セロトニンの放出「平和主義」
本日は、子育てを楽しむための「平和主義」について、書いて行きたいと思います。
①平和を愛せる
平和を愛する力があれば将来、平和主義の使者になることが出来ます。皆さんは、自分がなぜ日本人として生まれて来たのかを、考えてみたことがあるでしょうか?
日本人は「平和の精神を重んじる民族」なのです。
私は子ども達に対しては、日本人を代表して平和の使者となって欲しいのです。
実際に武力攻撃を放棄した平和憲法は、世界中で日本だけが唯一採用している憲法です。もしも世界中が日本のように平和憲法を採用したなら、世界中から戦争が自動的に無くなります。
日本人は、世界唯一の原爆被爆国であり、東日本大震災でも東京電力福島原発の放射能事故に見舞われるなど、世界の中でも身をもって、平和の重要性をアピールできる立場にあるのです。
実際に2017年にノーベル平和賞を獲得したIcanの活動の中でも、日本人の被爆者達がアピールし続けたのです。サーロー節子さんや谷口稜曄さんの被爆体験が世界の人々に伝わったことが、Icanの活動を支えたことからも、日本人が平和活動を積極的に推進する立ち位置に居ることを全国民が認識するべきなのです。
そして、そのような情報は父親の世代から、次の世代へとしっかりと伝えて継承されなければなりません。
日本人は、もともと縄文時代より戦争が嫌いで平和を愛してきた民族なのです。
そして日本人の歴史を知れば知るほど、日本人が世界平和において果たさなければならない責任が、いかに大きいことかに気が付くのです。
第二次世界大戦の原爆投下や東日本大震災の福島原発放射能漏れ事故に関しては、偶然の出来事とはとても思えません。
日本人の使命を痛感させられるような、象徴的な事件だったと感じざるを得ないのです。
そのような悲惨な事件を^_^経験した日本国民だからこそ、主張できることや実践できることがあるのです。ノーベル平和賞しかり、日本人が動くことで、最終的には世界の人々が動くのです。そのために日本人がやらなければならないことは、「ワクワクドキドキ」を通じて、世界に「平和で支え合う地球」のメッセージを発信し続けること、「ワクワクドキドキ」を実践し、世界に笑顔を届けることなのです。
子ども達も平和主義者として、今後の世界平和に日本人として貢献して欲しいのです。
日本人だからこそ出来る役割と、日本人だからやらなければならない責任を自覚して、是非とも世界を繋げて世界平和に貢献して欲しいのです。
②神社参拝
神社に参拝した際に、神様への接し方が、良くわからないという声が多いのですが、大切な目上の方への対応と同じと考えればわかりやすいのではないでしょうか。
先ずは、敬意を込めて、丁寧にご挨拶することから始めてみてください。
二礼二拍手一礼(二度お辞儀し、二度柏手を打ち、一度お辞儀する)はすべての基本です。
二礼二拍手一礼では、心を込めて二回深くお辞儀し、二度柏手を打ちます。そして、「参拝に来させていただきありがとうございました」という感謝の気持ちと、住所と名前を心の中で神様に告げて、最後に一礼をします。
初詣であれば、去年一年を平穏に過ごせた感謝の気持ちを伝えましょう。
努力をせずにただ願いを叶えてください、という姿勢では、神様も聞いてはくれません。お参りでは、あまりお願いごとはせずに、あとで絵馬に書いてもOKです。基本的には感謝の気持ちを大切に。欲深くして、福も逃がさないように心がけましょう。
一方で、神社と言っても、その系統は多岐に渡ります。
自分にご縁があることも大切になりますので、事前に参拝する神社のご祭神と由緒程度は確認をしておきましょう。
神社は祭神で考えるとわかりやすく①天照大神②八幡大神③素戔嗚、大国主命④宇迦之御魂神⑤その他の大きく分けて5つにスッキリと分かれますが、実際には以下の様に複雑に分かれているのです。
①神明系神社
天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしている神社で、総本社は伊勢神宮(三重県伊勢市)です。
天照大御神は、太陽の神様で、天上界を統治する最高神です。すべての日本人の氏神さまであると言えます。この種類に分類される神社は、全国に約5千社あると言われていて、特に中部地方に多いです。
②八幡宮系神社
応神天皇・神功皇后を祭神とする神社で、総本社は宇佐神宮(大分県宇佐市)。「八幡神社」、「八幡社」、「八幡さま」とも呼ばれています。「八幡宮」群の神社は、全国に約4万社以上もあります。あなたのお住まいの地域にも「○○八幡」があるのではないでしょうか?
