本物鑑賞 304
子ども達に鑑定士の力を付けさせたいのであれば、本物鑑賞をさせてあげましょう。
本物に接し、五感で体験することで、子ども達は本物を聞き分ける耳・見分ける目・豊かな感性を養うことが出来るようになる筈だからなのです。
もし世界一を目指し、第一線で音楽活動を目指すのならば、世界で活躍するオーケストラや音楽家のコンサートに連れ出してあげてください。CDやyoutubeで聴く音とは比べ物にならないくらいの迫力と切れの有る音が脳に直接響き渡る筈だからなのです。同じ楽器を操っている筈なのに、全く別の感覚で、まるで生き物の様に扱い、鼓動する様子は、生で鑑賞するからこそ体験出来るのです。
もしもスポーツ観戦に出掛けるのならば、必ずしも高い席でなくても充分楽しめますので、ディスカウントチケットショップ、ヤフオクやメルカリで手に入る券を確保して出かけましょう。
立見席でも良いので、本物と空間を共にすること、生のスタジアムの雰囲気を体験することこそが子ども達にとって貴重な経験となるからなのです。
TV越しに見る大谷翔平選手よりも、実際の球場で観る大谷選手の方がずっと大きく、迫力満点に感じる筈ですし、バットやホールのスピード感や音、観衆の迫力はとてもTVでは味わえるものではありませんし、同じ場所にいると言うリアルな共鳴感が好奇心をよりそそるからなのです。
美術であれば、美術館に直接足を伸ばして鑑賞をしてみてください。例えば新宿のSOMPO美術館(旧館名:東郷青児記念 損保 ジャパン日本興亜美術館)に行けば、ゴッホの《ひまわり》を生で観ることが出来ます。図鑑や写真で観るひまわりもとても立派なのですが、生で観ると立体感と迫力が更に強烈に襲いかかってくるので、その感動は一生ものの宝となる筈だからなのです。
子ども達に本物鑑賞をさせてあげるには、先ずは両親が本物を見極める眼を持ち、子ども達を一緒に連れて本物鑑賞に頻繁に出掛けることが大切になります。
いくら両親が得意な事があったとしても、世界一や日本一で無い限りは、もっとレベルが高い人達が存在するのです。それらの人々の技術や演技を直接五感で感じることは、子どもの頃の好奇心を多いに刺激し、ドーパミンが溢れ出る可能性が高いからなのです。それらを体験することで、子ども達はきっとハマるものを見つけて、必死に努力出来るようになる筈だからなのです。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。
