チームワーク「和の精神を育てる」
この力があれば将来、和の精神を持てる人になれます。
日本人である以上、子ども達には和の精神を尊重できる人間に育ててください。
私の息子は小学校一年生になる前から地元の野球チームに参加し、中学生になる前に硬式野球のクラブチーム浦安リトルシニアへ進み、そこでチームワークの大切さを学んでくれました。
船橋市に住んでいた私達にとっては、浦安シニアへは越境しての入部となりましたが、とても温かく迎えて貰えました。その代わり、車で一時間以上の運転時間を要し、朝は四時半起床で試合へと遠征することも度々ありました。
一日中しっかりと練習や練習試合を行い、日が暮れると終了というスケジュールが三年間続きました。
テーマパークのすぐ横で練習していたこともあり、交通渋滞に巻き込まれると、帰宅には二時間以上を要することさえありました。
しかしながら、それだけの価値があると考えたので浦安リトルシニアに通うことを決めました。当時は立派な浦安市のグランドを使用できたこと、全国優勝の実績があったこと。また読売ジャイアンツの阿部慎之助選手という偉大な選手がOBであり、その父親がコーチでおられたこと、監督コーチやスタッフがとても熱心で尊敬できる人物であったことが理由でした。
そして実際に息子が入部して最初のポジションで教えてくれた先輩が、現在オリックスバッファローズの西野真弘選手だったのです。後輩にはヤクルトスワローズの吉田大成選手がいます。
子ども達にとっては、本物の選手たちと間近で接することが成長の一番の原動力ですし、集まった選手達のレベルもさることながら、その父親や母親の野球に対する意識レベルの高さには只々驚くばかりでした。
高校に進学すると、多くのチームメイト達が甲子園出場を果たし、それらの選手やご父兄からは、たくさんのことを学ばせて頂きました。
日本人にとってチームワークは、得意とする習慣なので子ども達にも、仲間と上手くやれる人間になって欲しいです。
人々の心の繋りこそが、大きな行動に繋り、やがては世界をも動かす力になるのです。
この世の中は、お金が全てなのではなくて、人財こそが最も重要な財産なのだと言うことに気が付いてさえ貰えれば、チームワークを大切にし、聖徳太子の和の精神で世界の人々とも仲良くして欲しいのです。
そしてスポーツ界でも日本人の大きな武器と言えるのが、「和を持って貴しとなす」、のチーム力なのです。
ロンドンオリンピックや世界陸上でも、100mX4の400メートルリレーでメダルを獲得できたことは、日本人にとって大きな希望であり、誇りなのです。
9秒台の選手がひとりも居なかったのにも拘わらず、9秒台を揃えた諸外国に日本が勝てたのです。
これこそが繊細な技術を繋ぎ合わせた日本人のチーム力でした。
たとえ、ひとりひとりの体格やパワー、身体能力は例え劣ってはいても、チームになって勝てれば日本人は良いのです。
そして日本人はこの能力を、ビジネスや社会活動にも生かし、世界の経済界をリードしてきました。
日本人は今後もその力を生かして、世界に貢献して行くべきです。日本人は幼稚園に入ると直ぐに集団での授業を行い、チームワークについて学びます。それらの体験から、どのようにしたら上手くチームのメンバーとやって行けるのかを学ぶのです。
また集団での遊びや運動を通じて、チームワークの大切さを覚えていくのです。また学校での団体行動や部活動もチームワークを学ぶ上では、大変効果的な教育です。
日本人は、日本人の伝統行事である、お月見、大晦日の伝統業を通して、また月見団子を食べる、年越しそばを食べるような伝統習慣を通じても、日本人であることをしっかりと思い出して欲しいです。