ちなみに、日本三大八幡宮は、総本社の宇佐神宮、石清水八幡宮(京都府八幡市)、筥崎宮(はこざきぐう)(福岡県福岡市)(もしくは、鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市))の三社とされています。
③天満宮
反藤原氏で菅原道真をお祀りする神社で、総本社は太宰府天満宮(福岡県太宰府市)。「天神さま」と呼ばれ、親しまれていますよね。
学問の神様である菅原道真が祀られていることから、合格祈願など学問に関わる願い事に強いと言われています。
太宰府天満宮の他にも、湯島天神(東京都文京区)や、北野天満宮(京都府上京区)も有名です。
④稲荷系神社
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)などの穀物・食物の神をお祀りしている神社で、総本社は、伏見稲荷大社(京都府伏見区)です。「稲荷神社」は漢字に「稲」があることから、農業に関する神様が祀られていることはすぐにわかると思いますが、稲は一粒の米からたくさんの実がなることから、商売繁盛のご利益もあると言われています。秦氏系の神社とも言われています。全国に3万社以上あるとされ、大きな勢力となっています。
⑤厳島神社
宗像三女神(むなかたさんじょしん)である田心姫神(たごりひめ)、多岐津姫(たぎつひめ)、市杵嶋姫(いちきしまひめ)の三柱を祀る神社です。
誰が長女、次女、三女かは文献によりまちまちなのではっきりとは分からないが、特に市杵嶋姫は人気があり、後世、仏教の弁財天との習合を経てアイドル的存在に成長したという。その人気ゆえに市杵嶋姫だけを祀る神社もあります。
海の神様である宗像三女神は、古来より航海安全等の海事関係の神様として崇敬を集めてきたので、神社の立地は瀬戸内海沿いを中心に海辺に多いです。
宗像神社の総本社は福岡県宗像大社。
厳島神社の総本社は広島県厳島神社。
系列神社数は両系列合わせて7000社ほどです。
⑥諏訪大社
諏訪大明神たる建御名方神(たけみなかたのかみ)とその妻である八坂刀売神(やさかとめのかみ)を祀る神社。通称「諏訪さま」。
諏訪大社の社伝によると、もともと諏訪地方には土着神として洩矢神(もりやしん)という神様がいましたが、外部から建御名方神が殴りこんできたため戦争になり、負けた洩矢神は国を明け渡したと言います。
諏訪神社は新潟県、長野県に特に多く分布しており、御神徳は狩猟と軍事関係ということで武士の崇敬を集めました。
諏訪信仰の神社は全国に5000社ほどあり、総本社は長野県諏訪大社です。
⑦八坂神社
疫病、厄除けの神様として須佐之男命(すさのおのみこと)を祀る神社系列。通称は「祇園さん」、「天王さん」など。現代では須佐之男命が祭神となっていますが、明治期の神仏分離以前は須佐之男と同一視された牛頭天王(ごずてんのう)という神様を表看板にしており、神社の名前も祇園社、牛頭天王社などという名前でした。現在、牛頭天王信仰の神社は八坂神社、津島神社、広峯神社、八雲神社、天王神社、素盞嗚神社、弥栄神社、祇園神社などといった神社名になっています。京都府八坂神社を総本社とする八坂神社系列が2000社。愛知県津島神社を総本社とする津島神社系列が3000社。
⑧浅間神社
木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)を祭神とする富士山信仰の系列。信仰対象は富士山であって浅間山ではありません。静岡県富士山本宮浅間大社を総本社とします。
⑨春日系神社
藤原氏の氏神として建御雷(たけみかづち)、経津主(ふつぬし)、天児屋(あめのこやね)、比売神(ヒメガミ)の四神を祀る神社系列。 この四神を総称して春日神(かすがのかみ)と言い全国に1000以上の系列社を持つに至る。総本社は奈良県春日大社。①⓪金比羅宮
