ考慮したいのは、脳科学の分野で「制裁行動機能(サンクション)」と呼ばれている人間の行動パターンなのです。
脳科学者の中野信子氏によると、人間には集団の邪魔になりそうな人が居た場合、その人に制裁行動を加えて排除しようとする制裁行動機能(サンクション)が脳に備わっているそうなのです。この制裁行動機能は、仲間を守ろう、社会性を保持しようという、集団を維持するための「向社会性」の表れなのですが、「和を以て貴しとなす」のチームワーク精神が強すぎる日本では、個人の主体性を著しく抑制してしまうという弊害も考えなくてはなりません。
「出る杭は打たれる」「年功序列」「村八分」に象徴されるように、日本では全体との協調性が最も優先されるあまり、個人で動くことが許されない傾向にあったことは事実なのです。
このような受身的な考え方やルールが、今まで「創造力」を発揮する上で制約条件になっていることは否定できません。しかしながら21世紀は、間違いなく「出る杭」の時代なのです。
今後の日本では、これらの点を見直し、バランスの取れた和の精神と個人の力の関係性を築いていくことが必要とされるのです。
それと同時に、自分と全く違う環境の人々との交流を活発にする必要もあるでしょう。
異文化交流や異業種交流の環境を子ども達に与えてあげることも、両親の大きな責任の一つなのではないでしょうか。
ところで、日本人の中には、元々豊かな「創造力」が潜んでいることは、日本の文化、芸術、農業、和食、建築を振り返れば一目瞭然なのです。 一方で、現代の日本人は創造力を表現する事がとても苦手なのです。例えば日本のアニメ産業を見ても、インナーチャイルドとも呼ぶべき、内なる「創造力」のエネルギーから、繊細な図柄や装飾と、壮大なストーリーとが成り立っていることが解るでしょう。一度そのエネルギーが表現されれば、とてつもない「創造力」が発揮されるのは明らかなのです。それらを生かすためにも、ワクワクドキドキの経験をたくさんすることがとても大切なヒントとなります。毎日の生活の中にも、創造力を育てるワクワクドキドキを是非見つけてください。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。
③信頼性とは?
両親は、自ら子ども達にしつけを教え、子ども達の信頼性を鍛えなければなりません。
決して言葉が汚く、ルールやマナーを守れない人間に育ててはなりません。それは信頼性が、忍耐力に続く、日本人の強さだからです。
そしてこの信頼性は、特に父親のしつけによって子ども達が身につけられるものなのです。
ですから、ときにはお仕置きをしてでも、絶対に譲ってはいけない部分なのです。信頼性のある人間に育つのと、そうでないのとでは、その子ども達の人生に大きな違いが生まれます。
もし子ども達の将来の幸せを願うのであれば、ここだけは絶対に譲らずに、頑固な子育てをして行きましょう。
そして、信頼性を保つポイントは、真直ぐであること、いつも素直であることなのです。
また、最近の子ども達の中には「ごめんなさい」の一言さえ言えない子ども達が増えているように感じます。
もしも間違ってしまったとき、迷惑をかけてしまったときには、必ず「ごめんなさい」が言えるように躾けてください。
もともと稲作農耕民族の日本人にとって、村の人々から信頼されることは、生きて行くうえでは必須でした。
農耕民族にとって、不誠実な態度を取ることは、村や民族全体の不利益に繋がることから、正直であることが美徳とされてきました。
また日本人同士の関係は、信頼関係によって成り立っています。昔はそれこそ、家には鍵も掛けずにあけっぴろげで、商売や物の貸し借りや、お金の貸し借りについても、現金決済でもなく、信用ベースの取引で全てが成り立つくらい、信用が社会を繋ぎ、平和な時代が続いてきたのです。現代においてこそ、契約書が必要になりましたが、日本では未だに契約書よりも信頼の方が大切な社会であり、一度でも信頼を失うと、二度と相手にしてもらえない文化が続いています。
信頼は、お金よりも大切であること、また信頼が有ればお金は自然とついて来ることを子ども達には、是非教えてあげてください。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。
信頼はお金では簡単に買えない
④主体性とは?
