競争心 300

 子ども達に忍耐力を付けさせたいのであれば、競争心を育ててあげてください。
日本人はとかく横並び主義で、人と争ったり、競争することを良しとしない傾向にありますが、子ども達の忍耐力を高める為にも、競争心を植え付けることは大切なのです。
子ども達に競争心を植え付ける為に必要なのは、
①個性とチャレンジ精神の育成
競争に参加させる目的は個性と才能の錬磨、そしてチャレンジ精神の育成なのです。
スポーツ、音楽、勉強、さまざまな分野の競争に参加することで、子ども達は「自分は何をやりたいのか」を知ることができるからなのです。
自分の個性に気付き、能力に磨きをかけること、それを自覚させるために多くの競争を経験させるのです。
また、困難に立ち向かう力、敗北から再び立ち上がる力、失敗を恐れずチャレンジする力、プレッシャーの中で実力を発揮する力、絶対に諦めない根気強さなど、たくましい精神力を育てるには競争を体験させるのが一番良いのです。
目標達成のためにコツコツと努力する経験は、人間の資質の中で最も大切な「自信」を大きく育ててくれます。もちろん競争は一握りの勝者と多くの敗者を生み出します。だからこそ、競争と向き合う訓練をせずに厳しい競争社会に子ども達を放り出す方が、両親としては、無責任な行為となるのです。

②アメリカのような寛容な競争環境
アメリカがとても羨ましいのは、スポーツはシーズン制で、一年間に2、3の異なる競技に参加できることです。
複数競技を経験することで偏りのない運動能力を開発できると同時に、子ども達が自分の才能や好みに合った競技を見つける助けとなるからなのです。
多くの競技は、参加者の年齢やレベルによって細かく分類されており、初心者から上級者まで、自分の能力に合った競争に参加できるようになっています。
 アメリカの特徴は、両親を始め、競争に関わる人達の「勝敗へのこだわりが少ないこと」なのです。
スポーツの目的は勝つことですが、勝つために一所懸命努力したのであれば、負けても評価されます。
真剣勝負の中にも「ゲームを楽しめばよい」「負けても次に勝てばよい」という寛容さがあるので、誰でも気軽に競争に参加できるのです。
 両親が「全力を出し切ればよい」という姿勢で暖かく見守ってあげることこそが大切なのです。

③競争経験を積ませる
子ども達が自己実現を図っていくためには、競争を避けることはできません。大学受験、就職、昇進、転職と、子どもの未来は厳しい競争の連続だからなのです。
もちろん挫折もあるでしょうが、七転八起で次の目標に向かって立ち上がり、自己研鑽を怠らない精神が育っていれば、どんな困難も力強く乗り越えていくことができる筈なのです。
競争と向き合う経験は、子ども達の人生に必ずプラスの影響をもたらしてくれます。両親は競争を「社会に出すためのトレーニング」と捉え、積極的に競争の経験を積ませてあげてください。
アメリカ人のように、寛容な競争意識を持ち、負けることも悪く無い、次に頑張れば良いじゃないか、最後まで諦めさえしなければ、負けにはならないのだから、勝つまで粘り強く生きて行こうではありませんか。

 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。

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