オキシトシンの放出「笑顔で豊かな心」
本日は、子育てを楽しむための「笑顔で豊かな心」について、書いて行きたいと思います。
①笑顔で豊かな心
笑顔で豊かな心「笑顔を見せられる」力があれば将来、「どうしたらこんな子に育つ?」と聞かれるような、気配りが出来る素晴らしい人間に育ちます。
リーダーの果たすべき責任の九つ目は「尊敬」されることです。
尊敬されるには、いつも満面の笑顔で対応できることです。
そうすると、「どうしたら、そんな子に育てられるのか?」と聞かれるようになるのです。
私の息子には、いつも笑顔でいるように家族全体で心掛けて参りました。これも家庭での躾の一環だと考えます。
父親がしっかりと、躾ること、母親がいつも笑顔を忘れない生活を送ることで、子ども達も笑顔に育ちます。
笑顔いっぱいの子ども達を観れば、こちらも元気を貰い、笑顔が伝染しますが、反対に不愛想で笑顔の無い子ども達を観ていると、こちらも元気を奪われてしまいます。反対に子ども達が笑顔いっぱいの両親を観れば、子ども達も元気を貰い、笑顔が伝染します。
笑顔、ハグ、褒め言葉こそが子ども達を大きく成長させる魔法の薬になるのです。
ところで、尊敬されるリーダーの特徴は、
①現実を直視する
②個人的な体験を語る
③心は大きく、利己心は小さく
④シンプル
⑤タイミングに気を配る。
以上のような人財なのです。
子ども達を尊敬されるような人間に育てるには、先ずは両親が子ども達から尊敬されるような、人間でなければなりません。
尊敬出来る親を見ながら育った子ども達は、きっと尊敬される人間に成長出来る筈だからなのです。
②気配り
子ども達の笑顔で豊かな心を育てたいのならば、気配りの仕方を教えてあげてください。
気配りとは、「相手のして欲しいと思うことを相手がする前に行動してあげること」です。
気配りをするためには、周囲や相手を見ていなければできません。また、心で思っているだけでは相手には通じません。
気配り上手の特徴は、
①人に言われる前に自分で考えて行動する
② 場や空気を読んだ行動と発言ができる
③ 人を褒めてモチベーションを上げられる
④ 誰にでも平等に接する
⑤ 人見知りをせず自分から話しかけられる
⑥ 謙虚に徹し、要らないお節介はしない
⑦ 縁の下の力持ちにも感謝の言葉を忘れない
反対に気配り下手の特徴は、
①主体性に欠け、自分から動けない
②自分で考えることができない
③感性が貧弱で、好奇心が弱い
④放任主義で育ち、自己中心的でだらしない
⑤不規則な生活習慣
⑥消極的で、臆病な性格
になってしまいます。
子ども達が気配り出来るように育てる為にも、家庭環境はとても重要です。
両親が絶対的権威を振りかざし、子ども達を圧迫する家庭では気配りの心は育ちません。
それどころか、親子で性質が似てしまいます。
神経質な親の子供は、同じように神経質で引っ込み思案になるし、自己中心的な親の子ども達は、やはり利己主義的で人の気持ちを汲み取れない子ども達に育ちます。
両親が笑顔で豊かな心を持って子ども達を育てて行けば、きっと子ども達は気配りの出来る優しい人間に育つ筈なのです。
③利他心
子ども達の笑顔で豊かな心を養う為には、利他心を教えてあげてください。
人間の心には自分勝手で利己的な心と、人を思いやる利他的な心があります。利他的な心を養うことは決して簡単ではありません。その為の絶え間ない「心の手入れと整理」が必要となるのです。
心がきれいな人は、人だけでなく物に対しても感謝の気持ちがあるので身の回りにあるものはすべてきれいにします。
しかし、心が汚い人は人にも感謝をせず、物に対しても適当に扱うため、すべてが整理整頓されず、散らかってしまうのです。
心のきれいさは、身の回りの物に表れますのて、心の手入れと整理をする為には、身の回りの清掃から始めてみてください。
お寺の修行僧や、剣道・弓道・柔道・茶道・華道など「道」のつく武術やお稽古事では、掃除が非常に大切な修行とされています。それは、内面と向き合い、心の手入れと整理を行う為なのです。
日本の学校では、自分達で必ず掃除をしてから帰るのも、それこそが教育になるからなのです。
お家でも掃除をする習慣が必要なのです。
ところで、自分のことばかりではなく、人のことを考えなさい」といわれますが、どうすれば人のことを考えられるのでしょうか。それには、まず自らの行いを反省することが必要なのだと考えます。
