アドレナリンの放出「鑑定士」

本日は、子育てを楽しむための「鑑定士」について、書いて行きたいと思います。

①問題解決力

子ども達に、問題解決力を付けさせたいのであれば、両親は、子ども達に自分自身で「考える習慣」をつけさせなければなりません。決してマニュアル通りのマニュアル人間に育ててはいけません。
 21世紀の現代にはゴロゴロ存在する、基礎学力(知能・知識)の高い秀才ではなく、本当の天才(叡智)が求められる時代となっているからなのです。しかしながら、この問題解決力も創造力と共に、日本人には、やや不得意な分野なのかもしれません。やはり日本人の主体性の無さが、生んでしまった問題点なのだと考えます。
 問題解決力とは、見つけ出せる力、あぶりだす力と言い換えることもできます。
 ですから、問題解決力の高い子ども達がたくさん育つように、幼い頃からゲームを通じて、絶えず頭を使って考えるという習慣も身につけて欲しいです。
 ここで重要なのは、「頭を使う」ことなので、受け身的にやらされてしまうゲームでは全く意味がありません。
例えば将棋やオセロやチェスのように、対戦型のゲームならばより考える要素が増え、効果的だと思います。
 オセロは小学生でも大人を抑えて、世界チャンピオンになれますし、将棋であれば、藤井 聡太氏のように14歳でプロになり、18歳で最高位の九段まで上り詰めることも可能なのです。これらのことから、幼い頃から頭を使うことで、早い時期に問題解決力を取得出来ることが分かるのです。
 子ども達に問題解決力を付けさせる為にも、子どもだからと言って馬鹿にするのでは無く、早い時期から大人と対等に将棋やオセロで対戦してあげることがとても大切なのです。将来はきっと、前例の無い大きな課題でさえも問題解決出来る大人に成長してくれる筈だからなのです。

②鑑定士

鑑定士「本物を見極められる」力があれば将来、本物が見極められる人になれます。
 私の息子はベンチャー企業の仕事を始めるようになったおかげで、多くの本物と言われる人物達と会える機会が増えました。
そのなかで、ずっと会いたかった本物の登山家にも会うことができました。それが栗城史多氏です。
栗城氏は「冒険の共有」をテーマに全国で講演活動を行いながら、年に1・2回ヒマラヤ地域で高所登山を行っていました。
エベレストには、単独無酸素登頂と頂上からのインターネット生中継を目指し、2009年9月にチベット側、2010年9月にはネパール側から挑みましだが、8,000mに達することができず敗退しました。
2011年8~10月に、前年と同じネパール側から3度目の挑戦をしましたがサウスコル7900mに達せず敗退しました。2012年10月に、西稜ルートからの4度目の挑戦も強風により敗退しました。この時に受傷した凍傷により、のちに両手の指9本を切断しました。2015年の5度目、2016年6度目、そして、2017年7度目のエベレスト登山も敗退してしまいました。2018年5月に8度目となるエベレスト登山を敢行したが、途中で体調を崩して登頂を断念し、8連敗を喫した矢先の同月21日にキャンプ3から下山中に滑落死してしまいました。まだ35歳という若さでしたので、とても残念な最期でした。
しかしながら「冒険の共有」「No Limit」という栗城氏の強い意志に息子は魅せられていました。本物の冒険家でありチャレンジャーです。
絶対に諦めない挑戦心と冒険と心を栗城氏から習得して、今も仕事に生かしています。
 息子には、そんな栗城氏のspilitsを受け継いで、世界のリーダーとして活躍して欲しいです。
メディアを介して世界の人々を「ワクワクドキドキ」させることを通じて、世界に本物の価値観を伝えて欲しいのです。
それは「大和魂」を持つ日本人だからこそ、できるからなのです。
 ところで、毎週火曜日にテレビ東京系列で放送している、なんでも鑑定団の鑑定士のように、自分の確かな目で贋作と本物を見分けられる能力は21世紀を乗り切る上で、子ども達にもとても大切です。
ですから子ども達には、そのような目を持たしたいと思います。
 例えばどの人が本物で、どの人が本当のことを言っているかをしっかりと理解できれば、間違った方向に進むことも無くなるのです。
本物が分かるようになるためには、表面的な視覚だけで判断せずに、六感を使い尽くして第三の眼で感じ取っていくしかありません。
そして、その感覚を磨くためにも、幼い頃から本物に触れ合う時間をできるだけ長く与えることが、本物を見極める力をつける上での条件になります。まずは父親自身が、違いのわかる男になり、それぞれの分野で本物との付き合いを深めて、その本物を子ども達と共有して行くことこそが大切なのです。
そして、本物を実際に自分の目で見て、じっくりと研究し、またその他のモノと対比し、その違いを見つけ出すことが重要です。
加えて、その作品から湧き出る作者の情熱や、作品を仕上げる上でのエピソードやバックグランドなど、まるで生き物と会話をするように、見えないはずのその作品の内側まで、情報を吸収し、全てを見通すことができる能力を付ける必要があります。
一般の人間は、なかなか自分で目利きができません。
ですから、「誰々さんが良いというから良いと思う」、「芸能人が使っているから本物」等、まったく根拠のないものや他人の物差しを判断のよりどころにしてしまいます。しかしながら、自分自身の目と判断で本物か否かを判断できなければ、やはり本物にはなれません。
ネスレのネスカフェが1970年から「違いがわかる 男のゴールドブレンド」をキャッチフレーズに、各界の著名人が出演するTVCMを展開しました。 商品の高級感を市場に定着させるために、ロングラン・シリーズを意図して制作されたのです。そして今、「違いがわかる男」こそが、再び望まれる時代となっています。
そして「違いがわかる男」になるためには、本物と言われる人物と多くの接点を持ち、実際に本物を見て感じる、経験をできるだけたくさん行うことが大切なのです。子ども達をそのような本物に預けて習わせ、本物の友人や師匠などを増やすことこそが、一番の早道となるのです。 

