エンドルフィンの放出「集中力」
本日は、子育てを楽しむための「集中力」について、書いて行きたいと思います。
①一つに専念出来る
集中力を高める為にも、一つのことに集中する習慣を付けてあげてください。
他のことと一緒に処理をしようとする、「ながら」の習慣では、集中力が分散し、結果としていい加減になってしまうからなのです。
集中力の極地であるゾーンの状況に入るには、一つに専念出来ることが前提条件になっているのです。
②深呼吸
集中力が乱れた時には、深呼吸をすることで、集中力を取り戻すことが出来るのです。
正しい深呼吸の方法は、
先ずは息を吐ききった状態にし、鼻からゆっくりと肺いっぱいに息を吸い込みます。
いつも短い呼吸をしている人はすぐ吐きたくなってしまいますが、ぐっと我慢し、息を吸うことに意識を集中します。
腹部を2.5cm~5cm膨らませるまで、深く息を吸い込みます。背筋を伸ばして立った状態か、座って背筋を伸ばした状態で行いましょう。
吸うときの倍くらいの時間をかけるゆっくりとしたイメージで、口から息をスーッと吐いていきます。そして、このサイクルを5回程度、繰り返してみましょう。
正しい深呼吸が出来ると、自律神経のバランスを整えることが出来るようになります。
自律神経は交感神経神経と副交感神経という相反する働きの二つの神経から成り立っており、交感神経は活動・ストレスといった状態を司り、昼間に優位になりやすい性質があるのです。
朝の散歩を習慣にしていると、正しい深呼吸が自然に身に付くので試してみてください。
③競争心
競争心とは、他人に負けまいと張り合う気持、競争意識のことで、欧米ではこれが無ければ生き残ることが出来ません。極度の集中力を要求するので、大きなストレスが掛かります。
一方で日本人は反対で、競争を避けて協調、協力をして生き抜くと言う考え方なのです。
協調、協力は精神的にも優しいので、これが日本人の長生きの理由の一つにもなっているのです。
とは言うものの、現代の国際社会ではこの競争心が要求されるので、いざと言う時の為にも、子ども達にも競争心を教えておかなければならないのです。
かけっこで一番になったり、学校のテストで一番になることを競うのも、必要悪として受け止めて行かなければならないのです。
④アロマ
アロマとは、正式にはアロマテラピーと言い、
アロマ(芳香)とテラピー(療法)を合わせた造語なのです。
アロマテラピーとは、植物や果実から採取した精油(エッセンシャルオイル)を使った自然療法なのです。
アロマテラピーで使用するエッセンシャルオイルは、アロマオイルとも呼ばれ、心と体の全身に作用する療法といわれています。
アロマには、自律神経を整える効果が有り、体の不調と心の疲れ、ストレスを一緒に癒すことができるのです。アロマに加えて、サウナ風呂で発汗したり、読書をしたり、お昼寝をしたりしてリラックスを楽しんでみてください。
⑤食事
食事は、毎日3回繰り返す大切な生活習慣で、集中力にも関連するので、何を食べ、何を食べ無いか、頭で良く考えることがとても大きなインパクトを与えて行きます。
チーズ、大豆、タケノコ、バナナ、アボカドからチロシンを摂取して、また鉄やビタミン等のミネラルを摂取してエンドルフィン放出を高める工夫をして欲しいのです。
大人には、カフェインによるエンドルフィンの分泌を促進する方法も使えます。
美味しいスタバや猿田彦珈琲で50mg以上のカフェインを摂取したり、CBDやシーシャ(水パイプ)を嗜んでストレスの解消をしてみるのも良いでしょう。
⑥モーツァルト
モーツァルトの楽曲は、特に高周波が多用されているので脳を刺激する音楽だと聴覚専門家が分析しています。
高周波の正体は「アルファ波」なのです。
アルファ波が出現している場合、大脳は働きを抑えられて「癒し」の状態になっています。
このアルファ波の正体は「1/f(エフ分の1)ゆらぎ」で、ただ単調なだけでも不規則なだけでもない、予測可能な部分と不可能な部分が半々くらいで構成された音によって作り出されます。
モーツァルトの楽曲を聴くことで、アルファ波や幸せホルモンのセロトニンが分泌されると、副交感神経を高めストレス解消し、リラックスし、集中力をも高めてくれるのです。
⑦目標を達成出来る人
集中力が高まることで、問題解決力も高まり、結果として、目標を達成出来る人になることが出来ます。大きな壁にぶつかったり、目先のアクシデントで頭の中が真っ白になってしまった際にも、
集中力の高め方を知っていれば、深呼吸をしたり、モーツァルトの楽曲でリラックスして、本来の自分を取り戻すことが出来るのです。
子ども達には、この緊急時に使える方法を教えてあげておくことで、ピンチの時に使えるボタンを持たせてあげてください。
より楽しい人生が送れるようになり、両親も安心して見守ることが出来るようになるのです。
