二刀流 336
子ども達をスペシャリストに育てたいならば、二刀流の経験をさせてあげてください。
二刀流は、両手(右手と左手)にそれぞれ刀もしくは剣を持って、攻守をおこなう技術の総称なのです。
左右両方の手それぞれが武器を扱うことから、二つの異なる手段をもって事にあたること、あるいは同時に二つのことを行うことを意味するようになり、二つの専門分野を持ち、それらの知識を融合させる意味にも使われます。つまりは専門分野を複数持つことを意味します。
二刀流と言う言葉を一躍世界的に有名にしたのは、MLB傘下エンジェルスの大谷翔平選手でした。今や米国でもベイブルース以来の天才選手だと注目を浴びていますが、専門性の高い投手と打者と言う二つの別々の仕事を同時に実践して魅せたことで、全米のファンをも魅了しているのです。
日本では専門分野はひとつだけと言う暗黙のルールがあるようなので、専門分野が複数と言うのは、嫌われて尊敬もされない傾向にあるようです。
経済学部を卒業して、理工学部で学び直したり、医学部に挑戦したりすると、馬鹿にされたり、鼻であしらわれることさえあるのです。
ところが欧米ではプロ野球選手が早期引退して、医者になったり、フットボールの選手が引退後に科学者になったり、法律家になったりするのは不思議では無く、むしろ新たな発明を生む可能性を評価して貰えるのです。
最近では、日本でもラグビーの日本代表だった福岡堅樹氏が早期に引退をして医学部に進学したり、柔道の朝比奈沙羅氏も医学部にしているのです。
大谷翔平選手の場合も、常識に目を瞑り二刀流を認める条件で北海道日本ハムファイターズがドラフトしたからこそ成功したのであり、エンジェルスの場合も同じく、他のチームとは違い、二刀流を真剣に受け入れてくれたからこそ今の大谷選手が在るのです。このように二刀流を成功させるには、もちろん本人のブレない意志が必要なのですが、それを受け入れてあげなければ成立しないのです。子ども達の二刀流を成功させてあげたいのであれば、先ずは家庭内で二刀流を認めて、温かく支えてあげることが必要なのです。
そして外部に対しても、二刀流を認めてくれる環境を選び、子ども達の挑戦を後押ししてあげる姿勢こそが最も成功のカギを握るのだと考えます。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。
