ボディランゲージ 217
子ども達にモデレーターの力を付けさせたいのならば、ボディランゲージの使い方を教えてあげてください。ボディランゲージとは、身振り手振りで意思を伝え、コミュニケーションを図ることを言います。言語を用いずに意思疎通を図る手段の一種なのです。
人は自分が思っているよりも多くのことをボディ・ランゲージから理解しています。UCLAの研究では人はコミュニケーションをする際、人のことを7%を言葉から、38%を声のトーンから、残りの55%をボディ・ランゲージから理解しているのだそうです。
ボディランゲージ解釈のポイントは、
① 姿勢から多くを読み取れる
たとえば、相手が肩をすくめた時は、何が起きているのか分かっていないシグナルなのかもしれません。
また、人に会った瞬間に、その人が偉い人であるとわかるのは、真っすぐな背筋、手のひらの向き、オープンなジェスチャーが影響しているからなのです。良い姿勢をキープすることは尊敬を集めることに寄与するのです。
②手の動き
手のひらを開いてみせるのは、正直さの表れです。
全てを隠さずに曝け出す姿勢が読み取れるのです。反対に、顔や手を繰り返し触る場合は、神経質になっていることが多いです。
③目は嘘をつく
よく親は子供に「目を見て、話しなさい。」としつけますが、嘘を隠そうとする人は、過剰に目を見つめる傾向があるようです。アメリカ人は平均で7秒から10秒目を見ます。人の話を聞くときは長めに、話すときは短めになります。もし、人を気まずくさせるくらい人の目を見る人、特に瞬きをしなかったりする人は嘘をついている可能性があるので注意しましょう。
アイコンタクトは、いい意味でも悪い意味でも、相手に対する関心を示しています。
気になっているシグナルに違いないのです。
もしも相手が、かすかな笑みを浮かべて目線を合わせてきたならば、誘惑しようとしているのかもしれません。
④眉を上げること
眉を上げることは不快感の印であることが多いようです。
眉を上げるときの感情は3つあると言われています。驚きと心配、恐れです。もし、自分と話している相手が眉を上げたら、その人は驚いたか、心配、恐怖という感情を抱いている可能性が高いのです。
もし眉間が上がっても、内側に向かって動いていなければ、恐らく見た目ほど恐れてはいないかもしれません。
⑤指差し
手を握ったり相手を指さすのは、自身の優位性を示そうとしている証拠です。
相手を直接指差す行為はマナー違反で避けるべき行為なので、注意しましょう。
また、両腕を上に伸ばすポーズは、力と達成感の表れだと考えられます。
一方で、両腕を広げた威厳ある姿勢は、リーダーシップを示します。
⑥ボディ・ランゲージをまねること
誰かが自分と同じボディ・ランゲージをしているところを見たことがあるはずです。ボディ・ランゲージをまねされることは実はいいことなのです。
人のボディ・ランゲージをまねするときは、その人と強いつながりを感じていることを示しています。そのサインは自分の会話がうまくいっているということだからなのです。相手との本当の関係性は、複数のジェスチャーの組み合わせによって示されるのです。ボディ・ランゲージからたくさんのことを学ぶことができます。特に、言っている言葉とボディ・ランゲージの違いがあるときは注意する必要があります。
⑦大げさにうなずくこと
もし、自分が何かを話して相手に大げさにうなずかれたら、それは彼らが能力を評価されていないのではないかと不安になっている可能性が高いということです。
⑧足を組む行為
足を組む行為は、相手への抵抗や拒否感を示していることが多く、交渉においては悪い兆候だと言えます。
腕や足を組むことはほかの人が言ったことへの反対ととらえることができます。腕や足で無意識にバリアを作っているからなのです。もし、相手が笑っていたり、喜んでいても、ボディ・ランゲージは真実を語ります。腕や足を組むことは精神的、感情的に目の前のことを拒絶していることを意味するのです。また、貧乏ゆすりは、不安やイライラの表れなのです。
⑨口元
一文字に結ばれた口、首元の緊張、しかめっ面はストレスを感じている証拠なのです。
また、歯を食いしばることや、眉間に皺を寄せることはすべてストレスのサインなのです。
人が言っていることに関わらず、これらのサインは不快を示すものなのです。会話が相手にとってうれしくないテーマなのかもしれません。カギは彼らが言っていることと、ボディ・ランゲージのミスマッチを見ることなのです。
⑩笑い
あなたと一緒に笑ってくれるなら、相手は多分あなたのことが好きだと言えます。
反対に愛想笑いは、口は笑いますが、目には届きません。
本当の笑顔は目にも届き、目の周りにしわが寄ります。人は自分が本当に思っていることや感じていることを隠すために笑うことがあります。もし、誰かが愛想笑いをしていたら、それは何かを隠している可能性が高いということなのです。
また、顔の表情に左右差がある場合には、感情を偽っている可能性も
子ども達にモデレーターの力を付けさせる為には、ボディランゲージを交えた会話が出来るように育ててあげてください。ボディランゲージの意味を理解する事で、会話の幅が深く広くなり、相手の本心をいち早く理解出来るようになるからなのです。
はそして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達たちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。
