声出し 168

 声出しは、子ども達の気力を充実させ、やる気や勇気が湧き、自信がつき、積極的な人間にします。 またストレス発散になりますので、是非とも子ども達に声出しを教えてあげてください。
声出しの3つの効果は、
①実質的効果
自分の位置や意思やサインの伝達は、チームスポーツには欠かせません。野球の外野手で言えば、オーライオーライや、ガリと叫んで、自分はここにいる!自分が取るから自分に任せてと言った、仲間とのアピールや連携に使い、メンバー同士での衝突など事故防止の意味もあります。
また、ベンチや観客席からの応援も、自分たち独自の雰囲気や空気感を作り上げ、チームとして一体感を生み出すことができます。

②リミッター解除
シャウト効果とも呼ばれますが、大きな声を出すことで、リミッターを解除する機能を果たします。
普段は力を出し過ぎないように、神経による抑制機能がリミッターとして、制限を掛けて怪我をしないように守っていますが、火事場の馬鹿力のように、いざと言う時には、自分の持てる120%の力を出せるように、自分の声で知らせたり、自分に気合いを入れるのに、声出しが役立ちます。
 特に剣道や空手、陸上のハンマー投げや、やり投げなど動作の前に大きく声を出したりしてるのを見たことがあると思いますが、この効果を狙って意図的にやっているのです。
 頭では効果を期待するつもりは無くても、気合い入れようと思ったら自然と大きな声が出てしまうものなのです。
 また、声を出すことで息を吐くので、肋骨が下がり、腹圧が増します。この効果によっても大きな力を発揮することができるのです。
練習がキツいときでも、声を出すことによって更なる一歩を踏み出すことができるのです。

③精神的効果 
 自分達の発した声によりやる気を起こさせる、言わば「自己暗示」になります。
 自分達なら絶対に出来る、出来る、出来る!
や絶対勝つぞーと、ポジティブな言葉を口に出すことで、自分やチームに暗示をかけ、やる気や集中力を引き出すことが出来るのです。
 潜在意識に刷り込むことで、自分を勇気付けて適度なリラックスを生み出し、ゾーンへと自分を導くことが狙いになります。
 一方で、大きな声を出し、迫力で相手を圧倒することで、相手をビビらせ威圧し、精神的に相手を追い込む効果を狙うことにも繋がります。
 かと言って声出しする際には、相手を中傷してはマナー違反になりますので、必ずポジティブな言葉を意識して発するようにしましょう。

声出し、発生練習のポイントは、
①鼻から息を吸い、お腹を膨らませます
②息を止めます
③口を大きくあけ「あ~」と声を出しながら、長い時間をかけて息を吐き出します
④発声の際には、口は大きくあけてゆっくり大きな声で発声します
⑤腹式呼吸を意識して、一列づつ途中で区切らないようにします
⑥慣れてきたら早口で一気に発声をします
ア・エ・イ・ウ・エ・オ・ア・オ
カ・ケ・キ・ク・ケ・コ・カ・コ
サ・セ・シ・ス・セ・ソ・サ・ソ
タ・テ・チ・ツ・テ・ト・タ・ト
ナ・ネ・ニ・ヌ・ネ・ノ・ナ・ノ
ハ・ヘ・ヒ・フ・ヘ・ホ・ハ・ホ
ヤ・エ・イ・ユ・エ・ヨ・ヤ・ヨ
ラ・レ・リ・ル・レ・ロ・ラ・ロ
ワ・エ・イ・ウ・エ・オ・ワ・オ
 以上のように、声出しは、子ども達の気力を充実させ、やる気や勇気が湧き、自信がつき、積極的な人間にしますので、是非とも子ども達に声出しを教えてあげてください。

そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。

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