思いやり 368

子ども達に七つの叡智を身に付けさせたいのであれば、思いやりのある子どもに育ててあげてください。

思いやりのある子に育てるには、
①相手の気持ちを一緒に考える
人を思いやるには、「相手がどのような気持ちか」を考える力、共感できる力が必要なのです。しかし、前述の通り、子ども達にとって自分以外の他人の気持ちは簡単に理解できるものではないため、両親が少しずつ教えてあげる必要があります。
まずは、自分の気持ちを客観視できるような声かけをしましょう。「あのときはどんな気持ちだった?」「どうして譲ってあげられなかったのかな?」などです。
そして、他者の気持ちを想像させましょう。「あの子はどんな気持ちだったと思う?」「こんなことを言われてあの子はどう思ったかな?」など、こうしたコミュニケーションが、相手の気持ちを感じとる練習になります。

②遊びが思いやりを育てる
働く父親や赤ちゃんを育てる母親、先生やヒーローになりきる「ごっこ遊び」は、他人の気持ちや挙動を考えなければ演じられません。
絵本を読めば、登場人物の気持ちに寄り添うことを覚えます。また、「こういうことをしてはダメ」ということを知ります。
「もう1回!」「もっと!」と、何度もせがまれることもありますが、その遊びが思いやりを育てていると思えば、一緒に笑顔で楽しめるのではないでしょうか。

③ものを大切にすることを教える
人だけでなく、動物、食べ物、草花、すべてのものに「感謝」の気持ちをもたせることも大切です。
あらゆるものが溢れかえり、蛇口をひねれば水がいくらでも出る現代だからこそ、ものに対するありがたみを感じにくくなっています。
「いただきます」「ごちそうさま」を言い、食事に感謝しましょう。自分より小さな動物を大切に扱いましょう。ものを大切にすれば、他人の大切なものや、他人の気持ちも大切に扱うようになります。

④親の背中を見て子は育つ
思いやりは言葉だけで教えられるものではありません。「こうしなさい!」と言うより、行動を見せることが何よりも有効なのです。子ども達は両親の行動をよく見て、まねをしようとするからです。
まずは両親が人を思いやり、ものを大切にしましょう。夫婦でお互いを敬い合い、思いやり、「ありがとう」「ごめんね」などの言葉をかけ合っていますか? ものを粗末に扱っていませんか?
両親も子ども達に優しくしましょう。優しくされたことのない子は、優しさの示し方がわかりません。自分が受け入れられた、優しくされたという喜びが、思いやりの心を大きくします。頭ごなしに「ダメ!」と言うのではなく、子ども達の言葉に耳を傾け、共感することも大切なのです。

そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。

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