準備体操 361
子ども達に充分に力を発揮出来るようにさせたいのであれば、準備体操をさせてあげてください。
準備運動の効果は、
①体温や筋温を上昇させる
身体の中で発生したエネルギーは、筋を収縮させるだけでなく、熱エネルギーとしても使われ体温を上昇させます。それにより血管が拡張し、酸素の供給もスムーズに行われるようになります。身体を徐々に動かしていくことで体温が上昇し、組織や細胞の動きを活発にし、血液から細胞の酸素の交換も早くなります。 肺や心臓への運動への適応性の向上します。
準備運動で徐々に血液の流れを促し、心臓に無理のない準備をするべきなのです。
②関節可動域を広くする
筋温が上がることで筋や腱を柔らかくすることができるため、関節可動域が大きくなります。そのため運動中の過度の伸展やねじれによる肉離れや腱断裂などの大袈裟を防ぐことができます。
③神経の伝達を促進する
ウォーミングアップで身体を動かすことで、中枢神経の興奮を引き起こし、すぐに反応できるように身体を運動の準備状態にもっていきます。
④心拍数と呼吸数を徐々に増加させる
ウォーミングアップで軽い運動から始めることで、徐々に心拍数や呼吸数を主運動に近づけることができます。そのため心臓や肺への急激な負担を軽減させることができます。
⑤心の準備をする
これから行う運動のイメージをつくり、精神的にゆとりをもって主運動に臨むことができます。
もしも子ども達がなかなか始められないときには、まずは深呼吸をさせてみます。
そして1分間の瞑想をさせると、軽いドーパミンが発生し、始められるようになります。もし瞑想をいやがるようなら、息止めでも同じ効果が得られるので、ゲーム感覚で息止めを1分間目標に、させてみてください。
また、両親が「よーい始め」と強い調子で号令をかけると、意外に子ども達は、作業をはじめますので、大きな声で号令をかけてみてください。
子ども達に準備体操をさせたいのならば、準備体操を習慣化して、準備体操から始めるのが当たり前と思わせるようにしてしまいましょう。身体が覚えてしまうと、面倒くさいとかやりたくないと考える前に勝手に身体が動いてしまうので、無駄なやり取りも必要無くなるからなのです。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。
