セロトニンの放出「大志の育て方」

 本日は、子育てを楽しむための「少年よ大志を抱け」について、書いて行きたいと思います。

①セロトニンは、“幸せホルモン”としてメディアなどでもよく耳にするようになりました。

心のバランスを整えてくれる脳内物質のひとつで、心と身体を安定させ、幸せを感じやすくする働きを持つと言います。セロトニンがしっかり分泌されていると、ポジティブな気持ちが沸き上がって活動的になるうえに、アンチエイジングや直感力を高める効果にも繋がる素晴らしい物質なのです。

②少年よ大志を抱け

「少年よ大志を抱け」は、かつて札幌農学校のクラーク博士が残した有名な言葉ですが、子ども達には大きな大志を持って未来の日本や世界をより良いものにして欲しいのです。

自分が誰なのか、何のために生まれて、何をしなければならないのか、また素晴らしい日本の歴史や文化を知ることで、今後自分が何を通じて、どのように社会に貢献するかという、高い目標や、夢が沸いてくるのです。 

そして、そのような大きな夢を持つことが、将来大きな仕事をする上での前提条件になりますので、大きな目標を絶対に持たなければなりません。 早い時期からそのように考えて育った子ども達には、必ず将来「やりたいこと」が見つかります。

そして一度「自分の目標」を決めたなら、親が何を言おうと、言うことを聞かずに突っ走る子ども達も多いのですが、それこそがとても大切であり、決して悪いことでは無いのです。

 一度自分の力で進み始めれば、ぶれることもなく、必ず最後までやり遂げられるようになるからなのです。

③夢マップ

 「夢マップ」とは、将来の夢を実現させるために、あえてその夢を実現した過去のごとくポスター等の形に表して、毎日見える所に飾るものです。プロボクシングの村田涼太選手が、ロンドンオリンピックでボクシングミドル級の金メダルを取る前に、「金メダルありがとうございました」という「夢マップ」を作成し冷蔵庫の扉に貼って毎日眺めました。
その結果、本当に金メダルを取ることができた事例は有名です。
 「夢マップ」で夢が実現するのなら、こんなにお得な方法はありません。夢を実現するために、子ども達に「夢マップ」を作成させてください。
「夢マップ」とは、将来の出来事を、もう実現した過去のものとしてポスター等の形に作り、毎日見える所に飾るものです。
 有名な事例では、プロボクシングの村田涼太選手が、ロンドンオリンピックでボクシングミドル級の金メダルを取る前に、「金メダルありがとうございました」という夢マップを冷蔵庫の扉に貼って毎日眺め、本当に金メダルを取ることができた……といったものがあります。
またレオナルド・ダヴィンチが数々の発明を具体化する前に、自分のノートに詳細な設計図を作成することで、頭の中にバラバラに存在し、纏まりのない情報を体系的な形へと落とし込むことができるようになった事例にもあるように、未来の姿を見通すためには、頭の中で考えるだけでは足りないのです。
ノートや紙に書くことで、初めて形になっていく未来がある。それらを実感するためにも、日頃から「夢マップ」や「ダ・ヴィンチマップ」作成の習慣を子ども達に体験させることが大切になります。成功イメージとして、夢マップや標語として作り上げ、自分の部屋に貼り付けることで、完成されたイメージが出来上がり、目標を達成する上での大きな力となりました。
実際の仕事においても、感覚的なものを、広告のキャッチコピーや映像として具体的なものに落とす能力は多いに役立っていると思います。

子ども達と夢や目標について一緒に考え、語り合うことが出来れば、人生を思いっきり充実させることが出来るのです。

④目標

「目的」と「目標」の違いとは、何なのでしょうか?
目的とは、最終的にとする事柄であり、目指すべき最終到達点です。
目標とは、目的を成し遂げようするために設けた具体的な手段や数値なのです。
人生を山登りに例えるならば、目的は「山の頂きに到達する」ことなのです。「目標」はその為のスケジュールや道しるべを設定することなのです。
もし富士登山であれば、
11:00 五合目 発
12:00 六合目 着
13:30 七合目 着
15:30 八合目 山小屋 着
24:00 八合目 山小屋 発
01:40 本八合目 着
02:40 九合目 着
03:20 山頂 着
06:00 下山開始
10:00 五合目着 登山終了となります。
具体的な目標をひとつひとつクリアすることで、ゴールが見えて来るのです。
だからこそ、出来るだけ高い目的を持つことが必要なのです。
大きなことを成し遂げる人というのは、目的の設定が高いという共通点があります。
これは 、どのレベルを目指すかによって毎日の意識が変わるからなのです。
何も考えずに1年間過ごすのと、目的を意識して過ごすのでは、目的の為に使われる時間数の積み上げ量が圧倒的に違うからなのです。
さて、「1万時間の法則」と言う考え方があります。 Ericsson氏が行った研究をGladwell氏が著書『OUTLIERS(邦訳:天才!成功する人々の法則)』の中で提唱したものになります。
 一流の成功を修めるためには1万時間の練習が必要であるとする法則なのです。もし1日3時間練習したなら9年間、1日9時間やっても最低3年間は掛かると言う計算になるのです。いずれにしても、毎日コツコツと積み上げる努力こそが大切なのです。
 毎日高い目標を設定する人には、大きな成功が得られ、低い目標しか持たない人には、それなりの結果しか得られません。
 もし自ら大きな目標を設定すれば、自然にそこに向かってエネルギーを集中させることができ、それが積み上げられて、成功の鍵となるからなのです。

