大和魂

子供に大和魂を注入できれば、その子も将来、大和魂を子供に継承できる人になれます。
ですから、子ども達に対しては大和魂を注入してください。
私も息子に対して、大和魂とは何かを体験させる機会が充分だったとは言い切れ無いので、それが現時点での私の父親としての反省材料でありますが、私自身は父親から大和魂を自然と受け継いで来たのだと今更ながら感じています。
私達は、幸い平和な現代に生まれてきたので、武士道精神を発揮する場面はありませんでしたが、もし私が戦国時代に生きていたならば、自分の命を犠牲にしてでも家族や日本の為に戦っていたと信じています。 また悪行を行ったり、人を欺いたり、嘘を付くことも私は許せません。
子ども達が世界のリーダーとなるためには、自分自信に誇りを持ち、先祖や日本や日本人のことを正しく理解し、自分のものとしなけなりません。

 日本が世界最古の国家であること、最も古い血統や伝統を受け継いできていることは、一般的な日本人にも意外と知られておりません。
これは日本の教育の致命的な問題点なのです。
第二次世界大戦前までは、学校でも当たり前のように教わって来た「大和魂」なのですが、戦後はGHQのWGPによって、自虐的な歴史観を叩きこまれたため、多くの日本人が「大和魂」を忘れつつあります。
ですから、「大和魂」の標語を朗読することで、日本人の魂を今一度思い出すことが大切なのです。
日本の「武士道」とは、自分自身の心と向き合う「自己規律」・「精神」の強さを表す言葉であり、他者を力ずくで圧倒したり、外界に見せびらかすパフォーマンスではありません。日本の美学であり、「心の姿勢」を表す「道徳心」の集大成なのです。
刀を使い武力で闘いを行うことでもありません。
それどころか反対に、武士道精神を生かして争いや戦争を止める為のものなのです。ですから「武士道精神」を極めた日本人は、いらぬ争いや戦いは避けておこなわないのです。


武士道精神は、孔子の教えである儒教の「五常の徳」すなわち、仁、義、礼、智、信に基づいており、武士だけなく女性にも子ども達にも万人に与えられる精神なのです。
この精神の中で、人を区別・差別することはありません。この点が西洋とは大きく違います。
一般的な儒教が「道徳心」を中心としているのに対して、その教えを実践する陽明学の流れを汲んでいること、孟子の性善説に立っており、仏教の運命への服従と禁欲の精神、神道の主君に対する忠義、祖先への尊敬、親孝行といった「忠」の精神をも取り込んでいることが特徴なのです。ですから儒教には「誠」「切腹」という概念がありません。
そして武士道精神がどんなに素晴らしいからといって、お金で得ることは決してできません。また、悪党がどんな方法を使ったとしても、金品、領土、権利のように強奪することもできません。
武士の基本となる武士道精神とは、人が人として生きる道を説いています。よって無用な殺生はせず、よほどの状況にならなければ刀は抜きません。ただ刀を持っているだけでは武士とは呼べません。
階級社会の中で、人を階級で区別、差別することへの反発心から武士道精神が生まれたと言われています。
たとえ相手がホームレスであっても礼を尽くし、困っているなら情けをかけるのが武士道精神なのです。 それは生きていることへの感謝の意味もあるのです。
これこそが、武士道なのです。
武士道精神は、成文化された書物があるわけでもないのに、何百年に渡って日本人のDNAに受け継がれてきました。そして、なぜ世界が武士道精神を尊敬するのか…?
それは彼らの世界が、武士道精神とは真反対の環境であるからであり、過去どの国にも類を見ない唯一無二の精神だからです。
武士道を心得る者は、頭を下げて挨拶をし、正座をして、敬語で話をします。礼儀とマナーを守ることを、最初から全身で表現するのですから、余計な問題などはまず起こらないのです。

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