③違いのわかる男

子ども達に鑑定士の力を付けさせたいのであれば、違いが分かる人と言われるような人間に育ててあげましょう。
 「違いがわかる人(男)」は、1967年に日本初のフリーズドライ製法を取り入れて発売した、ネスカ告で使用し続けているお馴染みのスローガンなのです。少し前には、新「違いがわかる人」が歌うCMソングにより、新製法「連続抽出式アロマキープ製法」でネスカフェゴールドブレンドの「新しい香り」を表現していました。
「ネスカフェ ゴールドブレンド」のダバダ~ダバダ~というCMソングを覚えている人も多く、商品が誕生して今年で50周年を迎えるのに、最近ではなぜこの懐かしいCMを最近では流さないのかと言われています。
 実はダバダ~や違いがわかる男を封印した理由は、あれらの曲やフレーズを耳にしてしまうと、どうしてもインスタントコーヒーを想起してしまう方が多いからなのだそうなのです。
 違いが分かる人と言うのは、本物が分かる人のことなので、インスタントコーヒーより高いレベルのブランディングに失敗してしまったと言うことなのかも知れません。もしネスカフェが自信を持って本物のコーヒーを提供出来るようになった際には、改めて違いが分かる男のCMを再開してくれることになるのではないでしょうか。
 子ども達を違いが分かる人に育てる為にも、本物鑑賞を沢山させてあげてください。本物鑑賞を体験するからこそ、本物と偽物の違いが体感出来るからなのです。
 本物と偽物の違いは、頭で考えるのでは無く、感性によって判断されるものだからなのです。
もちろん最終的な結論を導く為には、科学的で具体的な根拠を明示しなければなりませんが、そこ迄に導く判断は、感性こそがとても重要になるのです。
さらには、違いが分かる人とそうでない人との結果は明白になるので、アフターコロナの混沌とした将来を生き抜く上でも、違いが分かる人が圧倒的に有利になるのです。

