自制心 268

子ども達を、セルフコントロール出来る人にしたいのならば、もう一度、自制心について考えてみてください。
あなたが自制心を失うとき、それは短絡的な考えに走り、落ち着いて考えてみたら絶対しないことをしてしまっています。
いきなり何か考えついて、やるかやらないか迷ったときには一旦そのことを考えることをやめて、また30分後に考え直しましょう。
そうすれば、客観的に物事を見ることができますし、自制心を取り戻すことができるからなのです。
自制心を失い、行動して引き起こす後々の失敗を考えたらならば30分なんて安いものなのです。
子ども達に対しても、全く同じように対処すべきです。もしも子ども達が迷ったならば、一旦30分待つなり、あえて寝かせてみることです。
そうすれば、自ずと自制心を保った行動をとることができるようになります。

子ども達に自制心をつけさせるには、
①子ども達の感情に入り込まない
②子ども達のマナー違反を正し、躾る。
③甘やかし過ぎない
④自分の価値観を押し付けない
⑤子ども達をひとりの人間として尊重する
⑥子ども達の行動に水を刺さない
⑦ネガティブな態度には付き合わない
以上のような姿勢が両親には求められるのですが、
これらが出来ない家庭が物凄く増えていることが、私にはとても心配でたまりません。
それが出来ない理由は、ひとえに「母親の我儘」なのだと私は考えます。母親の我儘を父親と子ども達にも押し付けてしまうと、その家庭は内面的に崩壊をしてしまいます。その結果、子ども達も我儘で、社会で上手に生きていけなくなってしまいます。
当然ながら、学業の成績や将来の職業においても、成功する確率が低下してしまいます。
しかしながら、母親達はそれが正しいと思い込んで行動しているので、我々がアドバイスをしても聞く耳は持ちません。母親こそが素直になって、自制心を持つことが出来れば、子ども達も素直で自制心を持った人間に育つ可能性が高いのだと考えます。
もしも子ども達が上手に育っていないのならば、子ども達に責任があるのでは無く、母親側の自制心に問題があると睨んだ方が、良いのかもしれません。

 子ども達に自制心をつけさせる為にも、毎日の生活の中で、子ども達自身で考える習慣をつけさせてあげてください。
即断即決は大切なのですが、エイヤーの直感だけに頼ることは絶対にお勧めできません。むしろ瞬時に正しい選択が出来る人間に育てなければなりません。
その為には、普段の生活から考える習慣を定着させなければならないのです。
考える習慣が定着する迄は、子ども達に十分な時間と余裕を与えて、しっかりと判断をさせること。
また、その判断が本当に正しかったのかどうかを、後で振り返って、必ずレビューし次に活かして行く習慣を定着させなければならないのです。
このカイゼンとも呼べるプロセスこそが、日本人らしく完成された結果を導くカギとなるからなのです。
しっかりと考えれば、そこには必ず自制心が働き、無茶なことや、無駄なことをやらなくなる筈なのです。
自制心のある行動は、周りの人達にも良い影響を及ぼし、その結果、周り人達からも信頼されるような人間となれるのです。

 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。

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