感動を与える
感動を与える「モチベーションを与えられる」力があれば将来、一流舞台で活躍できる人になれます。
リーダーの果たすべき責任の七つ目は「モチベーション」を与えることなのです。
私の息子は、東京六大学野球新人戦出場を果たし、親達にも感動を与えてくれました。親バカを言うならば、四年生になった時にレギュラーでの雄姿を、神宮球場で魅せて欲しかったのですが、息子は新人戦出場を最後に、ユニフォームを脱ぐことを決めてしまいました。
それまで父親の楽しみといえば、東京六大学野球の観戦でした。特に早慶戦の応援の華やかさは、プロ野球にも負けない魅力が有り、年間パスポートで、野球を観戦することが楽しみでした。
しかし本人が選んだ「ワクワクドキドキ」の感動は、既に存在するプロスポーツという世界ではなく、まだ見えぬインターネットの新しい未来の世界で、人々に「ワクワクドキドキ」の感動を与えるという選択だったのです。
ところで、リーダーが感動を与える為の3つのキーワードがあります。
まず第一は、叡智に圧倒されることです。
それらの叡智を逸話やエピソードとしてわかりやすいストーリーで話をした時に人は感動します。
第二は、共感を得ることです。
リーダーの説明することを自分の経験や思いと重ね合わせた時に、思いが合致する時にはホロン現象が起こります。
全体が一部と繋がり一部が全体と繋がっているという、人間の細胞と人体との関係のような共鳴の仕方です。
第三は、はみだし、つまりはその人のこれまでの経験からくる思い込みや想像を超えたときに感情は動かされます。
人がリーダーについてくるためには、夢やヴィジョンを示すのと同時に、感動を与え、心を動かさなければなりません。
口で言うのは簡単なことですが、実際に「ワクワクドキドキ」させて心を動かしてこそ、人の体も動いてくれるからなのです。
ですからリーダーは、絶えず相手の心を読んで、感動を与える方法を見つけ出さなければなりません。
そのような人間に育つためには、子どもの頃からキャンプでの感動経験や、旅行に行って素晴らしい景色を見たり、素晴らしい出会いを通して、感動が生まれる仕組みを体験しておく必要が大いにあるのです。
旅行に行って自分が感動したときの気持ち、キャンプで焚火を囲んで皆の気持ちが一つになって燃え上がったときの感動、観劇をしたときの悲しい気持ち、嬉しい気持ち、野球観戦で興奮したときの気持ち、映画を観て主人公になりきって受けた感動、動物園で初めて見た動物への感動、美味しい食べ物を食べたときの感動、初めて食べたときの感動等の自分が経験した感動全てを、相手に与えることを考えなければなりません。
子ども達が、感動を与えられる人間に成長出来るようにする為にも、ワクワクドキドキを与え続ける生活を心掛けて上げてください。
それはドーパミンがドバドバ溢れる生活のことでもあります。先ずは笑顔、そして心地良くアルファ波が出てくるような音楽、そしてハグ等でボディコンタクトの回数を増やすことが、最も効果的なので、そんな生活を心掛けてみてください。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達たちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。
