オキシトシンの放出「即断即決」
本日は、子育てを楽しむための「即断即決」について、書いて行きたいと思います。
①即断即決出来る
「即断即決できる」力があれば将来、何事も一番早く出来る人になれます。
リーダーの果たすべき責任の五つ目は「評価」をすることです。子ども達にリーダーシップの力を付けさせる為には、子ども達を即断即決出来るように育ててあげてください。
私の息子の所属するメディア業界、インターネット業界程、スピードの要求される業界はありません。スピードこそが会社の運命を担っているのと同時に、正しい判断を下さなければ、たちどころに遅れて会社が衰退してしまいます。
またDeNa社が著作権問題でキュレーション事業を撤退したように、著作権や、プライバシー等の厳しい評価がなされる業界でもあるのです。
ですから、スピードと正しい判断力の両方を持ち合わせて行かなければ、あっという間に転落してしまう世界なのです。
ところで、世の中の情勢や現在の状況が目まぐるしく変わっていく中で、リーダーに要求されることは、スピードを持って即断即決することなのです。
逆に言えば、間違った決断をすることもあるということなのですが、もし間違ったことに気付いた際には、いかに早く謝り、その間違いを訂正できるかも、リーダーの能力と器に掛かっているのです。
私は子ども達に対しても、いつもキビキビ行動するように教育してきたので、もちろん決断も早くなりました。レストランに行った時にも、直ぐに自分の食べたいものを決断できるように教育しました。
もしも決断ができなければ、あと1分以内などの時間制限を加えるのも効果的です。そうするとプレッシャーが掛かった状態で決断するので、たまに焦って間違えて、泣きべそをかいて後悔することになるのです。そんな時に自分の気持ちを切り替えて、対応して行く習慣こそが子ども達にとっては、ずっと重要になるのです。
ところで現代社会は、時は金なりで、スピードでビジネスの明暗が分かれることも良くある話です。
ですからリーダーには、即断即決でしかも合理的で最善の結論を出すことが要求されます。
そのためには、条件反射のように、バッタバッタと意思決定をするためのスピード練習が必要です。
幼児教育のなかでは、ドッツカードやフラッシュカード、または速読速聴と言うトレーニング方法があります。またスピードを競う、しりとり遊びや、かるた取りなどを、幼児期から遊びとしてやってきた子ども達には、当たり前のように身に備わっている技術なのです。
そして自分自身の意見を言えるようになったならば、次にはそれを実行できるようになって欲しいのです。
世の中には、屁理屈ばかりを言って全く動かない人間もいますが、自分が言ったことに対しては有言実行で、必ずやり遂げることができる人間に育てたいです。一旦言ったことは最後まで必ずやり遂げる。たとえ遊びでも、一旦始めたことは最後までやる。始めた習い事でも、区切りまではしっかり最後までやり遂げさせることが大切なのです。
もしも小さなことだからと言って見逃してしまうと、一事が万事で、全てがいい加減になってしまうからなのです。目的を成功させるためには言霊の力も必要なので、まずは言葉で宣言をしてから始めさせてください。
宣言をしたからには、必ず実現出来るようにするのです。その為には、直ぐに動き始めなければなりません。とにかく直ぐに取り掛かる習慣をつけることこそが大切です。 「あと5分休んだら勉強を始める」「あと5分だけ待ってもらえる」といった発言をして守れる人間は殆どおりません。「口より先に手足を動かせ」は「有言実行」「即断即決」を実現するための鉄則なのです。
子ども達が即断即決出来るようになる為にも、家庭での毎日の生活を即断即決が当たり前で、スピーディーなペースで過ごすことを心掛けてあげてください。リーダーとしての重要な能力が備わる筈だからです。
②即答力
子ども達に即断即決が出来るようにするには、即答力を付けさせてあげてください。
即答力は、頭の回転が早いからと言って出来るわけではありません。即答力の訓練をすることで、初めて即答力の力が付くのです。
即答力の訓練は、とにかく毎日の経験を積んで深く考える回数を増やすことが必要なのです。 誰でも、自分の好きなことは即答出来る理由は、
好きなことは、誰から言われなくても深く考えたことがあるからなのです。