子ども達の主体性やアイデンティティを伸ばしてあげましょう。両親が自立支援のコーチ役となり、時には伴走しながら、子ども達を後方から支援してあげましょう。その成果として、自分でやれる子ども達に育てるあげることが重要なのです。
その為に両親は、子ども達がワクワクドキドキで得た興奮や、やる気を、実行に移せるように、子ども達の「始めスイッチ」を入れて「主体性」を育ててあげなければなりません。
なぜならば、子ども達がせっかくやる気になっても約85%がやる気だけで終わってしまうのが現実だからなのです。
もしもやる気が実行されなければ、文字通り「絵にかいた餅」でしか無いからなのです。
そして、現代の日本人に最も足りない能力がこの「主体性」で、「主体性をいかに育てるのか」こそが、日本教育の最大の問題点だと私は考えるからなのです。
そしてブログでも、一番知っていただきたいポイントなのです。
ですから両親が、「主体性」の大切さにさえ気づいてさえしまえば、自然に晴らしい子育てが可能になるものと信じているのです。
ところで、世界を動かす天才達の共通点は、幼い頃にモンテッソーリ教育を受けていたこてだと密かに言われています。
たとえば、Apple創業者のスティーブ・ジョブズ氏、Microsoft創業者のビル・ゲイツ氏、Google創業者のラリー・ペ-ジ氏、セルゲイ・ブリン氏、Amazon創業者のジェフ・ベソス氏、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏、ウィキペディア創業者のジミー・ウェールズ氏、元大統領のバラク・オバマ氏、経営学者のピ-ター・ドラッカー氏、日本では天才将棋棋士の藤井聡太氏等があげられます。
モンテッソーリ教育の目的は、それぞれの発達段階にある子どもを援助し、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続けるる姿勢を持った人間に育てる」ことです。
つまりは、主体性を伸ばす教育方法なのです。
これを知ったことは、両親にとっても絶好のチャンスです、これを機会に子ども達の主体性をぜひ伸ばしてあげましょう。
さて、主体性で一番大切なポイントは、とにかく自分でやる(DO)ことに尽きます。「全て自分でやる!」と子ども達が思えるようになれば、大成功なのです。自分の意志でやるべきことを、イメージ・計画し、それを自らの力で実行し、習慣化し、仲間を集めて、失敗も乗り越えて、目標を達成して喜び、また成長を繰り返していくのです。
学校では、幼稚園から大学までのほとんどが「受身的な授業」、また日常生活は「母親の言う通り」、TVは一方的に「情報を受け取る」だけ、TVゲームも「ルール通り」やらされているのが危険なのです。
下手をすれば生活のほとんどが、言われたままに行動し、結果として完璧な「指示待ち人間」「マニュアル人間」ばかりが日本に増えてしまったのです。
今までの日本人は、誰々の「有名な先生が言った」から、「ニュースでやっていた」から、芸能人の「誰々さんも使っている」から、などが判断の基準になってしまい、自分自身の正しい判断基準を持っていないのが現状となってしまっているのです。
ビジネスの世界では、売り手はそれらの日本人の弱点を突いて、誰々が「ご愛用」です、皆買っているのに、「あなただけ乗り遅れますよ」、と言って不安をあおります。
その結果、消費者は、結局我慢ができずに欲しくもない物でも買ってしまうのです。
これらの「横並び意識」が、日本でのファーストペンギンを誕生させにくい環境にさせているのです。
これからの子ども達の未来は、AIにも支配され無いように、主体性を強く持ち続けることに掛かっているのです。子ども達の主体性を育てて、未来に羽ばたける子ども達に教育をしてあげてください。
受け身に回ったら負け
⑤リーダーシップとは?
