先祖の話 22
子ども達には先祖の話をしてあげてください。
自分はどこの何者で、どのような血筋を引き継いでいるのか、どのような使命を授かっているのか、またどのように社会に役立っていけばよいのかを理解するためには、魂を吹き込む必要があるからなのです。
ですから父親が先祖について語り、どのような状況でその子が生まれてきたのか、先祖がどのようにして生きてきたのか、それらを受けてその子は何をやっていくべきなのか、何を期待されているのかを教える必要があるのです。そのようなことを教えられることも、考えたこともない人間はとても不幸だと思います。
それは、自分がどこに行くべきかの目標もわからずに、ただ太平洋の大海原をあてもなく漂っているかのごときなのです。
今自分がいる場所もわからない、どちらの方向へ流されるのかもわからない、この先どうなるのかもわからない。ただ漂い続けているばかりでは、人はとても不安で不幸だからなのです。
今更、どうしようもなく、自分から進んで何かをするわけでなく、運命に流されて行くばかりになってしまうのです。死にたくはないけど、何かをするわけでもない状況なのです。それがニートでありフリーターなのかもしれません。
もしも、父親がその子ども達に、魂を吹き込みアイデンティティを与え、先祖のことやその子がやるべきことを教えていれば、何かしらの目標ができた筈だからなのです。
何も考えない子ども達に育ててしまったのは、父親が何も教えていなかったからなのだと私は考えます。
父親が分からないのなら、実家の祖父母を訪問した際に、先祖の話をして貰いましょう。
また、菩提寺などの和尚さんに、先祖の質問をしてみましょう。仏壇の過去帳を見れば、先祖を辿ることができます。
先祖を調べる(戸籍謄本手数料1通当たり450円程度の実費)戸籍謄本/戸籍抄本は、その種類に関わらず、あなたの戸籍がある本籍地の役所でのみ取得できます。
戸籍関係証明書の取得方法は、以下の3通りになります。
(1)本人が窓口で直接取得
(2)代理人(親戚・知人)が、窓口で取得(委任状が必要です。)
(3)郵送請求/取り寄せ
その中でも、住所地と本籍地が異なりその本籍地が遠い方や、平日は役所に行く時間がない方は、郵送で本籍地の役所に申請/請求し、取り寄せる方法が大変便利です。
また、請求する戸籍に入っている本人、又はその配偶者、直系の卑属(子孫)・尊属(先祖)以外の方が請求する場合には、委任状や正当な理由が必要になりますので、注意して下さい。
この機会に、先祖について調べてみてください。
