ドーパミンの放出「金融リテラシー」
本日は、子育てを楽しむための「金融リテラシー」について、書いて行きたいと思います。
①会計管理出来る
金融リテラシー「会計管理できる」力があれば将来、経営幹部になれます。
子ども達には、幼い頃からお金を大切にするように教育をしてください。
私の息子が幼稚園の時に、母の日のカーネーションを内緒で買う為に花屋さんに一緒に行きました。当時4歳ぐらいの息子に、500円玉をひとつ大切に持たせて、息子が自分で買うように見守りました。 ところが、花を触ってみようとした瞬間に花束の中に大事な500円を落としてしまったのです。子どもにとっては、仕方が無いことだとは思いましたが、お金を大事にできなかったことに対して教育の意味を込めて、「お金を粗末にするんじゃない」と強く怒鳴りつけてしまいました。
息子は、必死になってバケツの中から500円玉を探し、やっとのことで見つけ出し、涙をこらえながらも、なんとか家までは帰り着きました。
しかし、家の中に入った瞬間に、それまでこらえていたものを、ついにこらえ切れなくなり、大声で泣きだしてしました。
その後も、お金のことで細かくは言ったつもりはありませんが、無駄使いや、思い付きで欲しがるのではなく、計画的に欲しいものを決めて、ご褒美として買うようにしていました。
そのような金銭感覚は、ベンチャー企業の経営サイドに立っている今も、役立っているのだと感じます。
ところで、自分の目標を達成する為に、とても重要なことは、自分の計画スケジュールをしっかりと準備して、そしてその進捗状況を必ずチェック確認することなのです。
その為の方法は、計画表を作ること、日記などで記録を付けることなのです。
創造力の章でも書きましたが、人間は書き留めることで、より自分の考えが整理され論理的な結論へと近付けるからなのです。
記録ダイエットと同じ効果をもたらしてくれるので、日々の計画をしっかりと書き留めることこそが、計画能力管理へ繋がり、最終的には期待した結果をもたらします。
子ども達にとって、学校への連絡帖やクラブの監督コーチとの練習記録ノートなどのやり取りが、より目標の実現を確かにする方法なのだと考えます。 息子たちも、そのようにして成長出来たのだと確信しています。
ところで、規則正しい生活が、能力や健康を高め、人間生活に重要なことは明らかです。定期的に決まったこと以外のスケジュールも、毎日ありますし、友達の誕生日パーティー等、不定期的なイベントや行事も1年の中ではたくさんあります。
そのような中でも、生活リズムを崩さずに、何事においてもベストパフォーマンスを発揮出来るためには、計画管理をしっかりできる能力が重要なのです。まずは、計画表を作成することから始めましょう。
子ども達には、絵日記や日記、大人であれば手帳などに、予定表を作成していきましょう。
そして1日の生活が終わったら、その予定表に対して、実際の行動と反省を書き込み、その反省を次の予定に生かすことで、毎日の生活のレベルが上るのです。
記録ダイエットという方法が立証している通り、しっかりと記録することで、計画の管理がおのずとできるようになり、そして良い結果と成果が期待できるようになるのです。
また計画表を作ることで、頭の中でも自分がやるべきことが整理され、体系化され、それを確認することで、また正しい習慣に戻ることができるのです。PDCAを実現する上でも、具体的な計画表は大切なのです。
お金に厳しく、損益分岐点管理、計画を管理できる能力も大切です。
欧米では、小学生の頃から、株式投資趣味レーションが授業に取り入れられているように、お金に対する感覚を幼少期からつけていくことが大切です。小学生であれば、お年玉の管理、貯金をすることや、値段の張る欲しいものがある時には、計画的に予定を立てて、良く考えてから、慎重にお金を使う練習をするべきなのです。
その中でも一番大事なのが、損益分岐点管理です。
どこまで使ったら、マイナスになり、お金が足りなくなってしまうのか、自分の収支状況を客観的に見れる能力が必要なのです。
コストパフォーマンスばかりを計算して、打算的に動くような偏った人間にはなって欲しくはありませんが、しっかりとした金銭感覚を身につけておくことは必須なのです。
