ヴィジョンで勝負し世界に貢献する
21世紀は第三の目で見る「ヴィジョン」の時代となります。
一般的に目で見る情報は、表面的なものに過ぎず、また煩悩が入り易いのです。
ですから「五感の全てを駆使して、本物の情報をエネルギーとして掴む事」これが「ヴィジョン」の意味なのです。
確かに「ヴィジョン」を使うまでもなく、「見えないもの」を見る方法は有ります。
例えば「人の心」は目に見えませんが、「心遣い」として確認する事が出来るのです。
「人の思い」も目には見えませんが、「思いやり」という形で確認することが出来ます。
また「気」という見えないエネルギーも同様に、「気配り」という形で確認することが出来ます。
そういう目に見えないものを、さまざまな形で確認する事が「配慮」であり「心眼」なのです。
日本社会は、古代からずっとそうやって穏やかな社会を創り上げて来たのです。
そして、この「心眼」でしっかりと将来の正しい方向を見極めた姿が「ヴィジョン」になるのです。
また、ヴィジョンは見えないものを見る技術でもあるのです。
Vision is the ability to see the invisible.
「あ・うん」の呼吸という言葉がありますが、「ヴィジョン」を持ち、ちょっとした「思いやり」と「気遣い」が世の中に満ちていけば、穏やかに暮らせる社会が世界中で実現するはずなのです。
世界中の人々が「心眼」を使い交流し、しっかりと「ヴィジョン」をもって進んでいけば、これからの21世紀の未来はとても明るい世界となりうるのです。
そして、この目では見えないエネルギーを操る事が得意な日本人だからこそ、現在の世界で起こっている、自然現象、政治、経済、医学、歴史等の様々な分野において問題解決が出来る筈だと期待を掛けているのです。
今まで見えづらかったモノを、もっと良く見て、視えたモノを世界に分かり易く伝えて行かなければならないのです。
そして見える人は、見えない人を助けて、見えるようにしてあげるべきなのです。
観えないモノを隠さずに、全人類に伝えて行く事、観えないモノ(暗黙知)が分かり易くなるような、努力と工夫をして行く事、そしてその為に日本人は海外に出て行くべきですし、また海外からの研修生を積極的に受け入れるべきなのです。
観えない物を見るためには、外に目をやるのでは無く、内なる自分自身の心にしっかりと向き合い、本質までのめり込む、感じ取ることが必要なのです。
日本人は観えないモノを見る「心の目」で今後も勝負し、世界に貢献するべきなのです。
だからこそ大切な「ヴィジョン」というコンセプトを世界中の人々に伝えて行きたいのです。
その為には、世界中の人々と直接交流する機会を増やして行き、五感、六感で感じ取って欲しいのです。
そして「ヴィジョン」を伝えるには、出来るだけ心をまっさらの状態にすること。さらには、心を裸にして曝け出す事が必要になるのです。
仏教でいう「座禅」、座禅を組まずともお寺でお経を聴くだけででも「御線香の香り」「木々の匂い」等自然に「無の境地」に近づく事が出来るのです。
そして人は心と心が共鳴すると、なぜか癒されてしまいます。おそらくは、脳内麻薬が分泌されるからなのですが、とにかくとても気持ちが良くなります。
またパワースポットを訪れるだけでも「ヒーリング」、イルカと泳ぐ、クジラを見るだけでもそんな心になれるのかもしれません。
たとえ数日間であっても、日本人と一緒に生活する事で世界に「ヴィジョン」が伝われば良いのです。
あのGHQ総督ダグラス・マッカーサー氏にも、日本を出る時には「ヴィジョン」がチャンと伝わっていたのでした。