メタバース時代のコアテクノロジー

メタバース市場が今後発展する為に必要な、

コアテクノロジーとなりそうな要因を分析してみたいと思います。

①スターリンク

5Gから6Gへの高速大量データ通信への移行においては、人工衛星を使ったスターリンクが間違いなく、コアテクノロジーのポジションを抑えそうです。これによって24時間365日、地球上の何処からでも正確に情報のやり取りが出来るインフラストラクチャーが完成するのです。

ですからメタバース時代にも、イーロンマスクが重要なリーダーの一人となりそうなのです。

②バーチャル自分

リアルと同様以上の自分をバーチャル空間でいかに実現出来るかが、次のコアテクノロジーなのだと信じています。

ホログラフィックや3D技術を使って、完全な自分をバーチャル世界で実現することです。

それには本物よりも高度な解像度が要求されます。

その為のデータ読み取り装置は、毎日の体型や体重等の変化にも対応しなければなりませんし、微妙な表情の変化にも対応出来なければなりません。もし完全な自分がバーチャル化されれば、

健康診断で体重や身長を測ったり、洋服屋さんで採寸したり、試着したり、靴を履いてみたりする面倒なプロセスを行う必要が無くなるのです。

自動改札のように、通過するだけで体温、体重、身長や体型を読み込み、自動アップデートするテクノロジーを誰が一番早く実現してくれるのかが楽しみです。

③バーチャル彼女

バーチャル自分が出来たならば、次はバーチャル彼女、彼氏、コンシェルジュです。

自分の理想を全て織り込んで作れるので、リアル以上の仕上がりになるでしょう。

AIを使った会話やデートを通じて、さらに自分の好みにより近づけることも可能になります。

リアルでは簡単に見つからない彼女や親友を沢山作ることが出来るので、毎日の生活がより楽しくなるでしょう。

これらをAI技術を使って、一日も早く一般化することが期待されるのです。

④競技場

実際に競技場に足を運ばなくても。

競技場にいるかのごとく臨場感を味わえる、バーチャル空間を再現する技術がコアテクノロジーとなりそうです。

例えば、野球ゲームの世界では、プロ野球スピリッツが年々と進化しており、よりリアリティさを増して来ていますが、完成形には未だ程遠いのが実情なのです。リアルとバーチャルの区別が付かない位のレベルに誰が最初に到達出来るのかが、今後の覇権争いとなるでしょう。

⑤コンサート

歌の場合には、動きよりも音に重きを置くので、競技場よりも早く目標に達することが出来るのかも知れません。既に音質に置いては、リアル以上のクオリティーを実現出来るようになりつつありますので、照明やプロジェクトマッピングの技術と相まって、素晴らしいステージを演出出来るかもしれません。世界最高の音質プロデューサーのポジションを誰が抑えるのか楽しみにしています。

⑥店舗

ネット通販の売上高が年々増加する中で、ネット通販の弱点である、本物を試着したり、手に取って観ること、また高級店の空間やおもてなしを楽しむことが出来ないディスアドバンテージを克服出来るバーチャル店舗が期待されています。

商品がリアル以上に素晴らしく感じられ、買い物までの過程をも充分に楽しめることで、リアル店舗を持つ以上の効果が期待出来るようになるでしょう。その際に、実際の店舗を借りる必要は無くなりましたが、バーチャル空間での一等地を抑えなくてはなりません。

The Sandboxやディセントラランドが先行していますが、最終的に誰が一番人気のバーチャル空間の都市開発に成功し、分譲地を広げていくのか、こちらの覇権争いにも注目しています。

⑦昔の店舗を再現

新たな店舗を展開する一方で、今は無き昔通っていた懐かしい店舗にもう一度行きたいと言う需要も増えて行くものと予想されます。

リアルで再現するにはお金と時間がかかり過ぎるのに対して、バーチャル空間であれば手軽に復活させることが出来るようになるのです。

歴史的、史跡的な価値も加わり、固定客を掴むことにも繋がって行くでしょう。

残されたデータを元に、かつての建築物を正確に復元する技術やデザイナーが注目を浴びるでしょう。昔の低解像度ね写真やデータを高度な解像度へコンバージョンする為のソフト開発や、映画「君の名は」で使われたようなアニメタッチのストラクチャーへの変換ソフトウェアの開発が必要になります。

⑧ プライバシー空間

狭い日本の国道では自分の空間を持つことが困難でしたが、バーチャル空間であれば、自分の空間を持つことが出来るようになります。

またリアルの世界では持てなかった高級スポーツカーを持てるようになり、スポーツカーのコレクションルームを持つことが出来るようになります。もちろんバーチャル上では自分で運転することも出来るようになるのです。

自分だけで満足出来る空間への需要はかなり高いと予測します。

しかしながらコレクションにはオンリーワンが必要なのでNFT化が進みます。

NFT化したり、交換売買出来る市場や仕組みを取り仕切るバーチャルサザビーズのようなキープレイヤーを誰が握るのか楽しみになります。

⑨ゴーゴーバー

歴史を振り返れば、いつの世にもテクノロジーを引っ張って行くのは、実はエロ系の分野であったりするのです。

バーチャル空間であれば、全裸であったり、セクハラ行為をすることが許されてしまうことから、

エロ産業での導入が市場をリードする可能性が高いのです。視覚だけでなく、良い匂い発生器や

良い触覚発生装置、興奮する視覚、周波数コンテンツの開発も要求されて来るでしょう。

そうなるとAV先進国の日本が更なるコアテクノロジーと今迄のノウハウや実績を駆使した新製品や新市場を生み出して行くかも知れません。バーチャルになるとサーバーを置く国での法律に照らすことになるので、法律的な制限を越えたモノになって行くのでしょう。

⑩メタバース大学

バーチャル化が進めば進むほどリアル大学の必要性が低下してしまいます。

巨大な建設費用を掛けたキャンパスや講義ルームや試験会場も必要無くなってしまいます。

インフラストラクチャーよりも、コンテンツ、ノウハウ、仕組みと言った中味が問われる時代となりそうです。当然ながら国を跨いで、世界中の人々達と一緒に学ぶことになるので、それらを包括した仕組みやアプリケーションの開発が必要となるのです。GAFAに続くようなメガカンパニーが名乗りを挙げてくれるのでしょうか。

例えばwebブラウザーの歴史を振り返っても、コアテクノロジーは、時代と共にモザイク、ネットスケープ、インターネットエクスプローラー、Braveと変化して来ており、またOSの世界も然りなのです。

メタバース時代のコアテクノロジーをいったい誰が支配して行くのか、全く目が離せません。

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