冠婚葬祭 18
冠婚葬祭(かんこんそうさい)とは、人が生まれてから亡くなり、その後に行われるものまで含めた家族的催し物全般を指す言葉なのです。
具体的には日本古来の重要な四つの儀式、「元服」・「婚礼」・「葬式」・「祖先」の祭祀を示します。
核家族化が進み、冠婚葬祭のセレモニーに参加する機会が少なくなった現代だからこそ、命の大切さ、社会のマナー、親戚との付き合い方を子ども達に教えるのは大切なことなのです。また、自分の家系親戚にはどんな人物が居るのかを知ることは、自分のアイデンティティを高めたり、自信を付けるヒントとなるかも知れません。同じDNAを受け継いでいるのなら、同じ様なことが出来る可能性が有るからなのです。
一族の歴史秘話は、文書化されずに口伝として語り継がれることも多いので、冠婚葬祭を通じて入って来る情報は、そこでしか得られない貴重な情報かもしれません。
NHKのファミリーヒストリーという番組でも、先祖の情報を探す為に親戚からの資料や情報を探ることが、決め手になるケースが多いことがわかります。 親戚と話をすることで思わぬ事実が分かることがあるので、親戚と話をすることが大切なのだと感じます。
祖先のことを知らない人々が意外に多いのですが、音楽関係の人物の祖先を尋ねてみると、音楽関係の人物に辿りついてビックリするのですが、遺伝的な要因は侮れません。また、祖先が何らかの方法で、世の中に貢献して来た偉大な努力を知ることは、人物のエネルギーになることは間違いありません。
古代から受け継がれた伝統儀式や行事を通じて、日本の良さを感じて欲しいものなのです。
新型コロナウィルスの問題が起きたことで、結婚式も地味になり、お葬式も家族葬のような形に縮小されて来ているので、今後はさらに一族が集まるような機会も減ってしまい、貴重な交流の機会が失われてしまうことはとても残念です。
お彼岸やお盆には、是非とも祖先のお墓参りに行き自分が生を授かったことに先祖に感謝し、現在の自分の状況を報告してみましょう。
