ひたすら放置に走る親
親子間のコミュニケーションの質と量が、子ども達の能力の高さに直結しているのだと強く感じています。しかしながら、最近の親が子ども達を放置してしまい、コミュニケーションが薄れて来ていることを強く心配しています。
その問題点を以下であげて行きたいと思います。
①胎児とコミュニケーションしていない
子どもは生まれる前に既に脳が機能し、耳も聴こえれば、目も開けられるし、感覚が芽生えているのですから、親子間のコミュニケーションは、胎児期から始めなければならないのです。
胎児のことを思い遣り、食生活や運動についても意識をしてあげるべきなのです。
お酒を飲んだりタバコを吸うのはもっての外ですし、胎児とコミュニケーションを絶えず取りながら行動をして欲しいのです。
②喋れないからと放置
赤ちゃんが、まだ喋れないから何もわからないと思わないでください。全てを理解していますし、言葉も理解しているので、語りかけてあげると絶大な効果があるのです。
③歩けないからと放置
歩けないからといって寝かせたままにしないで、赤ちゃんマッサージや赤ちゃん体操でコミュニケーションしてあげることで、成長が早まりますし、能力アップにも繋がるのです。
④自分が嫌だから公園に連れて行かず家庭内放置
公園へのお散歩は、日光浴、森林浴、酸素浴にとても良いので、連れ出してあげてください。
自分が嫌だから連れ出さない親が増えてしまったことが残念です。それが悲劇の始まりになってしまっていることに気を付けて欲しいのです。
⑤放置は虐待
日本では放置への罰則が弱いのですが、放置は犯罪なのです。
電動自転車の後ろの席に子どもを残して買い物したり、スーパーの駐車場の車内に子どもを残したまま買い物をしたり、家にひとりで留守番させたりは、生死に関わる大問題であり、犯罪行為そのものになります。そのことで子ども達が感じた恐怖心やストレスは心の傷やトラウマになりかねないのです。
⑥自分の井戸端会議の為の習い事放置
子ども達を預けて放置し、自分がおしゃべりしたいが為に習い事に通わせるのは止めましょう。
習い事が多い子ども達は無気力になる傾向が有り、最悪は自殺するような人間になってしまう危険さえあるからなのです。
⑦課題を与えるだけの放置
勉強は親子一緒にやるのが理想的です。
全て一緒で無くとも、やり方やコツを直接指導してあげてください。
ノルマだけ与えて縛り付ける教育ママゴン的なやり方では、子ども達の主体性も学力も伸びないからなのです。
⑧しつけが面倒なので放置
しつけこそが教育なのです。ペーパーテストの点数を上げることが教育ではありません。
厳しくしつけるのは父親の役割、優しくしつけるのが母親の役割になります。ですから母親は怒鳴ってはいけないのです。
⑨夫や妻に責任を転嫁し放置
父親と母親の役割り分担に沿って、それぞれがその役割りを果たさなければなりません。
どちらか一方に押し付けても上手くはいかないからなのです。
⑩週末も室内やに放置
週末は子ども達を公園やキャンプに連れ出してあげてください。室内に閉じこもっては能力や体力を伸ばせません。平日に不足していた親子コミュニケーションをしっかりとカバーしてあげてください。
そして毎日、笑顔、ハグ、褒め言葉が溢れる生活で親子間のコミュニケーションをしっかりと取るようにしてみてください。