高いコンフォートゾーン

 高いコンフォートゾーンを持ち、志を高く持てれば、将来レベルの高い人脈を持つ人になれます。
ですから、子ども達には高いコンフォートゾーンを設定して、レベルの高い親友や人脈を築いてください。
子ども達には、志が高く、高いレベルの仕事を目指している、本物の人々や「イノベーター」や「クリエイター」と呼ばれる人々の仲間をたくさん作って欲しいですし、自分もそれらの仲間に入って恥ずかしくないような人間となって欲しいのです。
私の息子が、実家を離れて渋谷区で生活をしているのも、できるだけ多くの時間を、才能ある「クリエイター」仲間たちと会話をして過ごしたいという本人の希望からなので、高いコンフォートゾーンをキープできているのだと思います。
ところで、「コンフォートゾーン」とは、日本語ですと「安全領域」ですとか「快適領域」と訳されます。
つまりは、私達がストレスや恐れ、不安を感じることがなく安心して過ごせる環境のことを表します。
もともとは、1908年に、アメリカの心理学者で、動物行動学者でもあるロバート・M・ヤーキーズ氏と、同じく心理学者のジョン・D・ドットソン氏が提唱した「ヤーキーズ・ドットソン の法則」に端を発しています。


「ヤーキーズ・ドットソンの法則」とは、わたしたちはある程度のストレスを感じていたほうが、ストレスがまったくない状態よりも作業の効率が上がるというものなのです。また心地良い状態を続けようと、脳と体が連動して、無意識にその状態を保とうとするので、結果としてその状態を保つことができるようになる安全領域のことなのです。
ですから日常生活では、レベルの高い親友を持つことで刺激をし合い、お互いが無意志の内に高いレベルでの領域を安全領域と設定することで、結果的に成長していきます。
私はよく、お父さんお母さん方から、「公立の学校ではなく、わざわざ私立の学校に行かせる理由は何なのか?」と言う質問を受けることがあります。
まさに、「レベルの高い親友を持つ事が一番の目的」なのだと私は信じ答えております。
それは単なる表面上の付き合いでは無く、本当に助け合える、中身の伴った価値の有る付き合いが重要だからなのです。
志は高ければ高い方が良く、やがてそれがコンフォートゾーンとなれば、自分を成長させてくれるとても良いことだからなのです。

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