子ども達には、将来、自分で会社を経営した際の、損益管理に繋がる感覚を幼いうちから身に着けさせて欲しいのです。
お金は汚いもので、子どもに教育するものでは無いと言う考え方もありましたが、金融リテラシーを子ども達にしっかり教育する姿勢が無いと、大きな壁を乗り越えられない時代に変化しているからなのです。
②稼ぎ方
子ども達が金銭感覚を養う上では、実際に汗を流してお金を稼いでみる体験が大切なのです。 どのくらい働けば、いくら稼げるのかという感覚を体で覚えることができるようになるからです。 私は小学校六年生のときに、初めて「お茶摘み」のアルバイトを経験致しましたが、小さい頃の経験はその後の人生に大いに役立ちます。
子ども達には、先ずはお手伝いのご褒美にお小遣いを上げることから始めて、成長を見ながらアルバイトやボランティアの体験をさせる事が必要だと考えます。欲しい物がある時にも、簡単に買い与えるのでは無く、目標を決めてそれが達成された時や、決められたお手伝いを約束通りに達成出来た時に与えるようにする事で、子ども達の自分で稼ぐと言う金銭感覚が育ちます。
また、作品展で入賞商品を狙って応募したり、商品が貰える懸賞企画やアンケート、モニターに参加して稼ぐ方法ならば、小学校でも充分始められるのです。
金銭感覚をカラダで覚えることで、お金の大切さ、貯めて行くこと、また計画を立てて使うことなどが出来るようになるからなのです。
また、将来どのような方法でお金を稼いで行けば良いのかを考える切っ掛けにもなるからなのです。
両親は、自分の子ども達が将来、自立して自分で稼いで生きていけるように、自分の仕事を実際に見せたり、稼ぎ方を実際に教えたり、稼いでいる後ろ姿を見せることで、子ども達は自分自身で稼ぎ方を覚えていけるようになるのです。
一般的には、公務員になったり、大企業に就職してしまえば、あまり稼ぐことに気を奪われることが無いように考えられて来ましたが、これからは自分自身で稼ぎ方を意識しなければ生きて行けない時代となりつつあるのです。
YouTube等の登場によって、小学生でも月に100万円以上を稼ぐ強者が出て来る時代となったのです。早い時期から、自分の得意なことややりたいことに挑戦して行くことで、思い掛けずに稼げるようになるかも知れません。
子ども達の個性や才能を幼い頃から、伸ばしてあげられるように、両親が上手に寄り添ってあげることが重要なのです。
③金銭感覚
子ども達には、金銭感覚を付けてあげなければ、将来お金で苦労する人生を送らざるを得なくなってさしまう危険があるのです。
人生でいざと言う際には、お金が必要になる場面が何度も訪れてくることが想定されるからなのです。もし金銭感覚がしっかりとしていれば、そんな時には蓄えた財産や信用を上手く活用して、お金のやり繰りが出来るからなのです。
反対に、人生にはお金がなくても楽しいことはたくさんあること、お金では無く頭を使えば、おしゃれやプチ贅沢だって出来ることも教えてあげて欲しいのです。本当の豊かさや幸せはお金では買えないことも、体で実際に体験させながら育てることも重要だと考えます。
金銭感覚を身に付けるには、
①一緒に買い物に行く、お使いをさせる
一番良いのはファーストフード店等で、お金を渡して、欲しいモノを自分で注文させて、自分で支払いさせて、お釣りも自分で貰わせると、効果があると思います。
人は、実際に自分が行動に移してみないとわからないことが沢山あるので、実際にお金を触って、買い物をしてみる経験がとても大切だと考えます。
②子どもと一緒に考えること
例えば、同じペットボトルのジュース1本でも、自動販売機とコンビニ、スーパー、レストランとでは値段が違うことなどを、お風呂やリビングで話し合ってみるのも良いかもしれません。
はじめのうち子ども達は、何を言っているのかわからないかもしれませんが、それでも良いのです。 日常の何気ない会話が、頭の中で時間を掛けて熟成され徐々に効いてきて、あるとき「ああ、こういうことだったのか」と気づく時が来る筈だからなのです。
子ども達の金銭感覚は、両親と一緒に考えて行くうちに自然と形成されていくのだと考えます。
③頭の中でお金の計算をさせる習慣
「毎月のお小遣いは、いくらで、今はいくら貯まっているの?」「今月おもちゃを買ってしまうと、残りは100円しかなくなっちゃうけれど良いの?」と聞いてみたり、「遠足に持って行けるおやつは500円までだけれど、何処で何を買って行くの?」