④本物鑑賞

子ども達に鑑定士の力を付けさせたいのであれば、本物鑑賞をさせてあげましょう。
 本物に接し、五感で体験することで、子ども達は本物を聞き分ける耳・見分ける目・豊かな感性を養うことが出来るようになる筈だからなのです。
世界一を目指し、第一線で音楽活動を目指すのならば、世界で活躍するオーケストラや音楽家のコンサートに連れ出してあげてください。CDやyoutubeで聴く音とは比べ物にならないくらいの迫力と切れの有る音が脳に直接響き渡る筈だからなのです。同じ楽器を操っている筈なのに、全く別の感覚で、まるで生き物の様に扱い、鼓動する様子は、生で鑑賞するからこそ体験出来るのです。
 もしもスポーツ観戦に出掛けるのならば、必ずしも高い席でなくても充分楽しめますので、ディスカウントチケットショップ、ヤフオクやメルカリで手に入る券を確保して出かけましょう。
 立見席でも良いので、本物と空間を共にすること、生のスタジアムの雰囲気を体験することこそが子ども達にとって貴重な経験となるからなのです。
 TV越しに見る大谷翔平選手よりも、実際の球場で観る大谷選手の方がずっと大きく、迫力満点に感じる筈ですし、バットやホールのスピード感や音、観衆の迫力はとてもTVでは味わえるものではありませんし、同じ場所にいると言うリアルな共鳴感が好奇心をよりそそるからなのです。
 美術であれば、美術館に直接足を伸ばして鑑賞をしてみてください。例えば新宿のSOMPO美術館(旧館名:東郷青児記念 損保 ジャパン日本興亜美術館)に行けば、ゴッホの《ひまわり》を生で観ることが出来ます。図鑑や写真で観るひまわりもとても立派なのですが、生で観ると立体感と迫力が更に強烈に襲いかかってくるので、その感動は一生ものの宝となる筈だからなのです。
 子ども達に本物鑑賞をさせてあげるには、先ずは両親が本物を見極める眼を持ち、子ども達を一緒に連れて本物鑑賞に頻繁に出掛けることが大切になります。
 いくら両親が得意な事があったとしても、世界一や日本一で無い限りは、もっとレベルが高い人達が存在するのです。それらの人々の技術や演技を直接五感で感じることは、子どもの頃の好奇心を多いに刺激し、ドーパミンが溢れ出る可能性が高いからなのです。それらを体験することで、子ども達はきっとハマるものを見つけて、必死に努力出来るようになる筈だからなのです。

⑤美術館

子ども達に鑑定士の力を付けさせたいのであれば、子ども達を連れて美術館や世界遺産を巡ってみましょう。
 美術館は、子ども達にとって、芸術教育・心の教育・楽しく過ごせる場所だからなのです。
美術館を親子で利用している人の4割弱が、親子で教育普及活動に参加した経験があり、子ども達と一緒に楽しいときを過ごし満足しています。是非とも子ども達と一緒に美術館を楽しんでください。人気の展覧会で大混雑の中で鑑賞するのもよいのですが、たまには小さな美術館でゆっくりとした、贅沢な時間を過ごす習慣をつけることもお薦め致します。
 国立西洋美術館は、東京都台東区の上野公園内にある美術館です。フランスの政府から寄贈返還されたコレクションを基本として、西洋美術を対象とする唯一の国立美術館であり、展覧の他、西洋美術に関する資料・作品の収集や調査研究、保存修復、教育、出版物の刊行などを行なっています。 設立の趣旨である松方コレクションの作品および創立以来毎年購入しているルネサンス以降20世紀初頭までの作品およびモネ、ゴッホ、ピカソ等の印象派の作品から現代の作品まで様々な作品を楽しむことが出来ます。
 本館は「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産として2016年に世界文化遺産に登録されています。美術館そのものが、世界遺産にも指定されている素晴らしいデザインで、庭にはロダンの考える人等の素晴らしい彫刻が並び、鑑賞する価値がとても高いので、美術作品と世界遺産鑑賞を同時に楽しんでみてください。
 また故・岡本太郎氏の「明日の神話」は、1970年の大阪万博のために制作した「太陽の塔」と同時期に制作され、同氏の最高傑作のひとつと言われています。
現在、JR線渋谷駅と京王井の頭線渋谷駅を結ぶ連絡通路(マークシティ内)に無料で展示されていますので、渋谷駅を利用の際には、是非楽しんでみてください。
このように、わざわざ美術館に行かなくとも、街中にも素晴らしい作品が展示されていることに注目する眼を子ども達に持たせてあげてください。
 きっと子ども達の感性が刺激されて、毎日の生活がより豊かになる筈だからなのです。

