パーティーの種類

 コロナ禍の規制や自粛により、日本人のパーティーに対する考え方は180°転換してしまいました。沢山の参加者を集める豪華なパーティーが憧れだった時代から、こじんまりと気の知れあった同志で行うパーティーに移行をし始めました。

また、リアルのパーティーだけでは無く、ネット上で行うリモートパーティーが当たり前となり、メタバースの時代には、バーチャル空間でのパーティーが最もポピュラーになるのかも知れません。

今後のパーティーの変化を具体的に占う上で、パーティーの種類について、改めて確認をして行きましょう。

①結婚式と披露宴

一般的に、結婚式とは結婚を誓う儀式のことです。いわゆる「挙式」=「結婚式」とされていますが、それに対して挙式の後に行われ、ゲストを招いて食事や余興を行う会を「結婚披露宴」と呼びます。

 これには、日本における結婚式の歴史が関係しており、1900(明治33)年に、のちの大正天皇と貞明皇后の「結婚の儀」として行われた神前式が、こんにちの結婚式の始まりと言われています。その後、東京大神宮(東京都千代田区)が1926年(大正15年/昭和元年)に、神前式での「結婚式」を民間の人たちでも行えるようにしたことが世間に広まっていったきっかけのようなのです。 結婚式が親戚等の親族や特に親しい人々を集めてこじんまりと取り行うのに対して、結婚披露宴は、友人や職場での取引先も含めて、沢山の人々を集めて盛大に行われて来ましたが、コロナ禍になると自粛により、披露宴は行われたなくなり、本当の身内だけを集めてひっそりと行われるようになりました。

 今後もこの傾向は続き、例えばハワイや沖縄に移動して、身内だけの結婚式をあげるのが流行りになりそうなのです。

②祝賀会

祝賀会とは、何かの大会に勝った記念や特定の出来事を祝して催されるパーティーや宴のことです。

祝賀会は、主催者や主役が日頃お世話になっている人たちと喜びを分かち合うために開催されます。ひところは、ホテルの大広間を借りて盛大な祝賀会を開くことが多く、勝利をお披露目する機会、また御祝儀を集める為に開かれていました。

③ 誕生日会、記念日

誕生日会は、誕生日を迎えたり、それが近い人がおり、その誕生日を祝う催しです。

漫画等では本人に内緒で準備をして、当日にドッキリさせるというシチュエーションが多いです。内緒にするため本人と距離を置きすぎて、何か悪い事をしたかと心配するのもお決まりになっています。子ども達にとっては、仲の良いお友達を自宅に招待して、お母さんが料理を用意したり、参加者が料理を持ち寄ったりして、こじんまりと行われるのが一般的です。

 誕生日ケーキとプレゼントの交換が子ども達の楽しみになっています。

④卒業パーティー、打ち上げ

芝居や相撲などの興行を終えること。

事業や仕事などを終えること。また、その終了を祝うパーティーのことを言います。

大きな仕事を成し遂げた喜びを皆で讃え合い、感謝の気持ちを伝える為の恒例の行事となっています。功労者には花束をプレゼントするのが一般的になっています。

⑤歓送迎会

歓送迎会とは、交流会の一種で、学校や企業・官公庁などの組織において交流、親睦の一環として行われるパーティーです。主に、レストランなどを貸し切って行われることが一般的です。

 新しく組織に入って来る人達が早く組織に慣れて、仕事がスムーズに進められるようにする目的が大きいこと、お酒等が入ることでお互いの自己紹介等も進められることがメリットになります。

入学式や入社パーティーも歓迎会のひとつなのです。

⑥ティーパーティー、お茶会

西欧風のティーパーティーは「紅茶が主役」のパーティーで、紅茶文化の発展と共に楽しまれるようになりました。ティーパーティーは午前または午後、1時半から2時間程度に開催され、平服で行う比較的カジュアルなパーティーであることが多いです。

最近ではデザートビュッフェ形式のティーパーティーが開催されており、紅茶・コーヒー・ジュース・サンドウィッチ・クッキー・フルーツなどが用いられます。

 それに対して日本式のお茶会は、5名ほどの少人数にて約4時間かけておこなわれます。

主に近しい方からご招待されることが多いのです。「初心者のための茶事」を受講できるお教室や寺院が主催する茶事のイベントなどもありますが、ほとんどの場合はいきなり「茶事」に招かれることはありません。

「茶事」とは、懐石からはじまり濃茶・薄茶までを振舞いお客様をおもてなしする正式なお茶会のことなのです。

⑦ダンスパーティー

ダンスパーティーとは、多人数でダンスを楽しむ催しで、昭和初期~中期には主に社交ダンスの場の名称に用いられ「ダンパ」の略称も生まれました。1950年頃のヒット曲には林伊佐緒の「ダンスパーティー」の夜がありました。

昭和後期以降はディスコやクラブ、コスプレイベントでの催しにも用いられるようになりました。和製英語ではなく、欧米でも用いることがありますが、社交ダンスイベントを指す場合は単に「a dance」と呼ぶのが一般的となります。

⑧レセプションパーティー

レセプションパーティーとは、ビジネスシーンなどで客人を招待して行われる社交・交流のためのパーティーで、ホテルや貸会議室、ホールなどで行われます。

公的立食形式のパーティーで、主催者が入り口で出迎えるレシービングラインを設けていることが多いです。レセプションパーティーでは飲み物や食べ物の種類、品数など定めはありません。

国際会議や大規模な業界団体のパーティーではこの様なスタイルになることが多いのですが、日本人にとっては立食パーティーで見知らぬ人達と会話をするのはあまり得意では無いのではないでしょうか。

⑨バーベキューパーティー

親しい友人達を集めて、交流や親交を深める為に行うパーティーになります。

バーベキューを通じて、びっくり感動体験、

異次元体験、びっくりサプライズや想定を超える演出とその準備が成功の鍵になります。

皆で一緒にお肉を準備して、一緒に焼きながら、また片付けも一緒にすることで、絆を深めることが目的となります。

 子ども達が居ても問題が無く、更に楽しくなることがメリットで、気軽に家族全員で参加出来ることが特徴なのです。

⑩接待パーティー

接待とは、お客様をおもてなしすることで、お茶や食事などを出して振る舞うことです。

仕事における接待も同じ意味で、サービスの良いレストランやおいしい料理を出してくれるお店に顧客(法人)を招待して、会食をすることや一緒に娯楽を楽しむことなどがあげられます。

日本では昔から接待の席では、芸者を呼んで遊んだり、お土産には、高級なフルーツや人気スイーツを持たせることが一般的となっています。

お客様に超高級感、人生最高の感動サービスや食事を提供することで、日頃のご愛顧に感謝し、お客様との繋がりを強めて行くことが目的になっています。

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