と、計算の質問を出して、お金に対して考える習慣を付けさせる事が大切なのです。
子ども達には、お金の知識を詰め込むよりも、日々の生活の中から自然と染み込ませていく方法を取るのが良いと考えます。
④一緒に、おママごと、買い物ゲームをする
おもちゃのお金と、プラスチックの野菜等のおもちゃの商品を使って、買い物ゲームをしてみると、
おもちゃのお金で支払いをして、お釣りのやり取りも発生するので、お金を使う感覚を覚える事が出来るようになるのです。
日本人には、お金は汚いモノだとか、子ども達にお金の事を教えるのはタブーのように考える風潮がありましたが、これからの世の中では、反対にお金を操れることは良い事だと考えて、お金に使われるのでは無く、お金を上手に操れるような子ども達へと育てあげなければ、なりません。
④メルカリ
リサイクル、リユースで「もったいない」を大切にする姿勢や自然と共に生きるエコロジーの発想は、とても大切なので、子ども達にも教えてあげてください。
例えば、使わなくなったモノは簡単に捨てるのでは無く、大切に使ってくれる人に譲り渡すことも必要なのです。ゴミの量を減らし、大切な資源を無駄にしないと言う発想で生活するべきなのです。
ですから、使わなくなったものは、メルカリ等で次の持ち主を探してみましょう。
子ども達には、次に欲しいモノを買う為のお小遣い稼ぎとしても、金融感覚やITリテラシーを付ける為にも、とても効果的な試みになるのです。
メルカリとは、ネット上のフリーマーケットをスマートフォンのアプリで実現したものです。
「メルカリ」という名前の由来は、「マーケット」という言葉の起源で、ラテン語で「商いする」という意味なのだそうです。個人個人が安心して、そして安全に取引ができるマーケットにしていきたいという思いが込められた名前でもあります。
メルカリのメリットは、
①手軽さ
通常のフリーマーケット等のように、お金を払って場所を確保しなくても、気軽に出店出来ること。
②値段が固定されているので、上がらない
買う方にとっては、安心してお得意な値段で購入出来ますし、値下げ交渉も可能なのです。
③金銭トラブルの無さ
売り手と買い手とな間に、メルカリと言う業者が入ることで、直接の金銭やり取りが無いので、取りっぱぐれや詐欺で騙されることがありません。
④出品して売れるまでのスピードが速い
多くの人の目に触れるので、時間を掛けずに売れ安い環境です。
⑤クーポンを使える
割引のチャンスがあるので、更にお得なのです。
⑥商品が探し易く、使い易い
検索機能が充実しているので、欲しいモノに簡単に辿り着くことが出来ます。
一方で、2大リユースECサイトのもうひとつ、ヤフオク(Yahooオークション)には、以下のようなメリットがあります。
①累積の使用ユーザー数が圧倒的に多い
歴史もメルカリに比べて長いので、より多くの人が利用した経験があります。
②複数入札のため価格が上がりやすい
メルカリとは違い、購入希望者が値段を上げてくれるので、より高い値段で売れるチャンスが膨らみます。
③さまざまな商品が売れやすい
出店者や出店ジャンヌが幅広いので、特殊な分野でも商品を探し易い。
④終了の期間が決まっている
終了日を決めるので、スケジュールを組みやすい。
⑤トラブルが少なく、信用度が高い
評価等で出品者の行動を厳しくモニター出来るので、変な対応をする人が少ないのです。
私も、息子には早いうちからヤフオクへの出店を手伝って来たので、その経験は社会人になってビジネスを始める際にも、経験した取引の観点から、起こりうる色々な問題を想定したり、欲しいモノをより早く探し出す能力や金融、ITリテラシーも含めて、良い勉強になったと感じています。
⑤人生ゲーム
人生ゲームは、1960年にアメリカMilton Bradley社(現・ハズブロ)から発売された、ボードゲームで、日本でも1968年9月にタカラトミーから発売され今尚多くの子ども達に愛されて来ました。
最近では、スポーツ編やドラえもん版のように、バリエーションも増えており、時代の進化に合わせて、バージョンアップを繰り返して来ています。
人生ゲームのメリットは、