⑥職業体験

子ども達に鑑定士の能力を付けさせたいのであれば、職業体験の経験もさせてあげてください。
例えば、東京・豊洲にある「キッザニア東京」は、3~15歳のこども達が楽しみながらさまざまな職業を体験し、社会の仕組みを学ぶことができる『子ども達が主役の街』なのです。子ども達は好きなパビリオンを選んで職業体験をすることができます。 各パビリオンには1回ごとに定員があり、予約受付は先着順です。時間内であればいくつでも職業体験できますが、予約を入れたら、体験が終わるまで他の予約は取れないので事前に希望の体験を決めて、受付・予約方法を確認しておくのがおすすめです。
各パビリオンには、仕事体験をレクチャーする「スーパーバイザー」がいて、子ども達がアクティビティを最後までできるように、励まし、勇気付けながらフォローしてくれます。
 仕事を体験すると「キッゾ」と呼ばれる専用通貨でお給料が支払われ、キッザニア内での買い物などに使えます。また、入場時に50キッゾのトラベラーズチェックが1枚と 、JOBスケジュールカード、シティマップの「お仕事3点セット」が渡されます。
 一方で、千葉県はイオンモール幕張新都心にある、親子三世代で楽しめる仕事体験テーマパーク「カンドゥー」もキッザニアと同様に、職業体験をする事が出来ます。
ファッションショーのモデルをはじめ、パイロットやキャビンアテンダント、警察官、Youtuberなど30種類以上の職業を体験できます。
各アクティビティには、本格的な施設や道具、コスチュームが用意されていて、子ども達の気分を盛り上げてくれます。ここでは、子ども達だけでなく、大人も体験できるのも特徴のひとつです。
 子ども達といっしょに体験したり、飛行機の乗客やカフェのお客さま役として参加することができ、家族共有の思い出が作れます。
 また、『13歳のハローワーク』は、テレビ東京のカンブリア宮殿でもお馴染みの村上龍氏による職業ガイドとも言える日本の書籍です。
挿絵はイラストレーターのはまのゆか氏が担当しています。514種の職業を百科全書、あるいはエッセイの体裁で紹介した内容となっています。
2003年12月に幻冬舎から初版が刊行されました。2010年3月には、89の職業を追加した改訂版『新 13歳のハローワーク』が刊行されました。
 子ども達が色々な職業について知り、興味を持つ切っ掛けになるかも知れません。
 子ども達に職業体験をさせるには、両親の協力が必要になります。学校の社会科見学で工場見学や警察署や消防署を見学することもありますが、ゆっくりと時間を割いて、体験するには両親が休日に連れて行くのが一番だからです。
 もしも子ども達の眼がギラギラしたならは、子ども達の好奇心が刺激されて、体内ではドーパミンが分泌され、子ども達はガゼンやる気を出すことでしょう。
 将来は体験した職業に付くかもしれませんし、そこで芽生えた好奇心で更なる未来を切り開く可能性が高いからなのです。

