悪魔の支配者が使う手口
孟子の「性善説」とは、「あらゆる人に善の兆しが先天的に備わっている」とする説なのです。
日本人はお人好しで、性善説の考え方を信じてしまう人が多く、「人を疑うより、まず信じてみよう」とする傾向が強いように感じてしまいます。
日本で「オレオレ詐欺」が成立する原因はその典型的な事例であり、そのような犯罪が頻繁に起こる日本は、世界から見ると「異常な国」なのかもしれません。
ですから、悪さを企む輩にとっては、日本人は絶好のカモとなってしまうのです。
たとえば、「正義のために憲法を改正して、国民や近隣の仲間達を守ろう」と言われれば、そうだ「正義のために戦わなければ申し訳ない」と言う気持ちになってしまうのです。そもそも「正義」などと軽々しく言葉を使う連中に限って、「悪さを企む」連中であることに騙されてはいけないのです。
ですから、まずは「性善説」を捨てるところから始めて欲しいのです。
人とつき合う時や物事のルールを決め、取引をする際にも、「最初は疑ってみる事」が必要なのです。
法律を制定する際にも、「正義」「建前」という体面にこだわるのではなく、「悪が存在する」という前提で「悪とどのように折り合いをつけるか」という発想で始めれば、もっと現実主義的な解決策や仕組みが出来上がるのではないでしょうか。
歴史を振り返ると、日本人は騙され続けて来ました。そして、まんまと罠にはまり第二次世界大戦へと誘導されてしまいました。二度と同じ過ちを繰り返さない為にも、「悪の手口」を徹底的に検証し防いで行かなければならないのです。
それでは悪の輩は、いったいどんな手口を使うのでしょうか。
まずは孫氏の兵法に基づき、「相手を知り己を知る」為にも、彼らの「悪の手口」を研究してみましょう。
まず「影の支配者」は、ピラミッド構造の階層制度を自ら作り上げて行き、自分がトップに君臨することを目指すのです。しかしながら、彼らの「ステルス戦略」は、裏に隠れてなるべく目立たないようにと、証拠を隠滅するので、また、100年規模の時間を掛けて作戦を実行するので、大衆からは存在自体が見えません。
そして、弱者の弱みに付け込みながら、トップを支える下級層の貧困層を出来るだけ多く生みだして行くのです。
それは、高齢化社会を支える為には、出来るだけ多くの若者を増やさなければならないと言う発想と全く同じなのです。
ところで、B層とは小泉政権が郵政民営化の広報において作成した企画資料で使われた用語です。
「IQが低いので具体的なことはよく分からないが小泉純一郎のキャラクターを支持した層」のことを指します。
政策よりもイメージで投票を行う層を指し、ポピュリズム政治に騙されやすい層を意味する言葉なのです。
騙されやすい奴らを、騙してやろうと言う魂胆で、多くの日本人がこれに騙されてしまいました。
これに対して、A層の職業は、外資系、医師・会計士など専門職です。
民営化(小さな政府)方向への必要性は感じているが、これまでの実例から鑑みて批判的な立場を取っていました。エコノミスト、大学教授、マスメディア(テレビ)、勝ち組企業、ホワイトカラーなど。IQが比較的高いとされていました。
一方でD層の職業は、経営者、商工会・建設業など自営業者です。
構造改革に否定的で、IQが比較的低い層でした。
既に失業などによる痛みを受けているため構造改革に恐怖を感じている層で構成されていました。
またC層の職業は、教師、公務員、上場企業正社員です。
構造改革抵抗守旧派で、IQ(EQ・ITQ)が比較的高く、構造改革に否定的でした。
これ以上の分析は無いとされる。
そしてB層の職業は、主婦層、若年層、シルバー層です。
IQが比較的低く、構造改革に中立的および肯定的。
