エフィカシーとは

「エフィカシー」とは、効果や有効性という意味です。セルフ・エフィカシーは心理学者のアルバート・バンデユーラ氏により提唱された心理学用語で、「自己効力感」と訳されることが多いのです。
自分の能力の自己評価のことで、自分のことを自分自身でどのように評価しているかと言うことなのです。「自分が役に立つことができる」「自分なら達成できる」という強い意思がある人は、エフィカシーが高いと言え一方、「自分のスキルでは難しい」「この問題を解決するのは無理だ」と考える人は、エフィカシーが低いのだと言うことができます。
エフィカシーという概念は、社会での心理マネジメントはもちろん、スポーツの世界においてもメンタル強化の一貫として取り組まれているのです。
私は、右脳教育=エフィカシー=潜在意識だと捉えています。
「出来る、出来る、出来る」と、子ども達を鼓舞して、親は子ども達の成長を愉しむことが大切なのです。
私は、潜在意識は6歳位迄に親が作るものだと考えます。その為に親が子育てについて学ぶ教室が幼児教室であり、幼児教室の取り組みや講師からのアドバイスを通じて親がエフィカシーを学び、家庭でも実践することが重要なのだと考えています。
また、エフィカシーと自己肯定感の違いは、
エフィカシーが、自分がある状況において適切な行動を遂行できるかどうかの認知、求められる行動を遂行する能力を持ち合わせていることへの自信を客観的に評価しているの対して、自己肯定感は、自分本位の自己満足とも言えます。
自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語なので、自己否定の感情と対をなす感情とされているのです。
幼児期の親の対応で、エフィカシーの高い子どもか否かが決まると考えられるので、親は主体性を尊重し、子ども達に沢山の体験学習の機会を与え、子ども達が好きなことを見つけて、とことんやらせてあげること、そして笑顔でハグして褒めてあげることが一番大切なことだと私は信じています。
残念ながら今の多くの親達は、子ども達に習い事を強制し、室内に閉じ込めて、自分の価値観で縛り、怖い顔で叱りつけている印象を受けてしまうのです。それではやるべきことと正反対なので、エフィカシーは育たなくなってしまうのです。
つまり、子育ての考え方自体が間違っているのですが、それに気が付いていないことが一番の問題点なのです。
学びと言うと先生から受け身で教わることだと考えることが、そもそもの間違いの始まりなのです。
自転車の乗り方を覚える時のように、アドバイスし補助するコーチのような人間が必要になりますが、実際に考えて身体を動かすのは本人の意思と努力しかないのです。
そのコツを上手にアドバイスするのが、コーチであり、先生の役割になるのです。

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