そして、深く考える数を増やすには、癖を付けることも必要なのです。
①深く考える練習法。
深く考える格好の練習は、文章を書くことです。
文字にすることで、頭が整理できるからです。
また文字にすることで、自分の考えが論理的かどうか、すぐに分かります。
一度深く考えて、頑張って文章にするという作業をしておくと、自動的に即答できるようになります。
即答出来る人を見ると、その人は、「この人は頭の回転が早いな!」と思う傾向にあるのです。
②深く考えた数が増えれば、考えたことのないことにも応用できる。
例えば最近の中学校入試では、あの開成中学校でもカニ弁当の売り方や電車の経路の選択の仕方等の答えが一つでは無く、考える問題が出題されます。
答えが一つでない問題を考える練習を積むことで、頭の使い方を覚え、過去に自分が深く考えたことの無い問題にも対処することが出来るようになるのです。
出題者は、暗記してきたものを吐き出す回答ではなく、自分の頭でちゃんと考えられる実力があるかどうかを見たいのです。
暗記ばかりで知識を増やして来ただけの人は、
過去に解いたことが無い問題にぶつかると、頭の中が真っ白になって、思考停止になってしまうようなのです。
子ども達に即答力を付けさせる為には、日頃から答えが一つでは無い問題について考える習慣を家庭内で定着させてあげてください。
例えば、毎日のニュースについてどのように考えたかを、家庭内で話し合う習慣にしていれば、どんな内容についても、考えて即答出来るようになれる筈なのです。
③速聴
子ども達に即断即決の能力を付けさせる為には、速読に加えて速聴もやらせてあげてみてください。
速聴トレーニングは、普段の生活では聞くことのない高速音声という負荷を脳に課すことで、強制的に思考をスピード化して頭の回転を早くする効果があるのです。活性化した部分をうまく働かせるために、脳の司令塔部分である前頭連合野も活性化し、意図・創造・思考の領域から運動の領域までも連動して活性が進みます。
右脳が活性化することで、人間の中に眠る潜在能力が開花すると言われていますが、本当に一番効果があるのは、音楽を聴い音をはっきりと聞けるようになることなのです。耳の神経を鍛えているのですから当然の事なのですが、速聴を終えた後にいつものスマホやipodに入っている音楽を聴くと、ステレオ感や音の粒、表現力がよくなり、音がくっきりかつ立体的に聴こえてくるから不思議です。
調子が良い時には、曲に込められた作者の思いや歌い手の情景が鮮明に浮かんでくることもあります。これによって音楽鑑賞が、さらに楽しくなります。こういった事が右脳開花なのかもしれません。
子ども達に即断即決の能力をつける為にも、家庭内の会話はなるべく早口で完結にする習慣を家庭内で持ってください。
早いテンポが当たり前になるので、何ごとにも時間の節約になります。無駄な時間泥棒が無くなって、自由な時間を有効に使えるようになる筈だからなのです。
TVやyoutubeを観る時にも、1.5倍速や2倍速で観る習慣をつけると、頭の回転がシャープになりますし、何よりも時間の節約になります。
速聴は、スピードを早くすると、最初は何を言っているのかさっぱりわかりませんが、脳が慣れて来ると、瞬時に聴き取れるようになるので不思議です。子ども達の脳が柔軟な幼少期に速聴の習慣を付けることで、驚くほど効果があがりますので、出来るだけ早い時期からやらせてみてください。
七田教育研究所からも、様々な教材が発売されていますので、参考にしてみてください。
④速読
子ども達に即断即決の力を付けさせる為にも、速読の訓練をさせてあげてください。その中でも特に
「パラパラ読み」は外せません。
「パラパラ読み」は、本の最初からパラパラとページをめくりながら、重要なポイントだけを読んでいく方法です。そうすると、10分~15分で、その本の「だいたいの内容」と「自分が最も知りたいこと」が把握できます。
「パラパラ読み」をしてから、今度は1ページ目に戻ってじっくりと読んでいきますが、その本の構成や内容をすでに把握しているために、圧倒的に深く読めるようになります。そして、読書スピードも2倍くらいにアップします。ざっくりいうと、「パラパラ読み」をするだけで、読む深さが2倍、速さが2倍になるイメージなのです。
「パラパラ読み」が習慣になると、最後まで読みきれずにつんどくになることもなくなります。
