子育ての後悔
「後悔先に立たず」なのにもかかわらず、子育てが終わった多くの親達が後悔しているのが、子育てについてだったのです。
実際の子育てをしていた時期には、経済的にも、精神的にも余裕が無く、自分のことで精一杯のだった為に、思うような子育てが出来なかったり、若気の至りで、子育てについての外部からのアドバイスを聞けなかったりしたのではないかと考えられるのです。
それでは、親達はどんなことを後悔しているのでしょうか。
アンケートの結果から、見て行きたいと思います。
①子ども達を放置し過ぎてしまった
賢い親は、やはり子ども達に最高の環境を与えて、自らが時間と手間やお金も掛けて子ども達と一緒に過ごすべきなのにもかかわらず、実際は子ども達を放置してしまい、十分に教育出来なかったことが後悔になっているようなのです。
②子どもと一緒に過ごす時間を作ってあげたかった
たとえ思うような教育を直接施せなかったとしても、もっと一緒に過ごす時間を作ってあげたかったと言うのも交換になっているようなのです。
仕事疲れや、週末もゴルフ等の接待等に夢中になって子ども達との時間を後回しにしてしまったことが反省材料になっているようなのです。
③もっと子どもの気持ちに寄り添ってあげたかった
社会的な立場や親の立場から、見下ろすように子ども達に対応してしまい、子どもの気持ちを考えてあげられなかった反省も強いようなのです。
もっと純粋な気持ちで、子ども達と同じ目線で、子ども達と一緒に将来を考えてあげられなかったことが、大きな反省となっているのです。
④子どもの得意なモノを見つけてあげたかった
子ども達の個性や興味があることを、もっと細かく分析してあげて、子ども達に得意なモノを作ってあげれば良かったと、反省をしているのです。
もしも、もっと様々な事にチャレンジする機会を親が与えてあげていたならば、子ども達の可能性が広がっていたのではないかと、反省をしてしまうのです。
⑤もっと教育費を掛けてあげたかった
家のローンや生活費、日常生活で必要な耐久消費財、また自分達のレジャーや食費等にお金が掛かってしまったことから、教育費についても抑えながらやり繰りをしてしまったことで、満足行く程の教育費を使ってあげられなかったことも後悔してしまうのです。
もっとお金を出して塾や家庭教師を付けてあげられたならば、もっと良い大学や就職にも結び着いたのではないかと考えてしまうのです。
⑥苦手なことを克服させてあげたかった
自分も苦手なことがあったからと言って、子ども達の苦手な部分を克服出来るまで、一緒になって乗り越えてあげられなかったことが心残りとなってしまいます。
もしも、もっと根気良く、とことん一緒に付き合ってあげたならば、克服出来たのかも知れないのに、他人行儀になってしまい、一緒に寄り添ってあげられなかったことを悔やんでささまうのです。
⑦小学校受験、中学校受験をさせてあげたかった
結局、大学受験や高校受験では思うような結果を出せなかったので、こんなことになるのであれば、小学校受験、中学校受験をさせておけば、もっと良い結果になっていたのではないのか、また受験で親子共々、地獄のような苦しみを味わうことも無かったのかも知れません。
⑧体力を付けさせてあげたかった
勉強を重要視するあまり、部活動や体力アップに付いては二の次にさせてしまったので、受験を乗り切るパワーが不足してしまったのかも知れません。病気もしがちで、肝心な時に力を発揮出来なかったことを考えると、もっと体を鍛えさせておくべきだったと反省してしまうのです。
⑨コミュニケーション不足
反抗期に入ってからは、なかなか思うように親子のコミュニケーションが出来なくなってしまいました。成人してからこそ、普通にコミュニケーション出来るように戻りましたが、肝心な思春期にもっとコミュニケーションが出来ていれば、進路を決める際にも、もっと幅広い選択が出来たのではないかと後悔してしまうのです。
⑩もっと厳しくしつけをしておくべきだった
言葉遣いや生活での態度、また結婚してからの孫へのしつけを見ていると、自分達のしつけが甘かったことが、次世代にも影響を及ぼしてしまっていることを反省してしまいます。
お父さんが自分の子ども達にしつけが出来ないようでは、良い子育てに結びつきません。
もしも、しつけが出来ないように育ててしまったのであれば、大きな反省点となってしまいます。
お母さんとお父さんの役割分担をしっかりと意識した子育てが出来るように厳しくしつけておくべきだったのかも知れません。