折り紙 66
折り紙は、日本が発祥の文化で、日本が誇る頭脳トレーニング・ツールでもあり、世界からは憧れの的になっています。
単なる遊びでは無く、教育のツール、伝統文化として、世界中で評価をされているからなのです。
子ども達は折り紙が大好きなのです。複雑な形でもあっという間に覚えてしまいます。
夢中になって折り紙を作っていると、自然に手先が器用になり、頭も良くなるので、こんなに素晴らしい教育ツールは他にありません。日本では、幼稚園で折り紙を取り入れているケースが多いので、知らない間に能力が付いて来たことに気付か無いのです。残念ながら、保育園やインターナショナルスクールで取り入れているケースは、少ないので、差が付いてしまうことがあるのです。
そのような場合には、是非お家で折り紙をして子ども達と遊んであげてください。
折り紙は、教えるのにもコツが必要なので、親も教え方の勉強になります。最初は、YouTubeの折り紙動画を見ながら、試行錯誤でやってみることです。
折り紙は、楽しみながらやっている反面、細かな作業の繰り返しなので、手元に集中して折り続けることで、初めて完成出来るので、①集中力が必要不可欠なのです。折り紙には細かい作業があり、折り目を間違ってしまうと失敗してしまうこともあります。
複雑な作品になると慎重に折り紙の表裏を確認したり折り目の長さなども考えながら折っていかないといけません。
指先の細かな動きが子ども達の脳を刺激し、つまずいてしまった時に、あきらめずもう一度やってみようとすることで、②忍耐力が育まれるのです。
最初は親や兄弟に教えてもらったり、本を読んだりしながら、手順に従い折り始めます。そして、慣れてくると次第に完成形を想定し折ることができるようになり③思考力が育まれます。将来、数学をする年齢になったときには、ひとつひとつの論理を積み上げ証明する論理的思考力が必要になるのです。全体を俯瞰しながら進めていく折り紙では、自然と思考力を身につけられるようになります。
口述で教えてもらう場合は、どのように折れば相手と同じようになるのか、ということを考えるようになり、折り方による形の違いを理解し、どんな形になるのか、どの色を選ぶのか、色の組み合わせはどうしようかなど、完成形を想像することでも、④想像力が育まれます。 また、動作を真似して同じ動作をしようと記憶するため、⑤記憶力も育まれます。
折り紙は細かい作業が必要になります。さまざまな方向へ10本の指のどの指を使い、どのように折るのかなどを考えながら指先を動かします。
出来上がりをキレイにしたいと思った場合は、端と端をきっちりと合わせて折ることが必要になるため、上手な人の真似をしたり、自分なりに工夫したりします。このような細かい作業に取り組むことが、⑥手先のトレーニングに繋がるのです。
一般的に知られているのは、折り紙を使っていくことで⑦空間認知能力が鍛えられることです。
空間認知能力とは、視覚でとらえた距離感や奥行などを空間のイメージとして立体的に再現したりすることです。空間認知能力を鍛えるさまざまなトレーニングがありますが、折り紙は手軽で、お子さまでも遊びながら身につけることができます。
折り紙は幅広い年代で親しまれているため、保護者以外の人との⑧コミュニケーションを図るきっかけにもなります。
折り紙を通していろいろな人と触れ合うきっかけを作ることで、自然とコミュニケーション力を育むことが出来るのです。
また、近年、折り紙は海外でも注目を浴びており、日本の文化の中でも人気の1つとなっています。
外国人へは、お土産にもなるアイテムだと思います。紙風船・手裏剣・かぶと・鶴などの折り方を教えてあげてみてください。
お子さまが大きくなった時に、⑨海外交流の手段の1つとして役立てられるよう、親しんでおくのもいいかもしれません。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで、実行してやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。