⑤自分で言わせる

 自分の言葉で発すると、実現力は圧倒的に増します。人間の脳は自分の声を一番に信用するかららしいのです。
 言霊(ことだま)とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のことなのです。
言魂とも書きます。声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされているのです。そのため、祝詞を奏上する時には絶対に誤読がないように訓練されたのです。今日にも残る結婚式などでの忌み言葉も、言霊の思想に基づくものなのです。
 日本は言魂の力によって幸せがもたらされる国「言霊の幸ふ国」とされているのです。
 例えば、躾を徹底させるのにも、自分で言わせることが基本になります。
「ごめんなさい、もうしません」を自分の口で言うまで終わりにしてはなりません。これが一番大事なことだからなのです。
 一方で、母親が子どもに対して、何もかもに口を出してしまうと、自分では何もできない子どもになってしまいます。「16時に塾に行きなさい、用意しとある道具を持って行きなさい」等、全て母親任せでは子どもの主体性が育ちません。
 まずは子ども達を信じて、ひとりの大人として扱い、全てを子ども自身が考える通りにやらせてみましょう。そのうえで大きく王道から逸れるようなことがあれば、その都度、指導して王道に戻す手助けをすることが親の役目だと思います。そのためには、まずは子ども達に自分で意見を言わす練習をしなければなりません。
 例えばレストランで食事をする際にも、ファーストフード店で注文をする際にも、自分の口で注文する習慣をつけなければなりません。
 当教室では、それらも教育の一環として、ファーストフード店の注文を自分で行う練習をさせるのですが、事前に教室で確認した際にはちゃんと言えた注文も、いざ本番になり、自分でやらせてみると、気が変わったり、しどろもどろになってしまう生徒も多いのです。 
 お家でも日頃から1分間スピーチの練習を是非やらせて、自分の口で発表する習慣を付けてください。

⑥偉人伝

 仮面ライターやプリキュアのヒーローやヒロインも良いのですが、子ども達が心底憧れる、実在した人物がヒーローやヒロインならば、更に魂は踊るのです。
 偉人伝として残るような人たちは、みんな高い志をもって目標に向かって努力し、幾多の困難を乗り越えてそれを達成した人たちです。
その生き方を、実際にあったこととして知ることは、子供たちが自分の将来や人生を考えるときの大事な栄養となってくれます。
 親自身が感動し、尊敬している人物の偉人伝を子どもに紹介するのも良しですし、子ども自身が自分が興味のある偉人伝を探し当てるのならば、なお結構なのです。偉人伝とは、高い志を持って努力する人のストーリーで、必ずといっていいほど挫折がつきものです。
挫折があって志を立て、実現のために努力する。そこでまた挫折し、さらに努力を重ねる……の繰り返しで、最終的には、志や目標を達成するというハッピーエンドのパターンなのです。
だからこそ読み手を「いまのままじゃいかん。自分も志は高く持ちたい」という気にさせてくれますし、子供にとっても、大人にとっても「目標を持って頑張ろう」というエネルギーになるのです。
 子ども達にとっての偉人伝は、要は「こんなすごい人がいるんだ!憧れてしまう!自分も頑張ろう」という思いを与えてあげられるミルクのようなものです。それが元で、自分の目的や目標が見つかったならば、毎日毎日、とても高い志と、誇りを持って、充実した生活を送ることが出来るようになるのです。

⑦大学訪問

 大学のキャンパスは、基本的にいつでも開放されており、誰でも出入り自由で食堂や購買部も自由に使えるケースがほとんどです。
 また、大学内の博物館なども無料で開放している場合が多いので、子ども達と一緒にふらっと訪ねてみる価値が高いのです。
 華やかな学校祭や文化祭の時期もよいのですが、緑豊かで静かなキャンパスを散歩したり、ベンチでゆったりとくつろげば、贅沢な時間を過ごすことが出来ます。
 まして自分の母校であれば、子ども達にも紹介しておくべきなのです。大学で無くとも、高校や中学校、小学校でも同じだと思います。
 自分が若きエネルギーの全力を投じて学んだ学び舎を、子どもに見せることは、智識と言う高いコンフォートゾーンを共有することであり、魂の伝承とも言えるからなのです。
 もしかしたら、キャンパスの厳かな雰囲気が気に入り、子ども達がその大学に行きたいと、自分から言い出してくれるかもしれません。
凄く嬉しい気分になれるのではないでしょうか。

⑧一流大学に合格出来る人

子ども達の大志をしっかりと育てることが出来れば、子ども達は自分の目標をしっかりと具代的に設定出来るようになります。

 その目標を叶える為にも、何々大学の何学部で学びたいと言う強い衝動に駆られるようになるでしょう。結果としてそれらの大学に進学することになることになるので、多くの場合はそれが一流大学と言うことになるのです。

そして卒業時に得られた知識や人脈は、偏差値が高いことや就職が有利と言う基準で大学を目指した人々とは雲泥の差となって現れて行くでしょう。そうして過ごす子ども達の人生は、とても素晴らしいものになる筈なのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です