21世紀型のリーダーは、20世紀型のリーダーとは違います。20世紀型のリーダーであれば、皆をまとめて決められた一つの方向に進めばよかったのですが、21世紀型のリーダーは新たなチャレンジを推進させるようなリーダーでなければなりません。
つまりは創造性に富んだファンタジスタこそが、理想のリーダー像なのです。
聖徳太子のように、一遍に十人のいうことを聞き分けられるような能力が、本当に必要な時代なのです。十人十色と言いますが、バラバラの意見を一つにまとめるのは非常に難しいことです。それには、喧嘩をすることも必要です。特に言葉の違う英語などの言語で激しくやり合うことが必要になるのです。その結果として、多くの意見を調整して一つの大きな結論としてまとめ上げることができれば、全ての関係者にとって、それほど嬉しいことはありません。
一方で、ネットの世界では、なにか切掛けとなる事件が起これば、ここぞとばかりに、「挙げ足を取」って、「梯子を外そう」とする輩が、徘徊して炎上してしまう、とても危険な世界です。
そのような環境で多くの人々の意見を纏めて、統制する能力はとても重要な能力なのです。
私の息子の場合には、中学生の頃から、いつも一歩引いて裏キャプテンとしてチームを纏めることを心掛けてきました。
本当に組織を纏める為には、トップダウンでは無く、横の繋がりでチームを纏めて行かなければならないのですが、もし自分がキャプテンになってしまうと、公平な立場で横の連携の調整ができなくなってしまうからだと思います。
メンバーと同じ目線に立って、一緒に馬鹿もしながら組織を統率して行くのが、これからのリーダーの姿なのです。
例えばチームメンバー全員の意見を聞いて、リーダーが話を纏める場合には、まずは全員の意見をしっかりと聞くことが重要です。
意見を聞いてもらうことで安心をするメンバーもいれば、本当の意見を言えないメンバーも中にはいるかもしれないのです。だからこそリーダーは、メンバーの心を読み取ったうえで、言えないこと、見えないことでも拾い上げて、メンバーの意見を纏めあげなければならないのです。
信頼をしている人でないと本当のことを言えなかったりするので、そのようなリーダーが意見を聞くことは大事です。
会社などの組織では、宴会席を設けて、お酒が入った状態で、日頃は言えないことを聞き出す習慣もありましたが、最近では、そのような機会も減少してきていることから、リーダーの能力に頼る比重が益々高まるのです。
子ども達においても、皆からの信頼を得て相談を受けられるような心の広い人間となって欲しいのです。
そして、今後本物のリーダーに求められていることとは、世界中が尊敬している武士道精神を、世界に広げて「平和で支え合う世界」を築くことなのです。
日本の「武士道精神」とは、自分自身の心と向き合う「自己規律」・「精神」の強さを表す言葉であり、他者を力ずくで圧倒し、外界に見せびらかすパフォーマンスではありません。
これは日本の美学であり、「心の姿勢」を表す「道徳心」の集大成です。私は武士道精神を「大和魂」と言う言葉に置き換えて使用しています。
ですから、「ワクワクドキドキ」を通じて世界の人々の心を動かし、この「大和魂」を伝えていくことこそが、本物のリーダー仕事です。
このような役割を担う、真のリーダー達が日本から育っていくことを、応援したいのです。
両親にも、自分の子ども達を、ぜひともそのようなリーダーに育て上げて頂きたいと、切に願っています。
ハブになれ、感動的な秘話
⑥問題解決力とは?
問題解決力⇒子どもに好かれるたったひとつの理由
「問題解決力」とは、自分の夢や与えられた目標を達成するために、正しい手順(目標→計画→進行管理)を経て、課題や問題点を解決するために欠かせない能力です。
たとえば登山の場合、登頂と言うゴールに対しての登山計画があります。その計画に沿ってなるべく予定通りに登山を進めるのですが、実際の登山では天候の変化や体調不良等、予想外の様々な問題が起こるのです。そのような際にも正しいプロセスを経へて、ひとつひとつの問題を解決していけるからこそ、最終的に登頂というゴールに到達することが可能になるのです。
そのプロセスなしに、いきなり登頂というゴールにたどり着くことはできません。ともすればそのプロセスを飛ばそうという邪心が人間には芽生えるからこそ、注意が必要なのです。
