主体性を身に付けさせる方法

主体性を考える上で大切なことは、
自主性との違いを認識することなのです。
自主性とは、単純にやるべきことが明確で、そのやるべき行動を人に言われなくても率先してやることです。
それに対して、主体性とは、何をやるかは決まっていない状況でも自分で判断して行動することなのです。
ポイントは、「なぜこれをするんだろう」と行動の目的を自分の頭で考えられることなのです。
そして、主体性を身に付ける為にすべきことは、
一言で言うと、ワクワクドキドキのチャンスを与えることです。さらに具体的にあげて行くと、
①とことんまでやらせること
②失敗の経験を沢山させること
③自分で考えて行動させ、責任をとらせること
④挨拶、返事を大声でさせること
⑤自己紹介が出来ること
⑥論理的な説明が出来ること
⑦人と違うことが出来ること
⑧様々な視点でものごとを観れること
⑨頭の中でイメージが出来ること
⑩イメージを描いたり形に出来ること
になります。
私は、今の日本の公立学校が行っている義務教育では、主体性が身に付かないと感じています。
それでは、公立学校ではなぜ駄目なのでしょうか。
それは、知識が増えても、教養が育ちにくいからなのです。
たとえ自主性が育ったとしても、主体性が育ちにくいからなのです。
つまりは、決められたことしか出来ない人材になってしまうからなのです。
教養のある人間には、主体性が育っています。
ところが、公立学校では、
①公立学校は人と同じであることを教える
②黙って先生の話しを聞けるように教える
③決められた答えが出せることを教える
④失敗しないことを教える
⑤自己紹介や討論の時間がなかなか取れない
⑥決められたスケジュール通りに作業するだけ
⑦覚えるだけの受身的なカリキュラム
⑧決められた考え方なので答えは一つしか出無い
⑨強い個性や奇抜なアイディアは否定される
⑩本当のこと、悪の手口は絶対に教えて貰え無い
からなのです。
したがって、教養や主体性は基本的には両親が直接教えるしかありません。さらに、教養を備えた指導者に預けて教育して貰ったり、教養人が集まる私立学校の環境で教養を育んで行くしかないのです。
教養は知識のように、一方的に蓄積されていくものではありません。人や自然との対話の中で、自分が考えることで育って行く性質のものなのだと考えます。
これからのメタバースの時代にこそ、教養を備えた人間がリーダーシップを発揮して、時代を牽引して行くのだと、私は感じているのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です