主婦層、若年層、高齢者層、具体的なことは分かりませんが小泉総理のキャラクター・内閣閣僚を支持する層など経済成長期の日本企業が年功序列制度を採用し、トップ層を出来るだけ限定し、その他多くの新人社員が全体を支えて行くという、「付け」と「問題」を先送りしただけの、ネズミ講的な発想とも同じかもしれません。
また貧困層を利用して、宗教団体等を組織化し、宗教を政治利用していました。
貧困層の数を増やして、社会での反体制派活動の大きな力とし、内戦へと発展させ、それをコントロールしながら支配力を強めて行くといった手口でした。
まさに、これが日本でも進行している、社会現象だったのです。
残念ながら、日本は明治維新の際に、既にこれらのスキームに飲み込まれてしまっているので、日本全体がオレオレ詐欺の罠にかかってしまっている危険な状況なのです。
それにも拘わらず、お人好しの日本人は、「日本の政治は三流だから仕方が無い」と納得して、無駄な税金や、国債赤字の付けを払い続けているのです。
一方で、日本の金融財産や利権が外国資本に乗っ取られ、次々に流出しても、「仕方が無い」と諦めて黙認してしまっているのです。
ところで、多くの支配者が使ってきた手口で最も分かり易いのが暴力です。
まずは暴力を使って、強奪する、拷問する、強姦する、脅迫する、殺すといった単純な手段のことです。
「武士道」では、それらの脅しに屈せぬ為の「切腹(自害)」が有ります。
その精神は兵士だけでは無く、女性や子供に及ぶまで教育をされていたのでした。
ですから、多くの日本人女性は、名誉を守り、敵の横暴に屈せぬためにも、刀や毒を使い自害し、断崖絶壁に飛び込むなどの方法で死を選択したのでした。
悪事そのものをさせない為に、事前に自らの手で命を絶って抵抗していたのです。
「死よりも名誉を選ぶ日本人」を目の前にした西欧人や大陸人には、その行動が理解しがたく、そのような日本人を目の前にして、とても脅威に感じたに違いないのです。
とは言っても、人間にとって死はとてつもなく恐ろしい事であり、「脅し」や「拷問」を受ければ、不本意ながら寝返ってしまう事もありえるのです。
自分の命ならまだしも、愛する肉親や仲間が殺されると脅されたなら、普通の人間には耐えられる事では無いでしょう。
歴史を大きく変えた「西安事件」もそうでした。
中国国民党の蒋介石は大切な息子を人質にとられて、止む無く日本を裏切り、日中戦争は始まったのでした。
また戦後の朝日新聞は、GHQに「会社ごと潰す」と脅され、生きるために右から左思想の新聞社として姿を変えざるをえなかったのです。そして脅され続けたまま今日まで生き延びて来られているのです。
日本の歴代総理大臣も、欧米よりさまざまな脅しに会い、ある者は殺され、ある者は下されたのだが、多くの総理大臣は抵抗できずに、「Yes」と答え、ポチのようにシッポを振って来たのでしょう。
人間は脅しに弱いもので、殺されずに済むのなら、「長いモノには巻かれろ」と、言いなりになってしまう気持ちもわからないではありません。
しかしながら、そんな人間は日本人にとっては、許し難くとても恥ずかしい人間なのです。
そのような人間は、表面的には繕ってみても、本当の幸せは得られないし、生きる目的を果たす事は決して出来ないのです。
ですから、日本人は「武士道精神」を決して忘れてはなりません。
そして脅しにも絶対に屈してはならないのです。
多くの日本人兵士たちが、脅しに怯まずに逃げずに戦ってきたのが、日本人の「誇れる歴史」であったと私は信じているのです。
脅しにあった時にこそ「No」と言える強い精神力と知性と武士道を日頃から鍛えておこうではありませんか。
なぜなら「人間牧場」を管理するイルミナティにとって、「脅し」は常套手段ですから、また「No」と言える事が、最も効果的な対応策であることを忘れては行けないのです。
今後も世界から「脅し」がなくなる事は無いので、それらの「脅し」を絶えず想定して対応策を準備しておくことが、大切になって来るのだと考えます。
