エンドルフィンの放出「適者生存」

 本日は、子育てを楽しむための「適者生存」について、書いて行きたいと思います。

①適者生存とは、弱肉強食では無く、環境に適応した者が生き残れるとした、ハーバート・スペンサーが1864年に『Principles of Biology』で発案した造語・概念およびその影響をうけたチャールズ・ダーウィンの概念のことです。

 現代にあてはめてみると、世界最強の権力や軍事力を持ってしても、環境に適応しなければ滅びてしまうと言うことなので、欧米や中露が今やっていることが生存には繋がらないことが見えて来るのだと考えます。

 子ども達にも、ただ単に身体が強いとか、勉強が出来ると言うことでは無く、環境の変化に対応出来る柔軟性を身に付けるように教えてあげて欲しいのです。

 身体が強すぎるあまり、勉強が出来過ぎるあまり、勘違いをして失敗するようなことにはならないで欲しいのです。

②好き嫌いを無くす

我慢が出来ずにわがままな子どもに育ててしまうと、子ども達の好き嫌いがあからさまになってしまいます。アレルギーを持っているのならば、それは我儘では無いので仕方がありませんが、給食やご飯を残してなりません。今の小学校では、最初から拒否したり、残したりすることが出来るようなのですが、決して良いことではありません。

私立小学校の受験面接でも「嫌いなモノが給食に出たらどうしますか」と言う質問が出されます。

答えはもちろん「我慢して食べます」になるのです。

③免疫

ウイルス感染が流行っている時代がら、免疫力を高めることが重要な要素となって来ています。

免疫力は身体だけで無く、精神力や技術力にも関連して来ます。ウイルス予防にはワクチンと言う方法が最適なのですが、これも身体だけでは無く、精神力や技術力にも関係して来るので、ワクチン的な処方が必要となります。

 そして一番良いのが失敗の経験になります。

失敗を重ねることで、自分自身が強くなるのと同時に、新たな予防策や対応策を編み出すことが出来るからなのです。

泥んこ遊びや落書きも、言わば失敗の練習なので、親はある程度寛容に子ども達のやることを見守ってあげることが大切なのです。

 泥んこになって帰って来た子ども達を、決して厳しく叱らないであげてください。

そんな時には、子ども達の成長を楽しんでやろうと考えるようにしてみてください。

④しりとり

今の子ども達は語彙力が不足していると感じてしまいます。友達通しの会話でも、ヤベーとかマジと言うような軽い言葉を使い過ぎ、正しい会話をする機会が減っているのかもしれません。

昔は遊びでも「しりとり」をよくしていましたが、今はあまりやらないのか、しりとり遊びがスムーズに進みません。

 自称インターナショナルスクールの子ども達は特にひどくて、日本語も英語も上手に話せない子ども達ばかりだと感じてしまいます。

しりとりは車の中や電車の中でも、何処ででも出来る遊びなので、しりとりを通じて語彙力を増やせるように工夫をしてみてください。

両親の頭の体操やボケ防止にも繋がるので、自分の為にもやってみる価値があるのです。

⑤かけっこ

かけっこは想像以上に体力を使い、身体を鍛えてくれる遊びなのです。子ども達が公園でかけっこをして遊んで来ると直ぐに数キロメートルも走ってしまうのです。

ですからお家に帰って来ると、ご飯をモリモリと食べて、夜はぐっすりと熟睡出来るのです。

これらが、子ども達の脳や身体や心の成長に繋がっているので、公園で遊ばない子ども達には、それらが育たないのです。

 子ども達は身軽ですばしっこいので、親が一緒にかけっこをするとヘトヘトになってしまいますが、日頃の運動不足を反省する意味でも、是非とも子ども達と楽しく、かけっこをしてみてください。

⑥アメと鞭

環境に対応出来るようになるには、アメと鞭が必要になります。

子ども達を餌で釣るようで嫌だと言う人も居ますが、必要悪だと考えてください。人間はモチベーションのネタが有るからこそ頑張れる仕組みになっているので、パブロフの犬のように、見ただけで脳が刺激されて行動力に繋げて欲しいのです。

鞭についても同様です。特にお父さんが厳しく躾をしなければ、我儘でルールを守れない子どもになってしまいます。血統書付きの名犬でも、厳しい訓練をしなければ、本物の名犬には育ちません。

⑦共同生活が出来る人

適者生存を身に付けた人は、共同生活も上手に出来るので、シェアハウスや合宿所でも苦なく過ごすことが出来ます。自然に相手を気遣ったり、適切な距離感を取ることが出来るので、ストレスも溜まりにくいのです。

これが出来るようになれば、世界中のどんな場所でも生活が出来る可能性が高まるので、適者生存で生き延びていけるようになれるかも知れません。

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