①自分の未来をシュミレーションしてくれる
自分の未来を疑似体験することで、どのように生きて行くべきかのヒントになります。
② 将来、仕事を決める手掛かりになる
どんな仕事に着くにしても、周りとのコミュニケーションが重要になります。そのコミュニケーション力も、人生ゲームで養うことが出来ます。
③失敗体験を教えてくれる
人生には運も必要なこと、また大きな失敗にも必ず突き当たるので、失敗をどのように克服して行くかを考えさせてくれるのです。
人生ゲームを通して学べる選択肢は、
①どの職業に就くべきか
②家を買うべきか
③保険に入るべきか
④株を買うべきか
⑤出世とお金のどちらを取るか
⑥借金をするべきか
等の決断を、ゲームでバーチャル体験させてくれるので、立ち止まって自分や自分の将来を真剣に考える切っ掛けになるのです。
子ども達には、お買い物ごっこや人生ゲーム等を通して、ゲーム感覚で金銭感覚を覚えることが大切なのです。おもちゃのお金を使って、金額の計算や貯えなどを考えて調整をして行く感覚は、大人になってからしっかりと人生を生き抜く為にも大いに役立つことなのだと考えます。
⑥お小遣い帳
金融リテラシーを付ける為にも、子ども達には100円ショップでお小遣い帳を買って、お小遣い帳を付けさせてあげてください。
お小遣い帳を用意して、お金の動きを管理することは、大人になってもしっかりお金を管理できることに繋がります。記録ダイエットと同じで、帳面に書くことで、正確な数字が確認でき、意識が高まり、無駄遣いをしなくて済むようにもなります。
そして、お金の動きは、金額だけを記入するのでなく、合わせて日記をつけておけば、なぜ出費が必要だったかという背景も、あとから確認できるので、日記を合わせてつけて行き、両方を見比べてみることも大切です。さらには、今後の計画も作成しておけば、予算を立てる練習にもなるのです。
お小遣い帳を書くメリットを纏めると、
①金融リテラシーの第一歩になる
お金への関心が育ち、お金を大切に、有効に使うことが出来るようになります。
② 家族会話の切っ掛けにもなる
子供にお金の話をするのは悪ではありません。
むしろ積極的に話して、コミュニケーション能力の向上にも役立ててください。
お金について質問されたら、その機会にお金の意味やエピソードを色々と教えてあげてみてください。
③計画的にお金を使えるようになる
自分で持っているお金を把握し、考えて使うことで、主体性が高まります。
④物の価値が分かるようになる
自分の頭で価値を計ったり、他のモノとの比較をしたりして、モノの重要性に気が付くようになります。
⑤ 買いたいモノの目標金額を理解する
ただ欲しいと思うのでは無く、その為には幾ら必要で、その為に何をしなければならないかのプロセスまで理解することが出来るようになります。
⑥ 工夫が出来るようになる
お小遣い帳を使っているうちに、その内容が自分にもっとわかりやすくなるように、ペンで色分けして、視覚的に分かりやすくしてみたりしている内に、上手に工夫が出来るようになります。
⑦反省する材料になる
月や四半期の終わり等には、お小遣い帳を見ながら結果をレビューすることで、良かった点や反省材料を確認することが出来るようになります。
以上のように、お小遣い帳を付けることで、お金を無駄使いせずに、大切に貯金する習慣を付けることが出来るようになるのです。
また、貯金箱を置いてあげれば、そこに貯めて行くという習慣が楽しみながら、一番分かり易い方法で付いて行くのだと思います。
⑧お金持ちになれる人
金融リテラシー「会計管理できる」力があれば将来、経営幹部になれます。
つまり、お金持ちになりたいならば、お金のことをよく知ることが必要なのです。
お金は庶民を操るツールとして導入されたモノだと言うことを忘れてはならないのです。
したがって権力者は、卑しいツールのお金などは持ち歩きません。
金融リテラシーの高い人は、利益を生み出す仕組みを考えるので、結果的にお金が稼げるのであって、最初からお金を稼ごうとはしないのです。
子ども達にも、親の背中を見せて、この基本を教えてあげてください。
もし、お金持ちになりたいのならば、利益を生み出す方法を考えるようにしてあげれば良いのです。そんなアイディアを考えられる頭の使い方を教えてあげれば良いのです。