「パラパラ読み」のコツは、まず全体を把握し、部分を細かく読んでいくことです。「全体」から「部分」へと理解していくのは、脳の仕組みによくマッチするので、記憶にも残りやすくなります。
速読が上手になる為のトレーニングは、
ステップ1 眼球運動:1日5分
眼を素早く動かす眼球運動トレーニングです。
両手を伸ばし、右手と左手の親指を立てて、左右、上下、前後に開いて、その指を眼球を動かして交互に見る眼球の反復運動です。
ステップ2 視野を広げる練習:1日5分
一度の視点で広範囲の情報を得る視野トレーニング。本とある程度の距離を置き、内容を理解して読んでいく速読法です。
ステップ3 素早く読むことになれる練習:1日5分
素早く読むことになれる実践トレーニングです。
1分間の間に何文字まで読めるかを繰り返し練習します。
速読のメリットは、
①情報処理能力が早くなる
速読をマスターすることで情報処理能力が飛躍的にアップします。
②脳の老化を防ぎます
速読を訓練し続けることで、脳のアンチエイジングに効果があると言われています。特に高齢の方は認知症防止に速読で脳を訓練するのは利点も多いかもしれません。
③スポーツがうまくなる
速読をマスターすると、普通の人より視野が広くなり、動体視力が良くなると言われています。
例えば、サッカーコートの場合敵味方の判断が早くなり適切なボールパスの判断が早くなります。
また野球のバッターボックスでも視野の広さと動体視力は利点が多く、視野が広くなることで打てるボールの打率がアップするとも言われています。
ある速読の女性講師は、野球の経験は無くともバッティングセンターでの球速160kmの速球を必ずバットでミートすることが出来るそうなのです。
そして速読の効果は、次回説明する速聴と合わせて更なる相乗効果が出るのです。
子ども達に即断即決の力を付けさせる為にも、速読を習慣にしてあげてください。早く読んで、早く答えが出せれば鬼に金棒となれます。
また、2倍以上の速さで読めるようになると、半分の時間で済ませることが出来るので、貴重な時間を有効に使うことが出来るようになります。時間をいかに上手にマネジメント出来るかが、人生を豊かに送ることに繋がります。
⑤早口言葉
子ども達に即断即決の力を付けさせたいのならば、早口言葉を練習させてあげましょう。ただの遊びに思われがちな早口言葉なのですが、実は結構実用的なのです。滑舌が良くなるのはもちろんのこと、頭の回転を速め脳の老化防止や集中力を増進、さらには口臭予防から小顔効果まで、さまざまな効果があるとされています。そして何よりも早口言葉は、即断即決の練習にとても向いているのです。
定番の早口言葉の例は、
生麦生米生卵
東京特許許可局
隣の客は良く柿食う客だ
バスガス爆発
坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた
赤巻き紙 青巻き紙 黄巻き紙
カエルぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこ 六ぴょこぴょこ
新人歌手 新春シャンソンショー
スモモもモモもモモのうち
Peter Piper picked a peck of pickled peppers. 等がありますので、以上を子ども達の能力に合わせて覚えさせてあげてください。
早口言葉が上手になるコツは、
①ゆっくりと発音する
最初はゆっくりと発音し、慣れて来たらスピードを上げて行くことです。
②母音発声法
一語一語を母音にして、ハッキリと一語ずつ発音する練習法です。腹式呼吸でお腹から声を出すことが重要です。腹式呼吸が上手に出来るようになると、英語の発音もバツグンに良くなります。
③難しい部分だけ繰り返す
間違い易い所だけ集中して練習をします。
音で覚えて、さらにイントネーションの強弱を自分なりに付けることで、すらすらと言えるようになる筈です。
また、自分で新しい早口言葉を考えて作ってみるのも良いでしょう。
考える訓練にもなり、またユーモアーとして活用することも出来るからです。会話を抜群に楽しくして、リラックスさせる効果が期待されますね。