⑦セミナー

子ども達に鑑定士の能力を付けさせたいのであれば、セミナーに参加させてあげましょう。
セミナーに参加するメリットは、
①自分の眼で確かめる体験が出来る
教科書、TV、youtubeと違い、実際に生で発表を聴いたり、対話を出来る事が最大のメリットです。
直接会うことで、五感全体で情報を吸収することが出来、エネルギーが迫力を持って直に伝わってくる筈なのです。
②知識やノウハウ
知識やノウハウを持っている人から直接教わることができるため、その人の知識やノウハウを全てそのまま得ることができる点です。知識やノウハウを得たいと考えて該当するジャンルの書籍を読むことでも得ることができますが、セミナーは直接教えてもらえるという違いがあります。そのため文章では伝えづらいことや、本当に大事な部分をよく理解することができます。
また、書籍などにする場合はどうしても時間がかかってしまいますので最新の情報とは言えません。
セミナーではその人が持っている一番新しい情報を得ることができますし、質問などをすることで少しわかりづらいところもすぐに解決することができます。
セミナーに参加すると知識やノウハウを書籍よりも得やすいというメリットがあります。
③モチベーションが上がる
セミナーは何か行動を起こすための動機付けになったり、自分が何かをしようと考えていたことを実現するための意欲が高まります。
自分が本当に必要としている知識やノウハウがもし得られなかったとしても、参加をすることによって刺激を受けることができますのでモチベーションが上がるメリットがあります。実際にセミナーがきっかけとなって新しいことに挑戦し始める人も多くいます。
④人脈ができる
セミナーは教えてくれる人の他にも参加している人がいますので、参加した人同士が交流する機会が設けられている場合には人脈ができることもあります。
セミナーの参加者は同じ目的意識を持っていることも多いため、話も通じやすいですし仲良くなるきっかけを持ちやすいです。もちろん参加者同士の交流会が無かったとしても周りの参加者に話しかけることで人脈を作ることもできます。名刺交換やLINE交換で、帰宅してからまたコンタクトすることも可能になるのです。
⑤普段会えない人と会うことができる
セミナーなどを開く人は基本的に誰かに何かを教えることのできるスキルや知識を持っている人が多いです。
そのためその能力を活かして有名人や著名人となっている人が多いです。そういった有名人や著名人の人とは交流する機会も普段はありませんが、セミナーでは交流するチャンスがあるということが大きな魅力です。
普段は会えない人に会うことができるということは、セミナーの大きなメリットになります。セミナー後の交流会を設けている場合には、さらに大きな刺激をもらうことも期待できます。
 子ども達をセミナーに参加させてあげるには、普段から両親が情報を良く調べておいて、子ども達のプラスになりそうなセミナーに申し込みをしてあげる必要があります。人気のセミナーは直ぐに満員になってしまうことが多いので、いち早くアクションを起こさなければ、乗り遅れてしまうからなのです。
 子ども達の未来は、両親の懸命な行動に掛かっていると言っても過言では無いのです。

⑧マーケティング

子ども達に鑑定士の能力を付けさせたいのならば、ブランド論を教えてあげましょう。
そもそもブランディングとは何かと言うと、先ずブランドとは、「それが本物である価値を証明し、それを評価する購入者の想いや感情移入が伴ったモノやサービスのこと」なのだと考えます。
さらにブランディングとは「できるだけ多くの人に」「できるだけ強い」独自の役割と感情移入を形創っていく「取り組み」を指すものだと考えます。
 その成果は「衝動買い頼み」を越えた「指名買い」によるロングセラーブランドと言う形で現れて来るものなのです。
 私は青山学院大学院ビジネススクール在学時代に、デビットアーカー教授から直接ブランドマーケティングを学びました。とても頭が切れて分かり易く、ケーススタディを交えたユニークな授業が印象的でした。
今でも数少ない人生の師匠と仰ぎ尊敬をしています。 
ブランディングをするには、それが本物の価値を持っていることが大前提なのです。その本物と偽物の違いが分かる人がぞっこん惚れ込んでファンになることこそが、ブランドであり、ブランディングはその本物を愛する仲間達をまとめて、ファンクラブを作るような活動のことを意味するのだと考えます。
 したがって、いくらマーケティング活動に力を入れてても、対象が本物で無ければ何も始まりませんし、ファンをまとめることも不可能なのです。
 子ども達にブランディング論を教えたいのであれば、先ずは本物と関わること、そして同じ眼を持つファン達をまとめる為のリーダーシップを発揮する事が必要になるのです。それには、親子一緒にそうした本物やそのサークルに関わることで、ブランディングの意味を理解し、将来それを実行出来るようになれる筈なのです。 

⑨本物を見極められる

鑑定士「本物を見極められる」力があれば将来、本物が見極められる人になれます。

 先ずは表面を観て、本物かどうかを即座に判断出来る直感力が必要です。一瞬で全てを観て細部まで確認する観察力が必要ですが、人間には元々生き延びる為の能力として備わっていたと考えられますが、現代的な生活で退化しているようなので、潜在的な能力を呼び起こす作業が必要になるのです。

見極めるポイントを把握しているだけでも、それらはチェックすることで見極めが可能になるのです。

 次に視点を変えて様々な角度からチェックすることで、隠れた違いを発見することも可能になるのです。最後に中身の本質までをチェックすれば、本物かどうかが決定的にわかるのです。

 いずれにしても、繊細な直感力や分析力、共感力が求められることになるのです。

 子ども達が本物を見極められるようになる為にも、本物に囲まれた生活を目指してください。

 それには両親自身が、本物に近づくことが何よりなのです。本物は美しいので、美しいモノに囲まれた生活を是非とも目指してみてください。

 

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