そして、他人の考えなどを受け入れられるように視野を広げること、最後に自分が生かされていることに感謝することが大切なのではないでしょうか。
まずは、両親が「人のことを考えられる」人間になりましょう。
そして「世の為人の為に生きよう」とする考え方も大切になります。そのような気持ちが有ってこそ、初めて人のことを考えられるようになるからなのです。そして人の為に尽くそうとする気持ちが、回り回って自分に戻って来るからなのです。
子ども達の利己心を養う為にも、人の為に尽くすことを家族の是としてみてはいかがでしょうか。
④相手の立場
子ども達の笑顔で豊かな心を育てる為には、相手の立場に立って、思いやれるように育ててあげてください。
相手の立場に立って考える為には、
①広い視野に立って状況を俯瞰出来る
②想像力を使える
③相手のプライドや人間性を理解する
④相手が求めてる事を理解する
⑤思いやりの気持ちで相手に共感してみる
⑥毎日の習慣とすることです。
また、子ども達が相手の立場を思いやれるようにさせる為にも、自分の中に二人の自分を持つように、意識をさせてあげてください。それは、
主観的な自分と客観的な自分
積極的な自分と受動的な自分
自分を応援する自分と批判する自分
調子の良い自分と悪い自分、
美しい自分と醜い自分、
広い心の自分と狭い自分、
充実した自分と空虚な自分、
感謝のうちに生きる自分と自分を責めている自分のことなのです。
そして内なる自分の二面性をしっかりと認めて、それらを許すことが出来るようになれば、相手に対しても同様に、相手の複雑な立場に立って、ものごとを考えることが出来るようになる筈だからなのです。
子ども達が、相手の立場に立ってものごとを考えられるようになれば、相手からも慕われ、尊敬される人間に成長出来る筈なのです。
⑤調整力
子ども達の笑顔で優しい心を育てたいのならば、子ども達の調整力を鍛えてあげてください。
調整力とは、「人と人のあいだの対立や、意見の相違をうまく調整する力」のことを指します。
ただし、組織で求められる調整力は、もう少し具体的に「利害の対立する人たちを、ある目的のために協力させる力」ということになります。
チームで戦うスポーツ等では、特に調整力によって相乗効果が得られるので、重要な要素となってきます。
調整力の高い人の特徴は、
①自分自身のポリシーを持っている
行動の核になる信念がしっかりとしており、ブレない性格を持っている
②相手のニーズを理解している
相手の立場を理解しつつ判断することが出来る。
③積極的に人脈を作っている
人懐っこく、人とのコミュニケーションが上手。
④情報収集を積極的に行っている
ビッグデータの中から重要な情報を選別出来る。
⑤合意形成の促進ができる
お互いのメリットとデメリットを踏まえて、上手くマッチングし、妥協点を提示出来る。
調整力の高い人間は、表に立って圧倒的な力でチームを動かすリーダータイプとは反対で、裏に回って陰でチームをまとめて行く、副キャプテンタイプのリーダーとして活躍するケースが多くなるかもしれません。日本の企業や学校のように、皆が協力して大きな仕事をして行く組織やチームスポーツでは絶対に必要な役回りとなります。
もしも、子ども達の調整力を育てたいのならば、家庭内でも両親が子ども達を裏に回って、陰で支える姿勢を見せてあげることが大切です。
実際の調整力を体感させてあげることで、きっと調整力を実践出来る人間に成長する筈だからです。
⑥気配りが出来る
笑顔で豊かな心「笑顔を見せられる」力があれば将来、「どうしたらこんな子に育つ?」と聞かれるような、気配りが出来る素晴らしい人間に育ちます。
お金のように絶対量が決められているゼロサムのゲームでは無く、魂のエネルギーは増え続けることが可能なのです。他人の為にエネルギーを使うとエネルギーはただ減るのでは無く、相乗効果で自分も相手も増やすことが出来るのです。
ですからギブアンドギブでも損をすることが無く、ウィンウィンの関係を築くことに繋がるのです。
ですから自分のことよりも、相手のことを考えて助けてあげれば、自分にプラスのエネルギーが返ってくるのです。
子ども達には、我儘では無く、他人に対する思い遣りを、ますば両親が実践することで、身に付けさせてあげてください。
ポジティブな言葉を使うことが、自然かつ効果が高いので、他人に対してもポジティブな言葉を使ってみてください。同じ事を言っても、ポジティブな言葉で伝える方が効果も高いからなのです。