エンドルフィンの放出「ランナーズハイ」

本日は、子育てを楽しむための「ランナーズハイ」について、書いて行きたいと思います。

①ランナーズハイとは、継続的な運動によって引き起こされる一時的な多幸感であり、喜び、深い満足感、高揚感、ウェルビーイングといったポジティブ感情を経験する感情的状態のことなのです。脳内で麻薬物質のエンドルフィンが分泌されることで、この状況が起こるようなのです。

 ランナーズハイに到達する直前には、筋肉の筋繊維1つ1つが感じられ、脈が速くなり、血液がフルスピードで循環します。そこでやめずに更に走り続けると、ランナーズハイが突然起こります。   それまで感じていた疲労感が消え、エネルギーの波が押し寄せ、踏み出すたびにその波が大きくなります。さらに、痛みが高揚感に変わり、足が地面から浮いているような感覚に陥ります。

どんな場所を走っていたとしても、ランナーズハイの間はまるで自分がスーパーヒーローになったかのような気分になってしまうのです。

 実際のアスリートからの説明によると、

「頭の中が思考から完全に解放される」

「自分の世界を走っているようで、一瞬一瞬が楽しい」

「ゴールの後も幸せな感覚がずっと続けば良い」と感じてしまう。

「高揚感と多幸感で走りがとても気持ち良くなりました」そして、その感覚をまた得たいと言う中毒的な症状が生じてしまうのです。

②楽が来るまで我慢が出来る

ランナーズハイを経験することで、苦しみの後には快感や幸福が訪れることを身体で覚えてしまうので、限界に挑む恐怖からも解放されて、苦労を苦労と思わずに我慢出来るようになれるのです。

結果として楽が来るまで諦めずに、継続することが出来るのです。

③親子マラソン大会

実際のランナーズハイに近づく為には、親子マラソンに子ども達と参加して、苦難に挑戦する姿勢を身に付けさせてあげてください。

ある程度年齢が高まった際には、きっとランナーズハイの感覚を覚えることが出来るようになるからなのです。私の場合には、小学校時代にはランナーズハイの感覚を得られずに、過酷な練習の後の苦痛がトラウマになっていましたが、年齢が高まるに連れて、苦痛の後には快感を感じられるようになりました。

④スポ根ドラマ

肉体的なランナーズハイに止まらず、精神的なランナーズハイにも近い感覚を身に付ける為には、親子一緒にスポ根ドラマを観て、忍耐力を鍛えてみてください。

 イニエスタ選手やネイマール選手のように世界中の有名サッカー選手も子ども時代に日本のキャプテン翼を観て、育って来たことからも、スポ根漫画やドラマは効果がありそうなのです。

サッカー以外にも胸を熱くするスポ根アニメベスト10は、

1位:『スラムダンク』

2位:『ハイキュー!!』

3位:『メジャー』

4位:『弱虫ペダル』

5位:『ダイヤのA』

6位:『キャプテン翼』

7位:『テニスの王子様』

8位:『Free!』

9位:『ちはやふる』

10位:『黒子のバスケ』等がありますので、子ども達が興味の有りそうなスポーツを探す機会にしてみてください。スポ根ドラマやアニメは、日本人のお家芸と言えるのかも知れません。

親子一緒に大いに愉しんでみてください。

⑤ノルマを課す

子ども達の作業量や経験を増やす為には、ノルマを課すことも必要です。

自分だけでやる場合には、甘えや遠慮も出てしまうので、親がノルマを課して実行させることも必要に応じてしなければなりません。

 頑張って最後のひと踏ん張りをする上でも、ノルマを利用したアメと鞭でコントロールするのも、成功の秘訣となる筈だからなのです。

 その際には、ただ単に追い込むのでは無く、ゲーム感覚で楽しみながら取り組んで行くことが理想となります。

⑥体力テスト

自分の体力を向上させるには、どの程度の体力があるのかを頻繁にチェックしたり、テストを受けるべきなのです。その結果や数値がモチベーションとなり、更なる努力がし易くなる筈なのです。

データを活用し、絶えず頭の中で考えて、自分をコントロールして行く能力は、体力だけで無く、社会生活全てに当てはまることなので、とても大切な習慣となるのです。

⑦下積みに耐えられる人間

ランナーズハイを覚え、忍耐力が付いて来ると、下積みも苦にならない人間に育って行きます。

コツコツと継続的に取り組んで行けるので、時間が掛かる難しくて大きな目標や課題にも取り組んで行けるようになります。

 そして諦めることが無いので、たとえ時間は掛かっても成功に辿り着ける可能性がかなり高くなる筈なのです。

 人間の構造は上手く出来ていて、限界は無いのです。このままでは死んでしまうかもと頭が感じると、それを守る為の防衛本能が働くので、心配せずに限界に挑戦することが必要なのです。

気持ち良くなる為には、苦しまなければならないことを、子ども達にも是非伝えてあげて欲しいのです。

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