ところで、子ども達がお父さんを好きな理由はたったひとつだと言われています。
それは、「お母さんが好きな人」だからと言うことです。
ですから、子ども達に好かれるためには妻に好かれなければなりません。
妻に好かれるためには、妻を理解し、しっかり支えてる必要があります。
また、母親にとっても、子ども達は両親の真似もすると思うので、素晴らしいお父さんでいてくれないと困るわけです。
ですから両親は、子ども達の前では絶対に喧嘩をしてはいけません。
また母親も、子ども達の前で父親に文句を言ったり、見下すような態度をとってもいけません。
もしそのようなことをすれば、すべて自分の子ども達に投影されてしまうからです。
もし女の子であれば、その子は母親をよく見ているので、父親を見下すようになるかもしれません。そうすると、家庭は不和となり、子ども達も真っすぐに育たなくなります。子ども達を優秀に育てようと思ったら、夫婦円満であることが大切です。
もし、母親が子ども達の教育や受験勉強で悩んでいる場合には、まずは、どうやったら妻を安心させられるか考えてみましょう。
たとえば、妻の話や愚痴を聞いてあげること、そしてアドバイスしたり、自分が代わって子どもの面倒を見ることも必要です。
そういった意味では、妻のケアも子ども達のケアも父親がしなくてはならないので、本当に父親の責任は重大です。
父親にそういう気配りができるようになると、母親が変わっていきます。
子どもにとって“賢い母”になろうとし、妻は夫を立て、きれいな言葉を使い、笑顔の絶えない母親でいようと努力するようになるでしょう。
この循環をつくることがとても大切です。
家族が円満になれば、今度はゲームを通して、楽しく家族で交流することもできるようになります。大事なのは、何かをしながら、いつでも頭を使う習慣をつけること。そのための方法を準備するのが、父親の大切な役割の一つです。
子どもというものは、いつも習慣として行っていることには、疑問を抱く前に勝手に体が動きますが、逆に、習慣になっていないことを始めようとすると、面倒くさいと言って、やらないことに決めてしまうことが多いのです。
ですから両親はそれをよく覚えておき、必要な活動については習慣化させるよう導きましょう。一見些細なことに思えますが、そういう日常の積み重ねが子育てにはとても大切で、実は簡単な方法でもあるのです。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達て一緒になって全力で取り組んでみてください。
⑦大志とは?
人には魂を吹き込んでこそ、初めて一人前の人間となることが出来るのです。
志とは、ある方向を目ざす気持ち、心に思い決めた目的や目標のことを言い、「大志」とは大きな志のことをいいます。
ですから「大志」は、魂といってもよいのだと思います。そして魂を磨けば個が育っていきます。
アップル社を創業し、Macintosh、ipod、iphoneでテクノロジーの世界を変えてしまった天才スティーブ・ジョブスの成功も、彼が「大志」を持っていたからでした。
ジョブスが精神的な支えとしたのは、日本の「禅」の魂だったのです。
ジョブズの魂は、まさに日本人と同じになり、日本の文化がジョブズに大きな影響を与えたのです。「禅」の魂無しでは、ジョブズの成功もありませんでした。ジョブズは「禅」の修行、瞑想を続けるなかで、閃いたイメージを形にしたからこそ、次々と革新的な発明を実現できたのです。
ですから、子ども達にも魂を注入すること無しでは、次なるジョブス、日本版のジョブスを生み出すことはできません。
最近ではニート、無気力で働かない若者が増えているようですが、それらの原因も父親にあると私は考えています。
自分の子ども達に、魂を吹き込まなければ、それは人間ではなくただの動物だからなのです。
それから日本人なのに、日本人のことを全く知らないのが今の現代人だと私は強く感じてしまいます。
なぜ知らないのか、その答えは学校でも、社会でも教えて貰えないからなのです。
そもそも学校教育に、過大な期待をしてはいけないのだと私は感じてしまいます。
特に公立学校は、基礎学習と団体行動を教えてくれる場所だと割り切って考えておいた方がよいでしょう。
それでは大志を育てるには、どうしたら良いのでしょうか?
