私が尊敬する経営者

私が日本で尊敬している経営者は、故盛田昭夫氏、故藤田田氏、樋口泰行氏の3名です。
①SONY 盛田昭夫氏は、ウォークマンの父です。
井深大と共に、電気機器メーカーソニー創業者の一人であり、製品開発に独創性とスピードを求め、他社に先駆けた革新的製品を作り出すことで、ソニーを世界ブランドにまで育て上げました。
私は、共同通信社のエレベーターで、偶然に一緒になったことがありましたが、盛田氏の独特の声を聴いて、直ぐに盛田氏だと気が付きました。
SONYという会社とは一緒にビジネスをした経験も有り、海外出張や共同開発にも携わりましたが、世界に誇れる技術集団の会社なので、メタバースの時代にも、世界を牽引してくれるものと期待しています。
②日本マクドナルドの藤田田氏はユダヤの商法の推奨者でした。
輸入雑貨販売店「藤田商店」、「日本マクドナルド」、「日本トイザらス」「日本ブロックバスター」創業者でもありました。
経営者としての顔のほか、著述家として『ユダヤの商法 世界経済を動かす』 (1972年)はベストセラーになりました。私も新卒で就職を決める際に、ユダヤの商法を読み、「女性向けと口に入る仕事はこの世から無くならない」と言う説明に納得して、穀物商社に就職を決めました。
ただし、後にソフトバンクの孫正義社長が留学する前に、藤田田氏に会いアドバイスを受けたことをしりました。その際には「これからはコンピューターの仕事をやりなさい」と言われていた事を知り、私も次にやるのはITの仕事だと決めたのでした。藤田氏は日本語の研究と金儲け(株)が趣味で、日本マクドナルドを創業する際も、「McDonald’s」を、英語の発音に忠実なカナ表記である『マク-ダーナルズ、または、マク-ダーヌルズ』とせずにアメリカ本社の反対を押し切り「日本語的に馴染みやすい3・3の韻になるよう」に『マクド-ナルド』とするなど、本業にもその成果を反映させました。
私は、マクドナルドの藤田田氏の社長室でプレゼンテーションをした経験があります。
その時に説明していただいた経営の考え方は、当時は全く理解出来ませんでしたが、今では貴重な宝物として私だけの秘密にさせて頂いています。
③Panasonicの樋口泰行氏はリアル島耕作です。
現在、パナソニック代表取締役専務兼コネクティッドソリューションズ社社長をされています。
45歳で日本ヒューレット・パッカード社長に就任し、その後は産業再生機構の支援で再建中であったダイエーの代表取締役社長に就任しました。
そんな「ダイエー再生」に挑んだ499日間の出来事を綴り、2007年12月に著書『変人力』を出版しました。
2007年には、マイクロソフト日本法人の代表執行役最高執行責任者(COO)に、翌2008年4月1日付で、同代表執行役社長 兼 米国本社コーポレートバイスプレジデントに就任しました。
私は、2009年頃に米国デンバーでお会い致しました。物腰が柔らかく、鋭い切れ味を表に出さないところが素晴らしいと感じました。
樋口泰行氏の人物像は、弘兼憲史の漫画、島耕作と被るところも沢山あり、弘兼憲史氏がPanasonic出身で、Panasonicがモデルになっていることからも、私はリアル島耕作なのだと見させて頂いております。
Panasonicにも、メタバースの時代を牽引して欲しいと期待をしているのです。

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