前頭葉前頭前野 314

前頭葉とは、ヒトを初めとする霊長類の大脳皮質は大きく発達しており、前頭葉、頭頂葉、側頭葉および後頭葉があります。
前頭葉は、中心溝より前方にある広い領域です。
最前部には前頭前野が、最後部には一次運動野があり、これらの間に、高次運動野があります。
前頭葉の各脳部位が特異的な役割を果たすことにより、認知機能から運動機能まで幅広い脳機能が達成されるのです。
その中でも前頭前野は、ヒトをヒトたらしめ,思考や創造性を担う脳の最高中枢であると考えられています。
前頭前野は、系統発生的にヒトで最もよく発達した脳部位であるとともに、個体発生的には最も遅く成熟する脳部位なのです。一方老化に伴って、最も早く機能低下が起こる部位の一つでもあるのです。
この前頭前野は、ワーキングメモリー、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知・実行機能を担っているのです。また、高次な情動・動機づけ機能とそれに基づく意思決定過程も担っているのです。
さらに社会的行動、葛藤の解決や報酬に基づく選択など、多様な機能に関係しているのです。
人間は、他の生き物よりも前頭前野が発達しており、この前頭前野を活用することで、様々な困難をも乗り越えることが可能となり、発明や進化を他の生き物よりも優位に進めることが出来るのです。
子ども達の前頭前野を鍛える為にも、子ども達の前頭前野の活用をさせることを意識して、最も効果的なワーキングメモリーのトレーニング、すなわちデュアルタスク、暗算、質の高い睡眠を心掛けてあげてください。
きっと前頭前野を上手く活用して、どんな困難も乗り越えられる人間に成長する筈だからなのです。

 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。

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