香川県金刀比羅宮(ことひらぐう)から勧請された系列。一般には「こんぴらさん」として知られ、系列社は金毘羅宮、金比羅神社、琴平神社などを名乗ります。主祭神は大物主(おおものぬし)、大物主は大国主(おおくにぬし)の幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)なのです。総本社である金刀比羅宮は古来より海事関係の神として船乗りなどの崇敬を集め、系列社は全国で600余りを数えます。
①①水天宮
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)と12世紀の壇ノ浦の戦いで崩御した安徳天皇および平家一門を祀る系列。祭神は天之御中主神、安徳天皇、建礼門院(安徳天皇の母)、平時子(平清盛の妻、建礼門院の母)など。平家滅亡後、建礼門院の部下が平家一門を偲んで水天を祀ったことが水天宮の起源です。
安産祈願の神社として非常に有名。総本社は福岡県水天宮。
①②白山神社
北陸地方の霊峰「白山」、その雄大な姿は古代より人々の信仰を集めています。
この白山信仰を母体とする系列が白山神社です。
祭神は菊理媛神(くくりひめのかみ)。及びイザナギ、イザナミ。系列社は全国に2000社程度存在し、総本社は石川県白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)です。
①③熊野神社
家都御子神(けつみこのかみ)、熊野速玉男神(くまのはやたまおのかみ)、熊野牟須美神(くまのむすみのかみ)を中心とした計12柱の神々である熊野権現を祀る神社です。
系列神社は、熊野神社、熊野社、十二所神社などという名前になっている。山岳信仰、自然信仰を起源とする熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)から勧請を受けた系列社は全国的な分布を示し、その数は3000社弱です。
①④住吉神社
海神である底筒男命(そこつつおのみこと)、中筒男命(なかつつおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の住吉三神を祀る神社系列。通称は「すみよしさん」、よりフランクに言うと「すみよっさん」。この三神はイザナギが黄泉の国から命からがら脱出したあとの禊において出現した神で、 後にかの有名な神功皇后の三韓征伐に力を貸したというエピソードを持ちます。そのため神功皇后も祭神として祀られている場合が多いです。海の神様ということで古来より漁師や船乗りからの崇敬が厚かったようです。
系列社は全国2000社あまりを数え、大阪府住吉大社が総本社とされます。
①⑤秋葉神社
秋葉、愛宕共に山岳信仰を端緒とし、修験道、仏教と深く結びついて発展しました。系列神社数は京都府愛宕神社を総本社とする愛宕系が800社、静岡県秋葉山本宮秋葉神社を総本社とする秋葉系が600社。
①⑥大山祇神社
大いなる山の神である大山積神(おおやまづみのかみ)を祀る系列。系列社は日本全国に分布し三島神社、大山祇神社などを称します。
愛媛県大山祇神社、又は静岡県三嶋大社が総本社。両神社の関係は「三嶋大社は大山祇神社から勧請された説」が主流だが、逆の説や、両社に勧請関係は無い説などもある。なにぶん大昔のことではっきりしなのだ。イザナギ、イザナミの子として生まれた大山積神はその名が示す通り山の神である。また、和多志大神という海神としての別名を持ちます。
①⑦氷川神社
埼玉県氷川神社(さいたま市大宮区)より勧請を受けた神社系列。祭神は須佐之男命。
八坂神社や津島神社も須佐之命男を主祭神とする神社系列であるが、氷川神社は自然神である氷川神とその習合神である須佐之男命を祀っているため、八坂、津島の牛頭天王信仰とは起源が異なります。
全国で250社程度存在するが、うち約230社は埼玉県(160)と東京都(70)に分布します。
①⑦東照宮
江戸幕府初代征夷大将軍徳川家康公を祀る神社。
江戸時代に発生した系列であるため、系列神社の創建は17世紀以降と、神話レベルが珍しくない神社業界では非常に若い部類となります。
江戸時代には幕府の威光により続々と創建され500社を超える隆盛を示しました。しかしながら明治に入ると政府から仕分け対象にされ、数が激減、現代では130社程度となっています。
