暗記法 337
子ども達をスペシャリストにしたいのであれは、暗記法を学ばせてあげてください。
暗記力と記憶力は、混同されがちな能力なのですが、暗記力が高いとは「新しく物事を覚える(短期記憶)ことが得意」なことを指し、記憶力が高いとは「一度覚えたことを長く忘れない(長期記憶)」ことを指します。
効率良く記憶できるおすすめの暗記方法は、
①書いて覚える 目で見て覚えようとするよりも、手も一緒に動かす方が覚えやすくなります。
②音読して覚える。脳は自分の声を一番信頼しているのだそうです。
③暗記ペン&チェックシートを利用する
④手だけでは無く、身体を動かしながら覚える
⑤人に説明することで自分がより覚える
⑥関連したものをまとめて覚える
⑦絵や動画などを利用して覚える
さらに、暗記した時から「2週間で3回以上アウトプット」すると、長期記憶として残りやすくなると言われています。
インプットだけではだめで、インプット3割に対して、アウトプットは倍以上の7割を必要とすることから、
結局、暗記はアウトプットで決まると言われます。
まずは薄い参考書で全体を把握してから、暗記は3日連続で反復し、1ヶ月後に再度見直すと脳の記憶が定着するようです。
脳には知っていることを好ましく思う、ファミリアリティ(親しみ)という性質もあります。
暗記法の一番のコツは、最終的にストーリーに置き換えて記憶することなのです。覚えるべき言葉や内容を組み合わせながら、ひとつの大きな話にまとめてしまうのです。
すると構造を持つ大きな全体像と、覚えるべき言葉や内容が全体と個という関係で上手く整理することが出来るのです。上手に整理してしまうので、引き出す時も上手に引き出すことができるようになるのです。
ちょうど大きなダンスのそれぞれの引き出しに名前を付けて、分類ごとにしまって行くのと同じような感じになるのです。この大きなタンスと分類をストーリーとしてまとめることでイメージが完全するのです。
イメージが出来ることこそが社会に出てからも、とても大切になります。
スペシャリストになるためには、膨大な量の知識・技術・経験が必要とされます。そのために必要なのは、まず暗記力を高めることなのです。
子ども達の暗記力を高める為にも、上記で説明したコツを教えてあげてください。ただ覚えようとすると、難しいとか、面倒くさいと言う感情が邪魔をして、中々暗記までたどり着かないからなのです。
卒業生達を見ても、暗記法をマスターしつしまった生徒達は自分の暗記力が高いことに全く気が付かずに、当たり前の能力として、日々を過ごしていることがわかりました。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。
