企業が独占して行く仕組み

 日本は現在も米国の支配下にあり、米国が日本の企業を潰し続けて来ました。

今後、日本の企業が潰されなくなる為にも、企業が独占して行く仕組みについて確認をしておきましょう。

①ファーストペンギン

ブルーオーシャン戦略になります。

今迄誰もやったことが無い分野で全く新しい製品やサービスを一番早く市場に投入出来れば、競合する相手が居ないので潰され難く独占が可能になるのです。

しかしながら、バーチャルワールドのセカンドライフのように投入が早すぎて、社会で全く受け入れられないこともありますのでそれでは独占出来ても意味がありません。

タイミングが重要になるのだと考えます。

②コアテクノロジーを抑える

どの分野で市場を抑えるかが、とても重要になりますが、その中でも核となるコアテクノロジーを抑えてしまえば、主導権を奪え独占が可能なのです。

例えば、イーロンマスクのスターリンクのように、バッテリー管理技術や人工衛星通信を抑えることで、今迄の携帯電話キャリア、携帯ハードメーカー、OSやアプリメーカーが一掃されて、全て入れ替わる可能性があるのです。

先を読む眼こそが、企業の推進力となるのです。

メタバースの市場では、誰がコアテクノロジーを最初に抑えるのかを、楽しみに見届けたいと思います。

③政治的な圧力

日本の技術は、東芝COCOM事件のような政治的な圧力で潰されてしまいます。

トロンOS も政治的な力で潰されてしまいましたし、5Gのハーウェイ事件も同じ理由で潰されてしまいました。また税制優遇制度や関税といった手段も企業潰しに使われて来ました。

政治的な力は独占に大きく関わっているのです。

④政府や銀行の融資制度

資金融資と言うカードを使い、都合の悪い企業には出来るだけお金を与え無い戦略が取られて来ました。上場についてもウォールストリートのマフィア達が仕切るので、企業は言いなりで支配されて来ました。現在ではクラウドファウンディングやベンチャーキャピタルが使い易くはなりましたが、お金の出し入れで企業は簡単に支配されてしまうのです。逆に言えば、お金の力でも独占が可能になるのです。

⑤政官産癒着

政府への裏金やロビーイングで企業は受注を独占出来ることもありますし、官僚の一声でAmazonでもmicrosoftに受注をひっくり返されたりするのです。政府の裏にはDS(ディープステイツ)が潜んでいますので、彼らの匙加減で企業の運命が変わってしまうかも知れないのです。

 ですから闇のコネクションが企業にとって重要であり、独占に大きく関係していたのです。

⑥マスコミ支配

TVのCMをはじめとして、マスコミ界での力も企業の業績や独占に関わって来ます。

誰もが企業や製品を認知すること、洗脳のように情報がインプットされてしまうと、圧倒的なパワーや販売力に繋がるからなのです。

最近では、広告の中心が紙媒体やTVからネットや公共施設のモニターに移りつつあります。

いち早く顧客のハートを掴む戦いの場が、やがてはメタバース上へと大きく移って行くでしょう。

メタバース上でのキーポジションを抑えることが、独占に繋がって行きそうなのです。

⑦エネルギー

エネルギー問題が産業を推進する上で重要な課題となって来ています。エネルギー問題を解決することで圧倒的に有利になるでしょう。

石油エネルギーから原子力エネルギーそして、水素エネルギー、自然エネルギー、フリーエネルギーと進化して行かなければ、産業も流通システムも機能して行きません。

如何に少ない原始的なエネルギーから脱却し、自由にエネルギーを使える仕組みを作るかが、成功への道筋となります。

最終的には、充電と言う面倒くさいプロセスを無くせた企業こそが勝組になり、市場を独占して行くことになるでしょう。

⑧大学新卒一括採用

世界では珍しく、日本では当たり前の採用制度で就職雇用とセットになり戦後の日本経済を支えて来ましたが、これは経団連と企業がグルになって仕込んだ企業が有利になる為の仕掛けでした。

言わばネズミ溝のように、出口を先延ばしにしてその場を凌ぐやり方だったのです。

時代の変化や賃金の高騰により、今迄の制度が維持出来ないことは明らかなので、日本も採用制度を変えなければなりません。既にインターンシップを経由した採用が増えて来ています。最終的には、完全な能力主義の市場になり、単純労働は機械に全て置き変わって行くと予測されるのです。

新卒の学生にでも能力に応じた高給料を出せる企業こそが、市場を独占して行くことになるでしょう。

⑨製造業

自動車業界を見ても、テスラと言うEV自動車が劇的な成長を見せて、業界を全く別の方向に変えようとしています。

規模の利益が絶対の大資本型産業構造は、今後ますますその勢いを拡大加速させて行く一方で、製造業、流通業も個人志向の時代へと回帰もして行くのではないでしょうか。

つまりは、拡大と縮小が同時に進行を続けているのです。

 そのような環境の中で企業が生き抜くには、大量生産で安く沢山モノを作る時代から、多品種少量生産で最新、ユニーク、オンリーワンの商品を絶えず開発し続けることが成功のカギとなりそうです。メタバース上では、バーチャルな製品が先に流通して、受注を受けてから製品が製造される

オーダーメイドシステムが主流となることでしょう。

⑩サプライチェーン

トヨタ自動車は、かんばんシステムを採用し、世界的なサプライチェーンと下請け制度を連動させ、効率的な経営を強みとして来ましたが、半導体不足やロックダウンと言う思わぬ事態を受けて、完全なる見直しを迫られてしまいました。

すなわち、最も安い地域や労働力を求めてサプライチェーンを分散拡大させるのでは無く、全てを自社グループ内で纏めあげる体制にもどさなければ、足元を救われてしまうことになってしまったのです。

現在は人手不足なので、安価な労働力が確保出来なければ、完全ロボット化が急務になり、それらを制御するソフトウェアの管理や開発に注力しなければなりません。配送も自動化を考えるならば、自動運転化を早急に進めなければなりません。

それらを考えると、人工衛星までを手中に入れているテスラ社が圧倒的に進んでおり、今後も有利に独占を高めて行く可能性が高いのです。

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