家康公の霊廟である栃木県東照宮(日光東照宮)を総本社とします。
③オリンピック
1908 年の第4回ロンドン大会で、アメリカとイギリスとの対立が絶え間なく起こり、両国選手団の関係が悪化してしまいました。そのときに行われた教会の礼拝で、ア メリカ・ペンシルベニアのエチェルバート・タルボット司教が「このオリンピックで重要なことは、勝利することより、むしろ参加することであろう。」という戒めのメッセー ジを述べたのです。
このメッセージを聞いたクーベルタンは感銘を受け、大会のパー ティーのスピーチで引用して「人生にとって大切なことは成功することではなく、努力 することである」という趣旨のスピーチを行い、それ以来、オリンピックの理想を代表 する有名な言葉として知られるようになりました。
それ以来、「参加することに意義がある」と言われて来たオリンピックなのですが、近代五輪は本来、国や地域同士でメダルの数を競うものではなく、スポーツを通して健全な肉体と精神を養った人間が平和な社会づくりに貢献したり、スポーツを通じて異なる国や地域の人々が相互理解を深める機会なのです。
もしも新型コロナが無ければ、今頃は世界中がオリンピックに熱狂し、感動的な閉会式を迎えていた筈だったのです。
私も1964年の東京オリンピックの際に、父親に連れられて駒沢競技場に見学に行きました。
実際の競技は見られませんでしたが、大勢の外国人選手や観光客、また会場に灯された聖火や五輪の和の華やかな光景が今でも忘れられません。
昨年2021年に開催された2020東京オリンピックでは、オリンピック本来の意義と感動をもう一度思い出すことが出来ました。
いつもよりもかなり地味ではありましたが、新型コロナ問題を克服して、真のオリンピックが開催出来、人々との交流を通して平和の輪が広がって行きました。
もう一つの喜びは、競泳の池江璃花子さんが白血病を克服し、東京オリンピックに戻ってこれたことでした。
オリンピックが1年延期になり、再選考となって、池江璃花子出場出来たのは、まさに奇跡以上の何モノでもありませんでした。
『これ以上の苦しみはない体験をした』とか、『以前までできていたことができない自分が面白い』とまでいう池江璃花子さんでこそ、実現出来た奇跡でした。
白血病が完治し、次回のパリオリンピックも目指すようですが、池江璃花子ファンはパリオリンピックでのメダル獲得を期待したいのです。
④書初め
書き初めは、1月2日の仕事始めの日にするものとされてきました。
これは、その年の心構えや抱負などを書き記し、それに向かって精進していくことで、その年が万事うまくいくと言われてきたからだということでしょう。
書道とは、文字の美的表現法を規格あるしつけのもとに学習しながら実用として生活を美化し、また趣味として心を豊かにし個性美を表現していくことなのです。そしてその学習過程において人格を練磨し情操を醇化していくのです。よって書道は人間修養の一方法であり、古来中国では六芸の一つとして尊崇されてきました。
日本では、名前の最後に道を付けると、それは単なる作業では無く、修行を意味するようになります。
修行とは、悟りを開くために精神の鍛練を行うことを言います。
主に仏教で用いられる宗教用語が語源であり、現在では、厳しい訓練や練習などを行うことに対しても用いられます。ですから書道は本来、硯で墨をするところから始まるのです。
類語に「修業」がありますが、これは業を修めるという意味で、鍛練に終わりがない「修行」とはやや意味が異なります。
書道は主に毛筆と墨を使いその特徴を生かして紙の上に文字を書きます。その技法(書法)には、筆法、間架結構法、布置章法があり、それぞれに様々な方法が編み出され、書体や書風などによって使い分けられています。技法の習得には色々な教育機関を通じて書家に師事し古典を中心に学習し、書道展などに出品しながら技量を高めていくのが一般的なのです。
大作などの特殊な場合を除いて文化圏により書字動作に違いがみられます。
中国では高机に向かって立ったまま書くことが慣習なのですが、日本では正座してしたためることが通例となっているのです。
