マリーンズの問題点2022

昨年の千葉ロッテマリーンズは、延長戦が無かったこともあり、試合後半での勝ちを沢山拾えていました。後半で追加点を上げて、中継投手の唐川、国吉、佐々木千隼がしっかりとホールドして抑えの益田がピシャリと〆る理想的な戦いだったので、6回から9回までを安心して観ていられました。
ところが今年のマリーンズは、試合後半がめっぽう弱く、逆転負けの試合が増えてしまっているのです。
先発投手は佐々木朗希をはじめとして、クオリティースタートがほぼ出来ており、中継と抑えもそこそこ頑張っているのですが、打者が不振に陥ってしまっているのです。
打者ではマーチンとレアードの外人コンビの不振が痛いです。昨年はこの2人が怪我を乗り越えて12球団でも最高の働きをしてくれたのですが、
今年は不振です。特にマーチンの打率は1割7分8厘でホームランが7本と情けない数字になっているのです。
折角今迄育てて来た安田、山口、藤原が未だ独り立ち出来ていないのも痛いのですが、井口監督には、それでも腹を括って彼らを育てて欲しいのです。
今年は井口監督の采配も冴えません、打者が打てないのならば、打てなくても1点を絞り出す作戦を立ててこその監督だからなのです。
新庄監督は現在最下位ながらも、ツーストライクからのツーランスクイズやリレードスチール、バスターヒットエンドラン等の素晴らしい采配をしているので、これから成績が上がって来ると信じています。
一方で井口監督は、9回裏の肝心な場面でスクイズが出来ません。
ワンアウト2、3塁や満塁で、作戦も立てずに選手のバッティング任せにするのならば、監督は必要ないと私は考えます。
今年のマリーンズは、野手の無駄なエラーが多いのも気になります。打線が不調ならば、足で掻き回し、硬い守りで対抗しなければなりません。
今年は、高部の盗塁が見事です。和田と荻野を加えた3人でスーパーカートリオが組めることを期待しています。
今のところ荻野と高部の1、2番の連携が機能していません。この二人が阿吽の呼吸で相手を掻き回して欲しいのです。
また、和田康士郎のバッティングを2番打者に固定して、長打を狙わずにイチロー選手のようにゴロヒットを狙う飛ばない打法とバットに変えさせて、セイフティーバントヒットやエンドランのプロフェッショナルに育てて欲しいのです。
1番の高部が出塁したら、必ず得点を上げられるパターンで、ヒットが出なくても得点させられるようにして欲しいのです。
先日も外国人のエチェバリアに送りバントをさせましたが、大正解だったと思います。
捕手では、高卒1年目の松川がリードで頑張っていますが、バッティングはまだ1軍レベルまで達していないので、試合の後半で使うバターンにして、先発捕手は佐藤で行って欲しいのです。
中継投手の東條、ゲレーロ、西野、小野は良く頑張っていると思います。
ゲレーロ投手は、腕が長すぎてコントロールがぶれるのでダルビッシュ投手の投げ方のように、腕を縮めて、叩きつけるようにすれば、もっと安定するのではないでしょうか。
とにかく今年のマリーンズは最後の詰めが弱く、昨年の吉井コーチが現場に居たのとは、段違いなので、木村コーチでは役不足なのかと心配になってしまうのです。
今後のマリーンズに期待することは、もし打線が爆発出来ないのならば、足とサインプレーで掻き回すしかありません。それがマリーンズの持ち味なのです。
外国人も巻き込んだ、サインプレーと足での揺さぶりをかけて接戦をひとつづつモノにして行けば、投手王国のマリーンズに勝機が巡って来ると信じているのです。

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