モデレーター

 モデレーター「コミュニケーションできる」力があれば将来、会議の進行を管理し、参加者の意見をまとめて評価出来る人になれます。
つまりは、仲間達としっかり連携を行える能力です。
リーダーの果たすべき責任の一つ目は組織をつくることでしたが、二つ目は「調整」をすることなのです。
コミュニケーション能力は、リーダーとして必須の能力なのです。
そして上手く調整、連携をさせて行く能力、さらには外国人と上手く連携が取れる能力が期待されるのです。
私の息子には、映画を観る時には、意識的に英語版で日本語字幕が付く映画を見せるようにして育てて参りました。それは英語を聞く聴力と英会話の感覚を掴ませる為でした。英語の発音は、日本語と周波数の領域が激しく異なる為に、幼い頃から聞いていないと、その周波数を聞き取れなくなってしまうことが、研究結果でわかっているからです。
本当は、私達の時代のように中学校に入ってから英語の勉強を始めるのでは遅すぎたのです。
例えば、日本人の多くがLとRの発音を聞き分けられない理由がここにあったのです。また英語は言葉なので、必ず使うに適した場面があるのです。
ですから英語のフレーズを覚えるだけでなく、場面と一緒にセットで覚えなければ、実際に使える場面が分からないのです。
そのような効果なのか、息子は仕事で外国に行っても、場面、場面で使うべきフレーズが浮かんでくると言っておりますので、効果があったのだと信じています。

ところで、一旦旗印を上げたなら、今度はリーダーとして地道な活動を始めなければなりません。
人と人との間に入り、モデレーター、コーディネーター、仲介役となって人と人とを繋げていくのが、新しいタイプのリーダーのあり方だからなのです。
困った人と困った人の仲介、何かを探している人とその答えを持っている人とのマッチングを推進しながら、人々の輪と共鳴を拡げていくことで、新たな目標と、力が芽生えます。
ですから自分の子ども達には、誰とでも明るく対して、何か必要な人がいたら、その話を聞いてあげ、面白いアイディアが出てくれば、また別の面白いアイディアの人間とマッチングしてみることを期待してしまいます。それはあたかも、研究所で色々な組み合わせを試みて新しい製品を生み出していく過程と同じなので、是非とも推進して欲しいのです。
リーダーは直ぐに自分の利益になり、結果が出ることは難しいと考え、長い目で行動を起こす人間でなければならないのです。
ところで、リーダーになる為の第一歩は人に話しかけることなのです。
その為には、挨拶から始めなくてはなりません。
元気に大きな声で挨拶をされて、嫌な気持ちになる人は、ほとんどいません。
明るい笑顔で挨拶できれば、更に良い印象を与えられます。
私は生徒の面接指導にいつも言っているポイントは「面接は最初の1秒の笑顔で決まる」と言うことなのです。
それほど笑顔が人に与えるインパクトは大きいということなのです。
誰にでも話ができるようになるには、あまり面識がなくても直ぐに打ち解けられるようになければなりません。
そのようなことに慣れる為にも、子どもの頃からの遊びがとても重要なのです。昔は当たり前にやった、鬼ごっこや仲間遊び、公園で初めて知り合った友達とも仲良く遊んだものでした。
今では公園で遊ぶ機会が極端に少なくなり、勉強会の際には両親達から「公園でどのように遊んだら良いのですか?」という質問を受けて愕然としてしまいます。今の父親、母親自体が、公園で遊ぶ経験をしないで大人になっているので、遊ぶことの大切さ自体を知らないのが実情なのです。
街に出ると、外国人から電車の乗り換えを質問されることも良くあります。そんな状況で誰とでも話すためには、やはり英語が話せなければなりませんので、幼い頃から英語検定等を取得することも必要なのです。

ところで、物事を頼まれると断れない人は、ボランティア精神が旺盛で見返りを求めずに、人に協力してくれる、気は優しくて力持ちタイプの人間です。人が困った時に、助けてあげられる人こそが、一流の人間なのです。
W.ビアーホッフ氏らの研究によると、人の為に働ける人間とは、第一に、自分自身のことを、他者に対して思いやりがある、責任感が強く、寛大で優しい性格だと考えています。
やはり、自己イメージが、行動に与える影響力は大きいのです。自分が考えてる通りに行動するのが、人間という生き物だからです。
困っている人を助ける人の第二の特徴としては、世の中は公平であり、良いことをすれば良いことが返ってくる、悪いことをすれば悪いことが返ってくると考えている人です。
実際、この世界には、鏡の法則が流れていますので、良いことをすれば良いことが返ってくる、悪いことをすれば悪いことが返ってくるというのは、事実であり、真理であり、本当のことです。
ですから、困っている人を助ける人は、鏡の法則を実体験として知っているか、その作用を観念と知っているかのどちらかになります。
そして、第三の特徴として、社会的な責任を強く自覚しています。
社会は助け合いであり、困った時はお互い様という強い自覚がある人は、困っている人を見かけたら、すすんで助けてあげる行動をとります。さらには、自分に自信がある人も、困っている人を助ける傾向が強いです。自分に自信があると、他者を思いやる心理的な余裕ができるというのが、その理由です。
以上のように、心理学では、困っている人を助ける人には、自分に自信があり、自分は優しく寛大で、責任感、正義感が強く、他者を助ける社会的責任を果たすことにより、自分も幸せになれると考えている傾向があることが分かっています。
子ども達のモデレーターとしての能力を育てたいと考えるのならば、困っている人を見かけたならば、人見知りをしないで、話しかけてあげられるように、両親がそのような見本を見せてあげてください。困っている人を見かけた時に素直に助けてあげられるのが、日本人の良いところなのです。

 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達たちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。

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