書道と習字との違いは、 習字は文字通りに字を習うことを指し、字の正しい書き順や美しい字の書き方を習います。対して書道は字を通した修行と自己表現が最大の目的になるのです。
文字が生み出す美しさを追求することが書道の定義・最終目的になるのです。
皆さんもお子さんの腕試しに、「全国学生書き初め展覧会」に応募させてみてはいかがでしょうか。
幼児から大学生まで個人でも応募できるのです。
インターネットで展覧会が行われるので、過去の作品を見てみると、基本をおさえてかつ個性的な作品がたくさん見られます。
書道は右脳を刺激し、直感的思考と高速情報処理などの、高度な学習能力を向上させるのにも役立ちますので、書き初めや学校の授業をきっかけにして書道に挑戦してみてください。
⑤お花見
お花見とは、なんと素晴らしい風習ではありませんか。そもそもは、豊作を願って、桜のもとで田の神様を迎え、感謝する行事だったそうなのです。
その際に神様を迎えるための料理や酒をお供えし、人々もそれらを一緒にいただいたという流れだったようなのです。
自然を愛し、自然と一体となって楽しむ、感性と心の豊かさは、日本人ならではの大切な宝であり、風習なのだと私は強く感じます。
この日本ならではの自然を楽しみ、家族や仲間達とコミュニケーションを楽しむ素晴らしい機会なのです。日本人にとっては、折々の季節とその自然に感謝しつつ、先祖や親戚にも感謝する絶好の機会となるのです。
日本の春といえば桜、お花見といえば桜、という認識が日本人に広がったのは、奈良時代頃からのようなのです。
万葉集では、春の歌には桜よりも梅が用いられ、平安時代の古今和歌集になると、春を詠んだほとんどの歌に桜が登場しています。
鎌倉時代以降の武士が主役の時代になると、それまで貴族の間で親しまれていたお花見が、武士の間にも広まっていきます。
奈良時代初めに、役行者(えんのぎょうじゃ)が金峯山(吉野~大峯)に修験の霊場を開き、その後、中世にかけ修験道のメッカとして隆盛をきわめました。
吉野の桜の由来は、修験道の開祖役行者が、修行によって金剛蔵王権現を祈りだした時、その姿をヤマザクラの木に刻み、お祀りしたことに始まるといわれているのです。
また絶頂の勢力を誇っていた頃の太閤秀吉が、徳川家康、宇喜多秀家、前田利家、伊達政宗ら錚々たる武将や茶人、連歌師たち総勢5千人の共そろえで訪れた「吉野の花見」も歴史的に有名な話です。
しかしながら、庶民が本格的にお花見を楽しむようになるのは徳川三代将軍家光公の時代頃からなのだそうです。「庶民に花見を楽しませる」という心持は、家光公以降の将軍にも継承され、とくに八代将軍徳川吉宗は、さらに隅田川や飛鳥山へ桜の木を植樹させました。
そして、花見の取締りについては大目に見るように粋なお達しを出し、江戸の町民たちが心からお花見を楽しめるよう、心遣いしたそうなのです。
また、江戸時代の女性たちは、お花見が男性との出会いの場でもあったようで、お花見のために新しい着物を新調し、お花見弁当の盛り付けには工夫を凝らし、優雅にふるまうことを心がけたそうなのです。
現代のお花見では、江戸時代の風「粋」なお花見をからに優雅に楽しむアイディアも出てきております。
例えば、目黒川でのお花見の様に、ワイン片手に散歩しながら花見をするスタイルや、ビアガーデンのような屋外テラスで豪華なフルコースを味わいながら桜を鑑賞する優雅なスタイルもあるのです。
お花見グッズにも思考を凝らして、花ござやお洒落なシートを敷いてみたり、キャンプ用品のテーブルを活用したり、茶道の様に抹茶をたててみたり、本格的なコーヒーを作ってみるのも良いかも知れません。
⑥平和の使者になれる人
平和を愛する力があれば将来、平和主義の使者になることが出来ます。
西洋文明の弱肉強食、強奪、植民地文化では無く、適者生存、共存共栄の平和な世の中を創るには、日本人の大和魂と平和の精神が必要になります。しっかりとルールを守れる日本人が、世界にルールを示し、日本人が実践を通じて世界の見本となることが、最善の解決策なのだと私は信じているのです。