新しい早口言葉を考える時に抑えておくべきポイントは、 ①母音を重ねる 一つの単語内で同じ母音が重なると、舌がもつれて噛んでしまいやすくなります。 ②紛らわしい単語を連続させる 「東京特許許可局」や「新春シャンソンショー」なんかはこのパターンですね。一つ一つの単語に区切ればたいしたことないのに、文にすると噛んでしまいます。 ③発音しにくい単語を使う かえるぴょこぴょこ等はとても噛みやすい言葉になりますね。 子ども達に早口言葉を覚えさせるには、日頃の家庭内の会話に早口言葉を取り入れて、いつでも早口言葉が滑舌良く話せるようにしておく習慣を付けておくことです。将来アナウンサーやYouTuberやリーダーになりたいのならば、早口言葉は絶対に練習しておいて損はありませを。もしも滑舌良くスラスラと話をしたら、きっと皆が自然に話に引き入れられてしまうことになるでしょう。
⑥カルタ取り
子ども達に即断即決の能力を付けさせるには、カルタ類で沢山遊ばせてあげてください。
スピード勝負で即断即決できるようになるには、カルタ遊びがとても効果的だからなのです。
カルタは、絵と言葉を合わせることで、幼児でも言葉に馴染むことができる遊びです。遊びながら、価値のある日本語を覚えることができるのが、カルタ遊びのよさなのです。
カルタには様々な種類が有ります。
たとえは、人気のある順に並べると、
1位 百人一首
2位 ことわざカルタ
3位 国旗カルタ
4位 都道府県カルタ
5位 四字熟語カルタ
となります。
三歳くらいになれば、充分遊び始めることができます。またアニメのキャラクター等のイラストを頼りにすれば、それよりも小さい子ども達でも楽しめます。
自分で札を探すことで、積極性が身につきます。
子ども達は、競うこと、できるようになることが、実は大好きだからなのです。
カルタには、コミュニケーションの要素もあります。親子、兄弟、友だちと、ワイワイにぎやかに楽しみながら学ぶことが出来るのです。
また、カルタでことわざを覚えることで、ものの道理がわかるようになり、頭が賢くなります。
ことわざには、先人の知恵がたっぷりと詰まっているからなのです。
カルタで札を早く取る3つのコツ
①決まり字を覚える
「決まり字」とは 上の句の一定の文字まで読まれれば、下の句の札が確定できる文字のことです。 上の句を聞いて、下の句の「決まり字」を覚えることが早く取るための必須条件となります。
②取り方を覚える
相手より早く確実に読まれた札を取るためには、まずは、払い手をマスターしましょう。
札を押さえたり、叩いたりしていては、取るスピードが一瞬遅いためです。
③構え方を覚える
右手で取るか、左手で取るか決めてください。
右手を前に置き、指先を畳に立てて、軽く卵を握るようにそっと添える感じです。 左手は左側に置き、あまり畳から離さないようにします。 膝は軽く正座をした姿勢から、右ひざを一歩後ろへ引きバランスを取ります。 下の句が読み終わって、次の上の句が始まる1秒の間で、腰を上げ、第一音が読まれたら払い手で取ります。
子ども達に即断即決の力を付けさせる為にも、日常の会話で、カルタのことわざを親が使ってあげると、子ども達も上手に使えるようになります。
是非、カルタのことわざを家庭内で使って、生きる知恵を子ども達の身につけさせてあげてください。
⑦一番早い人
「即断即決できる」力があれば将来、何事も一番早く出来る人になれます。
現代、そしてメタバースの時代を迎えるにあたり、もはやお金よりも時間の方が価値が有り、時間をお金で買う時代となっています。
そんな時代なので、仕事を早く終わらせ、時間を節約することは、とても価値が有り評価に値する時代になっているのです。
リーダーが時間の節約を達成することで、後に従うメンバー全員に時間節約のメリットが波及するのです。
逆にリーダーが必要以上に時間を掛けてしまえば、メンバー達の時間泥棒になってしまうのです。
しかしながら、ただ早ければ良いと言うことでもありません。もし間違いが有れば、その後の工程でやり直しをするハメになり、かえって無駄な時間を費やすことにもなるからです。
素早くかつ、的確な判断がリーダーには求められるのです。
子ども達にそのような力をつけさせる為には、幼い頃から、家庭の会話でツーと言ったら、カー、名前を呼んだら直ぐにハーイと答えられるように、高速で言葉のキャッチボールが出来るように習慣付けてあげてください。
何事に置いても反射神経が鋭く機能するようになれる筈だからなのです。
それが脳の素早い反応にも繋がっている筈だからなのです。