好学尚武で幸せになろう

「好学尚武」こうがくしょうぶとは「文武両道」とほぼ同様の意味で、文武そろって好み尊ぶ事を言います。
今後の日本が目指すべきものは、まずは教育世界一、教育制度強化、特に早期教育、発信型、心の目の教育、すべては教育から始まるからなのです。
戦後の日本教育は、受け身型でマインドコントロールされ易い人間を生み出して来ました。
そして国家と国民もろとも、日本全体がオレオレ詐欺の餌食となって来てしまいました。
それによって、レベルの低いB層が大量に生み出され、簡単に騙されて洗脳されて来てしまったのです。
B層は、一生涯の地位や報酬も低く、結果として寿命も短くなってしまう事も調査では明らかなのです。
そのような「悪の手口」に引っかからない為にも、しっかりとした教育を受けて、多くの人々がA層へとレベルアップする事が重要になるのです。
そして世界を良くしよう、日本を良くしようと思ったら、やはり教育から手を付けて、教育レベルで日本が世界一になる事が必須になるのです。
日本の小学校からの義務教育、高校教育、そして大学教育は正直言って世界最高のレベルとは言えません。
世界の大学ランキングを見ればトップ100校のうち、日本の大学は6校程度であることからも明白です。
未だに、共産主義に騙されているような者達が教育界を牛耳っているレベルでは、日本の教育は一向に良くなりません。
ですから、日本が今やらなければならない事は、小学校教育の改革からなのです。
その中でも、ダイナミックな競争原理の導入が最優先事項なのだと考えます。
プロ野球やプロサッカー選手の世界の様に、成績が良ければ直ぐに昇格し、成績が落ちれば降格すると言う競争の仕組みが必要になるのです。
世の中をダイナミックに動かすパワーは、まさにこの仕組みからこそ生まれるからなのです。
アップダウンが激しく、一面では不安定なのですが、だからこそエネルギーが生まれるのです。そしてこの方法が、一番平等な仕組みでもあると私は信じているのです。
今の義務教育制度では、子供達が変な意味で過保護に守られ過ぎていると私は考えます。
少しぐらい悪い事をしても、成績が悪くても、生徒が学校を追い出される事は無いのです。
ですから、調子に乗ったモンスターファミリーが言いたい放題で、先生や学校にまで平気でクレームしてしまうのです。教師と生徒は、言わば師弟関係として成り立っているのだから、縦の関係として教師が絶対の威厳を持たなければ、関係自体が成立しないのです。
一方、先生の間でも絶えず、緊張感や競争は必要ですら、そのような仕組みを準備する必要があるのではないでしょうか。
また、ジェネラリスト育成の教育からスペシャリスト教育の仕組みに変更して行く事も急務なのです。
ですから、ドイツ等の欧州の教育制度も参考にして、通常の小学校は4年生までにして、5年生からは、専門的な教育へと段階的に分けて行くことが理想だと考えるのです。
そして、全ての学校においては成績別クラス編成、学力別に学校をランク分けして、結果における能力別の仕組みに切り替えて行くべきだと考えるのです。
人間は、生まれた時には平等に扱われるべきですが、その後については、その人の努力と成果によって、別々に評価されるべきなのです。
ですから結果で評価され、その評価は上がったり下がったりする、完全能力主義こそが、世の中で最も平等な仕組みであると私は考えるのです。
一方で、日本の教育を支えて来たのは、公立の学校よりも、実は学習塾や予備校や語学学校といった私塾が中心だった事を指摘したいのです。
ところが、そんな私塾もペーパーテストの大学受験を最終の目標としてきたから、根本的な哲学的や、それを議論するディベートのような本質的な授業が殆ど出来ていないのです。
そして本当に出来る人間は、相手を論破できる所まで持って行って、最後は逆に相手に花を持たせるという落とし所まで心得ているものなのです。これを教えるのが、「本物の教育」なのです。
江戸時代の寺子屋は、世界一の教育システムだったと評価する知識人は多いです。
江戸時代の寺子屋の素晴らしさは、知識だけを教えるのではなく教師は、学問を通じて「人生の師」としての、哲学、生き方そのものを個別に教える事が出来ていたからなのです。
言葉を換えれば「ヴィジョン」心眼の使い方を教えていたのだと言いたいのです。
教育から、正しい認識、正しい知恵、正しい判断が生まれるのですから、これからの日本人には、ネガティブな意見を出す輩を次々に論破し、ぶった切る、言わば「現代の言論武士」となって欲しいのです。
ですから、ここに投資すれば費用対効果も、一番大きい筈なのです。
さらに言うと、出来るだけ早く、遅くとも幼稚園の年齢から始める早期教育が重要なのです。
私は、幼稚園児から高校生までの多くの子供達を教育して来ましたが、スポーツと同じで小さい時に発揮出来る能力の違いで、将来の殆どが決まってしまい、そのまま大人へと成長しているようだからなのです。
小さい時の能力(生まれつきの才能、幼少期の親の指導と生活習慣+専門家の指導)でかなりの部分が決まってしまっているように見えるのです。
私は、現在生じている世界での社会問題のほとんどが、教育によって克服できると信じています。
同時に、メタバースの時代を迎えるにあたり、西洋的な近代科学の概念を飛び越して、コペルニクスの天動説から地動説へ移行した時のような、大きな発想転換が日本には要求されるのです。
そして滅私奉公、公に尽くすことが自分の幸せであり、外を見るのでは無く、自身の内面を見つめる事。それは個人主義から大家族主義への転換でもあるのです。
それでは、人類が共存する為に、個人は何をやるべきなのでしょうか?
