鑑定士

鑑定士「本物を見極められる」力があれば将来、本物が見極められる人になれます。
私の息子はベンチャー企業の仕事を始めるようになったおかげで、多くの本物と言われる人物達と会える機会が増えました。
そのなかで、ずっと会いたかった本物の登山家にも会うことができました。それが栗城史多氏です。
栗城氏は「冒険の共有」をテーマに全国で講演活動を行いながら、年に1・2回ヒマラヤ地域で高所登山を行っていました。
エベレストには、単独無酸素登頂と頂上からのインターネット生中継を目指し、2009年9月にチベット側、2010年9月にはネパール側から挑みましだが、8,000mに達することができず敗退しました。
2011年8〜10月に、前年と同じネパール側から3度目の挑戦をしましたがサウスコル7900mに達せず敗退しました。2012年10月に、西稜ルートからの4度目の挑戦も強風により敗退しました。この時に受傷した凍傷により、のちに両手の指9本を切断しました。2015年の5度目、2016年6度目、そして、2017年7度目のエベレスト登山も敗退してしまいました。2018年5月に8度目となるエベレスト登山を敢行したが、途中で体調を崩して登頂を断念し、8連敗を喫した矢先の同月21日にキャンプ3から下山中に滑落死してしまいました。まだ35歳という若さでしたので、とても残念な最期でした。
しかしながら「冒険の共有」「No Limit」という栗城氏の強い意志に息子は魅せられていました。本物の冒険家でありチャレンジャーです。
絶対に諦めない挑戦心と冒険と心を栗城氏から習得して、今も仕事に生かしています。
息子には、そんな栗城氏のspilitsを受け継いで、世界のリーダーとして活躍して欲しいです。
メディアを介して世界の人々を「ワクワクドキドキ」させることを通じて、世界に本物の価値観を伝えて欲しいのです。
それは「大和魂」を持つ日本人だからこそ、できるからなのです。

ところで、毎週火曜日にテレビ東京が放送している、なんでも鑑定団の鑑定士のように、自分の確かな目で贋作と本物を見分けられる能力は21世紀を乗り切る上で、子ども達にもとても大切です。
ですから子ども達には、そのような目を持たしたいと思います。
例えばどの人が本物で、どの人が本当のことを言っているかをしっかりと理解できれば、間違った方向に進むことも無くなるのです。
本物が分かるようになるためには、表面的な視覚だけで判断せずに、六感を使い尽くして第三の眼で感じ取っていくしかありません。
そして、その感覚を磨くためにも、幼い頃から本物に触れ合う時間をできるだけ長く与えることが、本物を見極める力をつける上での条件になります。まずは父親自身が、違いのわかる男になり、それぞれの分野で本物との付き合いを深めて、その本物を子ども達と共有して行くことこそが大切なのです。
そして、本物を実際に自分の目で見て、じっくりと研究し、またその他のモノと対比し、その違いを見つけ出すことが重要です。
加えて、その作品から湧き出る作者の情熱や、作品を仕上げる上でのエピソードやバックグランドなど、まるで生き物と会話をするように、見えないはずのその作品の内側まで、情報を吸収し、全てを見通すことができる能力を付ける必要があります。
一般の人間は、なかなか自分で目利きができません。
ですから、「誰々さんが良いというから良いと思う」、「芸能人が使っているから本物」等、まったく根拠のないものや他人の物差しを判断のよりどころにしてしまいます。しかしながら、自分自身の目と判断で本物か否かを判断できなければ、やはり本物にはなれません。
ネスレのネスカフェが1970年から「違いがわかる 男のゴールドブレンド」をキャッチフレーズに、各界の著名人が出演するTVCMを展開しました。 商品の高級感を市場に定着させるために、ロングラン・シリーズを意図して制作されたのです。そして今、「違いがわかる男」こそが、再び望まれる時代となっています。
そして「違いがわかる男」になるためには、本物と言われる人物と多くの接点を持ち、実際に本物を見て感じる、経験をできるだけたくさん行うことが大切なのです。子ども達をそのような本物に預けて習わせ、本物の友人や師匠などを増やすことこそが、一番の早道となるのです。

そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。

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