世界共通ルール
国際法は、国家間の合意に基づいて成立し,主に国家間の関係を規律する為の法律です。
ある国Aと、ある国Bとの間で結ばれた約束と世界標準ルールの事になります。
そして国際法は、条約と国際慣習法の二つから成り立っているのです。
条約とは、国家間または国家と国際機関との間の文書による契約合意の事です。
協約・規約・憲章・協定・取り決め・宣言・覚書・議定書などの名称が用いられることもあります。
また国際慣習法とは、国際慣習に基づく法律の事です。
これを分かり易く説明すると、そもそも契約書には全てを完璧に取り込む事は出来ないので、長年、多数の国家間で遵守されてきたルールは、それがたとえ明文化されてなくても「国際慣習」として、当然「皆が守るべきルール」として扱われる。ということなのです。
さて日本人は、契約書よりも信頼を大切にする国民だという事を述べて来ましたが、「条約」はしっかりと契約明文化されたもので、「国際慣習」は常識、マナーといった信頼関係に基づく決まり事だと解釈する事が出来ます。日本人にとっては、どちらも当たり前に守らなければならない世界なので、なんら問題のない取り決め事柄なのですが、契約書至上主義の人達にとっては、契約書に書いてないからと言って、「国際慣習」の解釈に対して、色々と屁理屈やイチャモンを付けて認めないケースが出て来るのです。
だからこそ、要らぬ問題を起こさぬように、フェアプレーの精神が重要となって来るのです。
歴史上の出来事では、戦争とは軍人同士がフェアーに戦うもので、市民を巻き込む爆撃は国際法上で違反とされています。となると、第二次世界大戦における米国の原爆投下は、明らかに国際法違反という事が出来るのです。
また、戦後処理を巡る裁判を、戦勝側の一方的な論理で進めた「東京裁判」も国際法上は違反だと言う意見があります。
そして、当事者のマッカーサー自身が「東京裁判」は誤りであったと認めているのだから、尚更なのです。
また、第二次世界大戦中のソ連暗号文書であるヴェノナ文書の解読などが進み、当時ではわからなかった新たな事実が確定されており、それらを基に「本当の戦犯」がコミンテルンであった事も明らかとなったのです。
これらの事実を曖昧にするのでは無く、「戦争の原因」を改めて調査しこの世から戦争を無くすためにも、もう一度「歴史の真実」をしっかりと議論するべきなのです。
なぜなら、日本はいかなる時にも国際法を守るという事を基本にして来たからなのです。
日本にとって、疾しい事は全くない筈なのですから、真実の歴史を明らかにすることは、日本と日本人にとって極めて有利な事なのです。また、世界平和の為にも有効な手段だと確信しています。
しかしながら、歴史の事例ではリットン調査団の報告の際に、「満州建国が国際法違反」とされ、「日本が満州から撤退し満州を国際共同統治する」とした国際連盟の決定を松岡洋右氏は受け入れませんでした。
そして、国際連盟脱退という形で国際法の解釈にけじめを付けたのでした。
このことは、非常に残念な決断であり、その後の日本の明暗を大きく変える結果となってしまったのです。
ただし、この決断に至った理由は、ARA密約説が原因だと言われているのです。
すなわち、満州から日本を排除し、白人6か国で管理しようという密約があったと言うのです。
それによると、奉天省をアメリカ合衆国、吉林省をグレート・ブリテン連合王国、黒竜江省をソビエト社会主義共和国連邦、熱河省をフランス共和国、ドイツ共和国、イタリー王国が駐兵として、行政は6カ国でやろう、という密約だと言われているのです。
もしこれが本当なら、国際連盟を脱退という決断では無く、ARA密約を表ざたにして、徹底的に追及するプロセスが必要だったのだと考えます。
いずれにしても、当時の6カ国がやった事はアンフェアーだったのです。
そして歴史の中では、このような裏切り行為が議論される事無く、当たり前のように語られている事に多くの人が、もっと気付いて欲しいものなのです。
例えば、コロンブスのアメリカ大陸発見やマゼランの南米航路発見なども、インディアンやインディオに対する侵略、犯罪であった事。
ペリーの浦賀上陸で日本は騙され、不平等条約を結ばされた事、アヘン戦争は清国に対する侵略であった事。
イスラエル建国は、イギリスが三枚舌外交でアラブ諸国等を騙し打ちにした事等々、本来ならば許されざる歴史が、まるで正義のように教科書では語られているからなのです。
もしこれが意味する事が理解出来れば、日本人が未だにGHQに洗脳されていること。そのGHQ内に潜んでいた共産党のスパイによって、日本人が騙されて公立学校でも知らずに共産化教育で洗脳されている事にも、簡単に気が付く筈なのです。
彼らの戦略は、100年単位で長期計画されているので、教育の影響は、御爺さん、お父さん、子供という具合に親子三代に掛けて伝わり、100年掛けてボディーブローのようなダメージで、じわじわと我々日本人に効いて来ているのです。
ですから、日本人もこれらを真摯に受け止めて、我々日本人の親子三代に渡る責任として解決して行かなければならない重大な問題だと言うことを、しっかりと肝に銘じて欲しいのです。