答えは、自宅で父親が教えることなのです。
ところがその父親も、戦後生まれの祖父も学校では習わなかったので、どうしたら良いか分からないのが現実なのかもしれません。
日本国どころか、自分の家系の歴史についても、伝承伝されていないのが現実なのかもしれません。
NHKで「ファミリーヒストリー」という番組があります。
芸能人を中心に家族のルーツを辿っていく番組です。
毎回、それぞれの家系の貴重な歴史を紐解いていくのですが、それぞれの家系に素晴らしい歴史があるにも関わらず、びっくりするくらい子孫には伝わっていないことが明らかになります。
そこで番組では、毎回のゲストが自分のルーツを知り、なぜ自分が今存在し、この仕事をやっているのかの答えを知り、感動とアイデンティティを得、今の自分に自信をつけるという内容になっているのです。
日本は現存する世界最古の国家であり、世界一長い天皇家の血統にほとんどの国民が繋がっていることは、信じがたい財産なのです。
人間の肉体は寿命を迎えれば滅びますが、魂は永遠に滅びません。
日本人が大切に伝えてきた魂こそが大和魂なのです。
大和魂は日本人が生きる姿勢、精神そのものだからなのです。
その大和魂を持つことで、祖国や先祖に対する畏敬の念とともに、自分がここに存在する理由とやるべきこと、それを実現させるための誇りと自信が湧き出てきます。
そこで初めてアイデンティティ(個)という概念が芽生えるのです。
父親は自らの手で、子ども達に大志(大和魂)を吹き込まなければなりません。決して、生きる目標もプライドもないニートのような人間に育ててはなりません。
大志(大和魂)は日本人の本質であり、日本人にとって最も重要なものなのです。そして、「強く正しく美しく」生きる姿勢こそが大志なのです。
もし日本人が、本当の意味で大和魂を取り戻すことができるならば、日本には経済的にも、文化的にも華やかな未来が待っています。そして日本だけでなく、世界に大和魂を拡げることができるなら、「世界平和と支え合う世界」を実現することが可能になると、私は信じています。
そして、それらを中心となって推進して行くのが、日本の子ども達なのだと期待しているのです。
ところが、第二次世界大戦敗戦後のGHQによる日本占領支配以降、「大和魂」の伝承は弱まってしまいました。そして大和魂の弱体化は戦後75年以上を経て、ボディーブローのように親子三代に影響を与えており、日本人の大和魂が弱まってしまったと感じています。
ですから、日本人に「大和魂」を蘇らせることこそが、日本人が21世紀以降の世界で豊かで平和に暮らしていくための鍵となるのだと私は考えています。
ところで、人間は魂が注入されて初めて人間と呼べるようになるのです。
もし魂が無ければ、ただの動物であり、野良猫やニートのような生き物と同じだからなのです。
繰り返しになりますが、ニートや落ちこぼれ問題の原因は父親にあると私は考えます。父親が子ども達に魂を注入さえしておけば、そのような問題が起きることなど断じて無いと私は信じております。
ですから父親には、子ども達には「日本人として生まれて来た意味」、「自分の家族の子どもに生まれて来た意味」、「これから果たさなければならない使命」を是非とも伝えて欲しいのです。
一番の問題は、父親自身が「大和魂」の意味を分かってないことなのです。父親自身もこの機会に日本人の「大和魂」を、改めて学び直して欲しいのです。
「青年よ大志を抱け」クラーク博士、大和魂を身に付けろ
「かくすれば かくなるものと知りながら
やむにやまれぬ大和魂」吉田松陰
⑧パフォーマンス検定とは?
パフォーマンス検定試験とは、プレゼンテーション、ケーススタディ、ディベートと言ったアクティブラーニングの実践を通して、社会活動で最も必要とされる能力、すなわち1)忍耐力、2)創造力、3)信頼性、4)主体性、5)リーダーシップ、6)問題解決力、7)大志といった非認知能力を高める事を目的とし、その為の①場所(参加機会)②ものさし(数値化して目に見える形で評価)③アプリケーションソフトウェアを提供する試験の事を言うのです。
この試験の最終目標は、「未来のリーダーを育てる事」なのです。
成績はスコア化ランキングされある程度公表されますし、ランキングによってステイタスが与えられて、優遇、割引、信用の対象になるので、
スコアを上げることが様々なメリットに繋がる仕組みを準備するのです。
現在の日本の若者達が内向き志向で、リスクを恐れ、チャレンジしたがらない傾向にあることが憂慮されているにもかかわらず、その具体的な解決策が無いのが現状となってしまっているので、若者達がたとえチャレンジで失敗しても、それを乗り越えて自らの道を切り開き、仲間とぶつかり合い、励まし合う、といったプロセスを実際に経験する「出稽古の場」を与え、それらの問題を解決するチャンスを提供したいと考えた結果、生まれたメソドロジーなのです。
