ベーシックインカムが導入されたら
ベーシックインカムとは、最低限の所得保障の一種で、政府が全国民に対して決められた額を定期的に預金口座に支給するという政策のことなのです。つまり、何もしなくても政府から給料が貰える仕組みのことのです。
もしもベーシックインカム制度が導入されると、生活の為の最低限のお金には困らなくなるので、働き方やライフスタイル、またお金の流れそのものが根本的に激しく変わって行くのです。
ベーシックインカムが導入されると、以下のような具体的な変化が現れます。
①正社員やアルバイトを辞める
今迄、生活の為に仕方なく働いていた人々が、仕事を辞めて自分の好きなことを始めます。
好きな事をやることで、人々は幸せになり、創造的で面白いアイディアが社会に生まれ易くなります。
②教育にもっとお金を使う
資金に余裕が出来ると、今迄以上に子どもや、自分の自己啓発にお金と時間を掛けることが出来るようになるので、社会での教育熱も高まって行きます。
③大学に進学率が低下する
大学に進学することで就職が有利になり、少しでも給料を高めたいと考えていた人々が、大学に行く必要が無くなります。学びについても、本当に好きなことを学ぶようになるので、大学以外の場所で学ぶケースが増えて行きそうです。
反対に仕事を卒業したシニア層が、好んで大学に通い直す時代となりそうです。
④郊外に住む子育て家族
会社や大学に通うのを辞めてしまうと、必ずしも都心に住む必要が無くなってしまいます。
物価の高い都心を離れて、郊外の地元に住む人々が増えて行くので、地方の活性化に繋がります。
それを機に農業、漁業、林業の見直しも進んで行くでしょう。
⑤高級品を買う
お金に余裕が出来ることで、今迄買えなかった不動産や高級ブランド品を買う人々が増えるので、ロレックスやエルメス等の人気のブランド品等の価格は、益々上昇してしまうかも知れません。
⑥コトにお金を使う
モノにお金を使う人々が居る一方で、モノでは無くコトにお金を使う人々が更に増えそうです。
つまり、旅行や体験、イベントと言った、形で残すのでは無く、思い出として残すコトによりお金を掛ける傾向に向かいそうなのです。
⑦未来投資にお金を使う
更には、自分の子や孫たちの為に、将来を明るくする為の未来投資にお金を使おうとする人々が増えて行くので、ベンチャー投資やメタバース産業への投資が積極的に行われるようになり、経済的な発展が推進して行くことも期待出来るのです。
⑧結婚しないシングルマザーが増える
給与が保障され、安定的な生活が出来るので、必ずしも結婚をする必要が無く、夫に頼らずに自分らしく生きようとする女性が増えて来ると予想されます。最初から結婚しないと決めて、子どもだけ欲しいと言うシングルマザーの考え方も増えて行きそうなのです。
⑨逆に子どもは増える
シングルマザーのイメージも良くなると、抵抗無く子どもが産めるようになるので、子どもの人口は増えて来ると予想されます。
祖父祖母世代の生活も安定するので、子育てを手伝う環境が整って行くからなのです。
⑩自由でクリエイティブな領域が拡大する
皆が自分の好きなことを自由にやれる環境が整って、創造的で面白いアイディアが社会に生まれ易くなることで、それらのクリエイティビティを扱う機会や場所が増えて行くことでしょう。
人や情報の交流が、盛んになることで、益々面白いアウトプットが増えて行き、メタバースの時代を盛り上げてくれるようになると予想されます。
以上のようなベーシックインカムの世界は夢物語りではありません。財源はどう確保するのか?と言う問題については、MMT的な考え方で考えると分かり易いのです。
そもそもお金は実態のないモノなので、価値が担保される限りは幾らでも増やせるのです。
今迄はDSが、通貨発行権を握り、通貨の発行量や金利を操作をすることで、中間利益を横取り
していましたが、それを市民に解放するだけでもベーシックインカムは成立するのです。
また、フリーエネルギーを解放することで、無駄な燃料費を払う必要が無くなり、農産物、工業製品等の全てのプロダクトコストが低下します。
また軍隊や公務員等の利権を排除することで、税金の必要が無くなるので、生活に必要な資金等が無くなるので、お金の必要があまり無くなるのです。
そもそもお金とは、大衆を支配する為のツールとして利用されていたのです。
支配ツールの役割が無くれば、お金無しでも生活は、そこそこ成り立つものだったのです。