冒険 51
子ども達には、少々危険なことでも、勇気を持って始めさせてください。
何が起こるかわからないときにこそ、「ワクワクドキドキ」するからです。
その為には、外遊びが大好きな子どもに育てるのがコツになるのです。
そして、赤ちゃんのころから一緒に散歩に出かける習慣を欠かさないことが大切なのです。
散歩で外の世界をよく知って、楽しさを知っていれば、自然と外遊びを好むようになります。
公園など安全に遊べる場所を探して、できるだけ外遊びをさせてあげましょう。
そして冒険を成功させるには父親は、躊躇している時に子どもの背中を、少しだけ押してあげることが一番のポイントとなるのです。
父親が冒険の後押しをして「ワクワクドキドキ」のきっかけを積極的に作ってあげましょう。
日本人は、世界一臆病な遺伝子を持っているのではないかと言われ、たとえ成功しなくても良いので、絶対に失敗をしたく無いと考える傾向が強いようなのです。しかしながら、リスクを取らない限り成功は出来ないのです。「虎穴に入らずんば、虎子を得ず」のことわざが語る通りだからなのです。
冒険の言葉の意味は、冒険には危険があり、成功するかわからないことをあえてやってみるという意味が有り、実際に危険がある場合と、危険の程度そのもの自体がわからない場合とがあるのです。
その危険は、命の危険である場合が多いのですが、社会的地位や財産などが失われる危険もあるのです。
それに対して探検の言葉の意味は、未知の地域などに入って探り調べるということになります。そして、未知の世界には危険があることが予想されるので、危険をおかしてその場所を探るという意味でも使われることがあります。
つまり、冒険にも探検にも目的を果たすためには危険が避けられないという宿命があるのです。
ですから、危険から逃げることばかりを考えるのでは無く、むしろ危険を管理、コントロールしてしまうことが大切になるのです。
危険を管理、コントロールするには、小さな失敗体験を沢山経験する中から、危険についてのマネジメント方法を生み出して、対処して行くことが重要になるのだと考えます。
その為にも幼い頃から、冒険をいっぱいさせることこそが必要な子育てと、言えるのだと私は確信しております。