例えば、自分勝手に好きなように人生を送るのも楽しい事なのかもしれませんが、それでは人類全体が成り立たなくなってしまいます。
人類の存続を優先するのであれば、地球という環境を第一に考えて、その為には時には自分を犠牲にして、我慢、辛抱、修行、節制して行く事も必要となります。
ですからこの利他的な教えを、世界中で広めて行くべきなのです。
そして、それをリードできるのは日本人しかいないのです。
日本は、開発途上の新興国を支援する方法でも、教育施設、人材の養成、支援が最もコストパフォーマンスに優れていると考えられます。
また農林水産業増産の為の技術、機械援助などが適していると考えられます。
今まで、日本の受験制度の根幹であったとペーパーテストの点数順で合格を決める方法は、隋の時代に始まったとされる科挙の試験制度の流れを汲んで来たのだと考えます。
点数は、確かに公平な基準値にはなりますが、これこそ目に見える表面だけの判断となってしまいます。
ちなみに、東京大学の合格者数を見ると、東京以外は古代に騎馬民族が活躍したと考えられる地域、例えば兵庫、福岡、奈良、京都、愛知、鹿児島、広島からの合格者が多い。また血液型を調べると、全体の約22%程度であるはずのB型の比率が40%近くもあるという、調査結果もあります。
ちなみに、騎馬民族はB型が多いと言われています。
21世紀には、フランスのバカロレア教育のように哲学的議論や論文で才能を発揮できる人財の教育に力を入れるべきなのです。
そして「悪の手口」を使う徴候の有る者に対しては、徹底的に反論、論破しながら、最後には相手に花を持たせて納得させ、事前に火種を潰しておくことが大切になるのです。
また「悪の支配者」が社員や公務員を「洗脳」し、自分達に都合の良い仕事だけをさせるように、「騙されては行けない」のです。
それらの「洗脳」から脱出し、自由な枠組みへと乗り越える事は、一見簡単なようですが、必ずしも上手くは行かないものなのです。
ですから、それらを乗り越えるために必要「自立の為の勉強と教育」が今、一番大切なのです。
それには、スポーツで世界を切り開いてきた選手達の行動が、分かり易く参考になるのです。
例えば、日本人で最初にメジャーリーグに本格的なチャレンジをした野茂英雄氏です。最初は、日本の野球界やマスコミから「成功出来ない」「絶対失敗する」と足を引っ張るようなことばかりされて、言わば仲間外れ状態にさせられていました。
しかしながら、本人の必死の努力で成績が上がってくると、徐々に日本の野球界やマスコミからの評価も上がり、米国での評価をそのまま日本が受け入れるようになったのです。
野茂氏のおかげで、その後次々に日本人がメジャーリーグに挑戦できる道が開け、今年の大谷翔平選手の二刀流の活躍、アメリカンリーグMVP受賞まで続いて来たのです。
そういう意味で「誰も歩いたことのない道を歩く」リスクの高い「パイオニア」の存在が、物事を劇的に変えて行く原動力となっていくのです。
ですから日本は「パイオニア」となりうる人材の育成に力を入れて行かなければならないのです。
大学入試改革の中で重要な部分は、面接や論文で優秀な人財を選び出す、面接官側の人財なのです。
ハーバード大学を始め、世界の有名大学では面接や論文が入学の為の大きなウェイト占めており、実際に優秀な人材が合格しているのです。
日本では慶應大学のSFCが、面接や論文で優秀な人財の確保に成功していると言われています。
このような試験には、不公平と言う言葉がつきものなのですが、実際にディベートし、論文を書かせてみれば、能力の違いはより明らかになるものなのです。
それは、学級会でクラスのリーダーが決まるプロセスと、ある意味よく似ていると考えます。
実際の現場にいる子供達の間では、成績のみならず、本当に優秀な人間が誰なのかは、先生が口出しをする必要も無く、一目瞭然の事実として認識されているからなのです。
日本の大学も早く、「入るのは比較的楽でも、出るのが難しい」という欧米流のシステムへと切り替えて欲しいと期待をしています。

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