プレトンウッズ3.0

国際金融システムは、プレトンウッズ3.0と呼ばれるブロックチェーン技術を使用し、仮想通貨を核とした自立分散型管理体制の時代へと本格的に移行しています。これによって人々は24時間365日いつでも何処からでも世界中の相手と金融決済が出来るようになるのです。
かつてニューヨーク連邦銀行と米財務省に勤務し、今はクレディ・スイス(Credit Suisse)の短期金利ストラテジストを務めるゾルタン・ポズサー(Zoltan Pozsar)氏は、2021年12月7日に発表した文書に、アメリカは今、新しい世界通貨秩序につながるコモディティ危機の中にあり、最終的には現在のドル基軸の金融システムは弱体化し、欧米でのインフレ率上昇を招くと書いています。
「この危機は、1971年にニクソン大統領(当時)がドルとゴールドの交換を停止して以降、我々が経験してきたものとは違う」のです。
ブレトン・ウッズ協定は、第二次世界大戦後半に結ばれたもので、金1オンスを35ドルと定め、さらに他国の通貨を米ドルに対して固定しました。しかし、1960年代に入るとアメリカの貿易赤字が深刻化し、ブレトン・ウッズ体制は破綻し、1971年にニクソン大統領がドルと金との交換を停止したことで、完全に崩壊しました。これがニクソン・ショックでした。
初期のブレトン・ウッズ1.0時代(1944〜1971年)が金、ブレトン・ウッズ2.0時代(1971年〜現在)が「インサイド・マネー」米ドルに裏付けられたとすれば、ブレトン・ウッズ3.0時代は「アウトサイド・マネー」(マネー以外のゴールドや他のコモディティ)に裏付けられるものになるとポズサー氏は述べました。
ポズサー氏は、現在の通貨体制の終焉を、先進7カ国(G7)がロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシアの外貨準備を凍結した日と位置づけています。
ポズサー氏は、中国人民銀行(PBOC)は2つの選択肢に直面していると言っております。
つまり、国債を売ってロシアのコモディティを買うか、あるいは、独自の量的緩和で人民元の発行量を増やし、ロシアのコモディティを買うかになるのです。どちらのシナリオも欧米での金利上昇とインフレ率の上昇を意味することになるのです。
ポズサー氏は、仮想通貨のビットコインは恩恵を受ける、と予想しています、ただし「まだ存在する場合」に限られるとしています。
プレトンウッズ3.0の時代には、全ての国家がCBDCと呼ばれるデジタル法定通貨に移行し、新たな国際通貨が登場するのと同時に、XRPのようなブリッジ通貨が通貨間の交換や移動をサポートすることで、スマホさえあれば、24時間365日いつでも世界中の何処からでも国際決済が可能になるのです。

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