⑨パフォーマンス検定は、なぜ必要なのか
1)日本人の強みを活かすEdTechが必要
日本人の「我慢強さ」、「最後までやり抜く
力」を再評価すると伴に、日本人のさらなる
潜在能力を引き出し、国民全体の総合力向上
を目指します。
そのような環境の変化に対応すべく、
教育の仕組みを再構築する事が求められて
いるからなのです。
2)幼少期にこそ高等教育が必要
アクティブラーニングを幼少期から導入する必要がある。その際の進行役MC(マスターオブセレモニー)が、特に重要なので、高度な能力と経験を要する為、マスター以上の学位を持ったスペシャリストに支援を依頼する事が必要になります。
3)創造力が必要な時代になる
AIに人間の職業が奪われかねないという
時代の中で、人間にしか出来ない繊細で
高度な能力が求められ、新たな発明や
新産業の開拓が望まれます。
そして、そのような時代に対応できる人財
を育てて行かなければならないのです。
4)たとえ一人では負けてもチームで勝つ
これこそが日本人の真骨頂であり、チーム
での相乗効果を生かして、個人や機械で
行うより大きな成果を生み出すことが、
戦前までの日本人がやって来たことで
あり、今後も力を入れて行くべきもの
なのです。
5)リーダーこそが必要な時代
高度経済成長期に求められたジェネラリストでは無く、チームをまとめ、より大きな力を生み出すリーダーの存在が益々必要になります。
つまりは、今までのような「言いなりのエリート」では無く、「自ら提案できるリーダー」を育てる環境を用意する必要があるのです。
6)世界のリーダーに
日本で育ったリーダーは、もちろん日本の成長の為に活躍してもらうとともに、さらにはアジアのリーダー、世界のリーダーとして世界平和と発展に貢献できる力を持っている事を信じたいのです。
これが新たな日本人の責任、
「ノブレス・オブリージュ」ではない
のでしょうか。
特徴
パフォーマンス検定試験とは、英語検定試験
や漢字検定試験のような、今までの検定試験
とは対極の試験なのです。
1)鉛筆とペーパー(問題・解答用紙)を使わないアクティブラーニングの体験型試験である事。
2)出された問題に対して受け身で答えるのでは無く、自ら積極的に参加し、答えを生み出して行くやり方。
3)個人単位では無く、チーム単位でお互いに協力し合う試験である事。
4)コーチからの絶対評価とメンバーからの相対評価を行う事。
5)蛸壺型組織では無く、自分と異なる分野の異才と横断的に触れ合い、評価し合う刺激が得られる事。
6)タテ型の年功序列社会では無く、昇格、降格、トレードといったダイナミックな組織転換を体感できる事。
7)リーダーや企業家を育てる機会となる事。8)人脈を構築できる場となる事。
9)アクティブラーニング型の学校への入学試験、就職活動、社内研修に対応出来る事。
10)チーム順位、個人順位、各能力のスコア、資格級が与えられる事。
試験当日の流れ
1)商品化するアイディアや発明「テーマ」を決める
2)発表用のパワーポイントを3枚以内で作成する
3)チーム内発表を互いに相対評価し、順位を決定する
4)一位「テーマ」での販促活動をチーム内で議論する
5)他人の「テーマ」販促活動をパワーポイントにする
6)チーム内発表を互いに相対評価し、順位を決定する
7)2チームに分かれ「代表テーマ」でディベートする
8)相手の「代表テーマについて」質問、攻撃する
9)相手チームメンバーを相対評価し、順位を決定する
10)総合点を計算し、全体での順位を発表する
パフォーマンス検定試験で付くスキル
1)商品化提案のスキル
2)パワーポイント作成スキル
3)プレゼンテーションスキル
4)コミュニケーションスキル
5)他人評価のスキル
6)マーケティングのスキル
7)ディベートのスキル
8)分析のスキル
9)時間管理のスキル
10)問題解決のスキル
これらの結果としてキャリアアップが可能になります。
アプリケーションソフトウエアの使い方
あるテーマについてチームを創り、そのチームを成長、発展させて行く
1)1チーム6、7名まで、コーチ役のMCが1名
2)脱退や組換え等、動きは自由かつダイナミック
3)昇格、降格、除籍、スカウト、トレードは日常茶飯事
4)アメーバ組織構造が形成される
5)リーダーとメンバーは師弟関係、メンバーは並列
6)メンバーがサブリーダーとなりその下に7名までのメンバーを抱える事が出来るので、
ネズミ算的に増やせる
7)ひとり最大3つのグループでリーダーをする事が出来る。メンバーになるのは自由。
8)他のリーダー組織と提携、フォロー(配下)出来る
9)パフォーマンス検定試験の受験もチーム単位を推奨する
以上のようなパフォーマンス検定試験を、1日も早く実現したいと考えているのです。
⑩ 最終問題
あなたが考える真のリーダー像とは何なのでしょうか?教えてください。
参考文献
ホロン アーサーケストラー
