メタバース時代のビジネスモデル
メタバース時代のビジネスモデルは、今までの常識を捨てて、180°違った視点で考えて行く必要があります。
具体的には、
①顧客満足度
顧客の為に仕事をし、顧客の声を聞き、顧客に感謝の気持ちを表現することが第一番になります。
利益率や成長率と言った指標では無く、
顧客満足度こそを一番重要な指標として経営戦術の柱に添えて行くことが最も重要なのです。
②ファビュレス経営
今迄のような、固定費にはお金を掛けずに、コアテクノロジーの開発やコンテンツに出来るだけ多くの資源、人財、資金を投入して行かなければなりません。
今迄大きな割合を占めていた、賃貸料やインフラ、正社員への投資の割合を下げて行く必要が有るのです。
③資金調達
銀行やVCから資金調達をするのでは無く、クラウドファウンディングや一般人から直接資金を調達するケースが増えて来ると予想されます。
クラウドファウンディングでお金を借りても、
お金では無く、モノやコトで還元するのです。
そのような投資は、先払いで資金を確保し、無駄なマージンや株式オプションは必要無くなり、企業の成長スピードを高めることにも繋がるのです。株式未公開にすることで、余計な規制を受けずに自由にやれ、競合他社からの乗っ取りも防げます。関係者には、ストックオプションの代わりに、ポイントや暗号コインを与えることで、
インセンティブと節税にもなりそうです。
④会員制
資金調達にも繋がりますが、今迄のように全ての大衆一般を顧客対象にするのでは無く、会員制として、熱狂的な一部のファンを囲い込むことが重要となります。
入会の敷居を高くして、信頼性を高めて、コミュニティをブランド化することで、安定的に顧客や収入を確保することが出来るのです。
毎月の会費がクレジット前払いで積み上がるので、銀行的な集金スタイルが整います。
⑤世界標準化
中央集権的な世界の標準化では無く、自律的分散型DAOの様な海外横断連携で世界が標準化して行くので、支配者へ向けた上目眼線だけでは無く、横目線、同一目線で世界を見ながら、世界標準に順応して行くことが求められるのです。
⑥尖った人財
創造力が求められるメタバースの時代には、尖った人財が陽の目を見せられる時代になります。
優秀で尖った人財が交われる、場の提供やそこから生まれる貴重な財産を有効に利用出来る、柔軟なシステムや仕組み、また豊富なコンテンツのマネジメントを行える人財の登用に力を入れなければなりません。
⑦広告スタイル
TVや新聞雑誌での広告から、PCやスマホ、街頭広告でのデジタルデータを駆使した広告に変わって行きます。それに伴いスポンサーから支援、広告収入を得る方法も変わって来ます。
インフルエンサーの存在がより重要となるので、インフルエンサーの活動に紐付いた広告が増えると予想されます。
⑧アウトソーシング活用
アウトソーシングの割合が急速に増えて行くものと予想をします。
企業は、よりコアビジネスに注力する為に、バックオフィス的な業務での正社員は要らなくなります。またコアビジネスでの人件費も高騰する為、正社員として雇うのでは無く、必要な仕事を実績に応じてアウトプットベースで依頼する形態に移行します。
⑨先行者利得
メタバースの世界をいち早くリードした者が利益を増やし、先行者利得を獲得出来るモデルになるでしょう。したがって、企業は競合者に勝つ為にはスピードアップしなければならないのです。
また、誰がコアテクノロジーを抑え世界標準を獲得出来るのかを、正しく分析評価し、乗っかる相手を選ばなければならないのです。
⑩人財育成
社員やスタッフをリーダーとして育てる。
ただし、無償のボランティアでは無く、社員やスタッフから研修費を貰う仕組みにします。
お金を払った見返りとして、スキル、インセンティブ、ランキング等のメリットを獲得する仕組みにしなければならないのです。