親にゲームで勝つ 156

 子ども達にとって将来、親を追い越すことは自分の前に大きく立ちはだかる壁の一つとなります。
ですから、逆にたまには子ども達にゲームで負け、壁を超える悦びを体験させてあげることも大切なのです。
子ども達は、たとえそれがまぐれであっても、親に勝つことで達成感と自信が溢れ、ワクワクドキドキの気持ちを体験出来るからなのです。しかし、あまり負けすぎると親の威厳が無くなってしまうので、親も負けすぎないように頑張ってみてください。
将棋やオセロやチェス等のゲームは、手軽に家庭でも出来、しかも親が絶対に勝つとは限りません。オセロでは小学生が世界チャンピオンになったり、将棋では藤井聡太氏が、中学生の頃からトップクラスに踊り出たように、歳が若くても大人に勝つことが出来るゲームだからなのです。
世界のホームラン王として知られている、福岡ソフトバンクホークス取締役会長の王貞治氏の名言に、
「勝つ喜びを知った人ほど、悔しさも大きくなる。それは頂点に立った者にしか分からないんだ。」と言う言葉があります。
頂点に立った人間でないとわからない景色と、精神状態を体験しなければわからない、貴重な感覚が有るのだと思います。
悔しいから頑張ると言う根性は、人間を成長させる上でとても重要な要素だと考えますし、日本人にはピッタリの精神力なのだと感じます。

勝つ喜びを知る為のポイントは、
①勝つだけでは喜べない
悔しさや苦しみの上に、初めて勝利が有るのだと言うことを知ることが大切なのです。
②結果を出すまでの「プロセス」に価値を感じる
もちろん結果も大事なのですが、それ以上に努力のプロセスが大事だと言うことです。だからこそプロセスをしっかりと管理しなければならないことにも気が付かなけれなりません。
③結果を得るために「できること(行動)」に意識を向ける
自分に出来ることをしっかりと意識して、目標とスケジュールを立てることから始めてみましょう。
頭で考えるだけでは駄目なので、実際に行動に移さなければ意味がありません。
子ども達のアイデンティティを育てたいと考えるのならば、積極的に家庭内でゲームで対戦をしてあげてください。

 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さん達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。

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