敬語 362

子ども達に七つの叡智を身に付けさせたいのであれば、正しい敬語を話せるように育ててください。
なるべく幼いうちから教えておかないと、一度間違った話し方を覚えてしまうと、それを治すのには時間も掛かりますし、治るまで何度も注意するのは、子ども達もうるさいと感じてしまいますし、親の方も注意するのに疲れてしまいます。
最近の小学生は、敬語が上手に使えない生徒が増えているので、教室でも注意をしていますが、家庭で敬語を教えられていないと、治すのは簡単ではありません。
結果として、毎週、毎週に注意をすることになってしまっています。

敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類があります。
それぞれの特性は、
まず尊敬語は、主語(話の相手や、第三者)を高めることで敬意を示します。相手が主語で、相手がすることを表すときに使います。
謙譲語は、主語(自分や自分の所属する組織)を低める、もしくは、目的語を高めることで聞き手への敬意を示します。自分が主語で相手に対しての自分の動作を表すときに使います。
丁寧語は、相手に対して丁寧に述べる言葉です。
「です」「ます」などの正しい言葉遣いは、習練と習慣のたまものです。だからこそ、正しい言葉の使い手は周囲からの信頼もアップします。言葉遣いに自信のない方は、苦手な部分を見つけて、強化していくといいかもしれません。
関西弁ですと、「やってはる」のように最後にハルをつけると、敬語になるそうなのですが、関東の人間にとっては敬語には取れないので、なかなか難しいと感じてしまいます。
子ども達に正しい敬語を話せるようにさせるには、先ずは父親が見本を見せて敬語の使い方を教えてあげてください。

例えば、子どもが『先生が来た~』と言ったからといって、一緒になって『先生来たね』なんて言ってはいけません。『先生がいらっしゃったね』と、正しい敬語を聞かせましょう。このときのポイントとしては、子ども達の言葉をいちいち咎めて敬語に直す必要はありません。親が正しい敬語を聞かせればいいのです。言葉を話すたびに叱ってしまうと、話すことを恐れるようになったり、ストレスから吃音になってしまうこともあるので気を付けてください。

 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。

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